イベント 2年2組 道徳授業レポート:よりよい集団であるために

 12月2日(火)の6校時に、2年2組で道徳科の研究授業が行われました。

 集団の一員としてのあり方について深く考えました。題材は、勝利を目指す「白石さん」と、楽しさを求める「木戸さん」が対立するテニス部の危機 です。生徒たちは、それぞれの思いに共感しながら、「どうすれば仲良く、努力し合える部活動になるか」について活発に話し合いました。

◎ 生徒から出た具体的な解決策
 テニス部の危機を乗り越えるための「解決策」として、生徒たちからは、目標や立場の違う仲間が互いに支え合って共同するための、大変具体的なアイデアが出ました 。

〇厳しさ49%、楽しみ51%ではどうか 。(「勝ちたい」と「楽しみたい」のバランスを具体的な数値で提案する意見)

〇みんなで話し合う。(目標や方針について、部員全員で合意形成を図る重要性)
〇メリハリをつける練習。(やる時はやる、休む時は休むといった集中とリラックスの切り替え)
 これらの意見は、どちらかの思いを犠牲にするのではなく、「互いに歩み寄れるところ」 を探り、全員が「まあ、これなら。」と納得できる解決策を見つけよう とする生徒の真剣な姿勢を示しています。

◎ よりよい集団にするために大切なこと
 授業を通して、生徒たちは集団の充実には「個人の自覚と責任」と「相互理解」が不可欠であるという結論に至りました。よりよい集団にするために大切なこととして、以下のような意見が出されました。

〇自分のことだけ考えない 。〇全体を明るく楽しくさせる。
〇キツいときも励まし合う。
 今回の授業は、自我意識の高まりから利己的になったり、狭い仲間意識に陥ったりする可能性もあるこの時期 に、利己心や狭い仲間意識を克服し、集団の中での自分の役割と責任を自覚する ことの重要性を深く考える機会となりました。生徒たちは、この学びを学級や部活動での生活に活かし、協力し合ってよりよい集団生活を送ろうとする態度を実践してくれることと期待しています 。