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1学期終業式

 7月22日(金)に一学期の終了式を行いました。県内における新型コロナウイルス感染者の急増に伴い、放送による実施となりました。生徒代表4名が一学期を振り返り、校長先生の話、そして、各係からの諸連絡と続きました。

一学期を振り返って

1年生代表  1年2組 柳川愛莉

 中学校に入学して、約4か月が経ちました。私は中学生になって小学生の頃との違いを多く感じました。例えば、教科ごとに先生が替わることや部活動があり、生活リズムが変化したこと等、戸惑いを感じました。特に大変だったのは、学級三役の仕事です。学級三役は二分前呼びかけや注意をしなければいけなく、最初は仕事を忘れてしまうことがありましたが、今では時計を見て行動することができたり、みんなが教えてくれたりするので、とても助かっています。また、クラスがまとまってきているなと実感しています。楽しいことと言えば、部活動です。私は陸上部に所属していますが、練習や大会を重ねることで最初の頃よりタイムが自分でもびっくりするくらい縮まっていました。これからも練習を真面目に取り組み、タイムがもっと速くなるように頑張りたいです。学習面では、一学期に思うような結果が出せなかったので、夏休み中に一学期の復習をして次の実力テストでは前回の期末テストより点数や順位が上がるように勉強を頑張りたいです。私は、現在学んでいることを将来に生かして、社会で活躍できる大人になりたいと考えています。そのために、二学期以降も仲間と切磋琢磨し、様々なことを学び、挑戦していきたいと思います。

2年生代表  2年3組 坂元悠樹

 僕は一学期の2年生全体で、良かったところと改善すべきところを考えました。まず、良かったところは三つあります。一つ目は、生徒たちだけの活動ができるようになったことです。今学期は、二分前着席、立志のつどい等、いろいろなことに挑戦しました。立志のつどいでは、先生がおっしゃっていたリーダーシップ、メンバーシップを発揮することができ、無事成功させることができました。生徒だけの活動は初めてのことばかりで、不安なこともありましたが、何とかやりきることができました。二つ目は、授業態度です。2年生になって、一年生の時よりも授業態度が良くなっていると感じます。例えば、先生の話を集中して聞いたり、学習用具の忘れがなかったり、先生方も1年生の時よりも授業態度が良くなっているとおっしゃっていました。このまま続けられるようにこれからも気を緩めずに頑張ります。三つ目は、僕たち学年委員会の取組です。僕自身、学年で大変なことやくじけそうなことがありました。しかし、「今こそ立ち上がれ!」という思いでこれまで頑張ってきました。この頑張りを生かして二学期も学級委員長を続けていきたいと思います。次に改善点です。それは積極性です。僕たちの学年は積極性がありません。プリントが置いてあるとき、誰も配りません。誰かがするだろうと思って自分から行動しようとする意識がありません。だから、これからは少しずつでも自分から行動しようとする人が増えるように学年全体で取り組みたいです。僕はこの一学期を振り返って、良かったところ、改善すべきところをもとに、これからも学校生活を頑張っていきたいです。一学期いろいろなことがありましたが、めげずに学級委員長を続けられて誇りに思います。

3年生代表  3年1組 野元彩妃

 ついこの間3年生になったと思っていましたが、一学期も今日で終わりになります。そこで、一学期を振り返ってみました。私は学級委員長として授業の受け方や挨拶等を意識しました。学級委員が中心となり、クラスを盛り上げ、クラス一人一人の意識も少しずつ変わってきていると感じます。また、何と言っても一学期印象に残っているのは中学校最後の体育大会です。3年生になって初めて体育大会で自分たちの姿を家族に見せることができ、今まで以上に気合いを入れて臨むことができました。赤団も青団も団長を中心にとても盛り上がり、短い練習期間ではありましたが、成果を十分に発揮することができ、最高の思い出になりました。ただ、学習面を振り返ってみると、受験に向けてもっと勉強に力を入れていかなければいけないと思います。3年生にもかかわらず、今まで課題や宿題等、しなければならないことだけしかしていませんでした。当然自分で思うような成績を残すことができませんでした。私は将来の夢があり、それを実現するために今の勉強方法を改善する必要があると思います。受験は夏休みが勝負とよく言われます。夏休みに一日一日の学習計画を立て、目標を達成するべく生活していきたいと思っています。受験生という自覚をしっかりもって、二学期、三学期の学習に生かしていきたいです。夏休みは地域のイベントや行事もたくさんありますが、誘惑に負けず勉強を頑張ります。この一学期までの楽しかったことや辛かったこと、頑張ったこと、我慢したこと等、すべてが支えになると思うので、二学期には一学期にできなかったところを先生や友達に質問し、できるようにしていきたいです。生活面でも当たり前のことが続けられるように努力したいと思います。

生徒会代表  副会長 岡留綾香

 新学年になり、不安や戸惑いの多かった一学期が今日で終わり、明日からは夏休みです。この一学期を通して、二つの行事と生活面を振り返ろうと思います。まずは、生徒総会についてです。今年の生徒総会はリモートでの実施となりました。リモートということでアイコンタクトのような対面での確認がとれず、意見のすれ違いが出るなど問題もありましたが、学校をより良くするためにはどのようなことをする必要があるのか、どのような学校にしたいのかなどしっかり考え、意見を出し合うことができました。全校生徒が体育館に入って協議をすることはできませんでしたが、とても内容の濃い生徒総会になったのではないかと思います。次に体育大会についてです。今年度の体育大会は五十市中学校初の5月開催だった上、雨が続き思うように外で練習ができませんでした。体育館で開会式や閉会式の練習をしましたが、室内と外では感覚も全然違い自分の立ち位置を覚えるだけでも大変でした。ですが、実行委員長や副委員長、そして団長、リーダーが中心となって、全体そして各団を引っ張り、全体練習で調整し、体育大会当日は列一つ乱すことない完璧な開閉開式でした。競技の部では一人一人が全力を出し切り一つでも順位を上げられるように頑張りました。特に学級対抗リレーではみんなで力を合わせてしっかりとバトンをつなぎ、クラスの団結力を高めることができました。みなさんが一つ一つの競技に熱く参加し、戦っている姿はとてもかっこよく感動するのものでした。練習期間は短かったですが、それを感じさせない立派な体育大会になりました。最後に生活面についてです。みなさん、一学期の学校生活を振り返ってみてください。挨拶、無言清掃、無言での移動教室、休み時間の過ごし方等、自信をもってきちんとできたと言えますか。挨拶や無言清掃等、当たり前のことが当たり前のようにできるようになるにはもう少し努力が必要だと思います。一人一人が意識するだけで五十市中学校の雰囲気はもっともっと良くなります。二学期は、当たり前のことを当たり前のように誰にも負けないくらいしっかりとする「凡事徹底」を心掛けて頑張りましょう。

 

校長先生のお話

 今日は、学校の終業式ですが、1年前は東京オリンピックの開会式直前でした。スポーツの素晴らしさを実感したことを思い出します。
 さて、中体連主催の都城地区総合体育大会、宮崎県大会の応援にも行かせてもらいましたが、数々の感動する場面を目にしました。土曜日には、宮崎県吹奏楽コンクールで、吹奏楽部の演奏をお聴きしましたが、あの大舞台での堂々とした演奏に涙が溢れました。順位とか関係なく、人を感動させるのは、あなたたち自身の一生懸命な姿であることをあらためて知らされました。総合体育大会では、私が見た中で一番泣いていたのは、女子バレー部だったと思います。試合も応援させてもらいましたが、試合内容は正々堂々として、声も出ていて、素晴らしい試合でした。試合後に号泣しているバレー部員に「よく頑張った。いい試合だったよ。」と、声を掛けるのが精一杯でした。最後に報われなかった思いはしっかり思い出にして、自分たちのプレーにはしっかりと胸を張ってほしいと思っています。負けた選手達の方が絶対に多いんです。負けを認めた上で、何かを変えて頑張るしかない、そう思います。
 実は、水曜日に女子卓球部の長倉さんが校長室に一人で訪ねてきました。県大会に応援に行った私へのお礼を言いに来たそうです。彼女は、団体戦の主要メンバーでしたが、コロナ感染のために、大会をやむなく辞退しました。出場できなかった悔しさは計り知れないと思います。私と、10分弱の話の中で、長倉さんはこう言いました。「私の代わりに出場してくれた朝飛ちゃんが、地区大会から県大会まで一番うまくなっていたんです。」実際に、朝飛さんは県大会でも見事勝利を収めて、団体戦の勝利に貢献していました。
 長倉さんは、保護者が録画してくださった県大会の映像を見て、めざした九州大会には一歩届かなかったけど、充実の第3位だったとも話してくれました。長倉さんの代わりに出たこの選手は、県大会で出場しない可能性もあったのに、最後まで懸命に努力し続けた。そして、県大会直前に長倉さんの代役に抜擢され、活躍した。これは、部活動の一番大切な部分だと思いますし、それが自然にできている女子卓球部の底力だと私は思います。
 ところで、メジャーリーグで大活躍中の大谷翔平選手の高校一年生の時の夢・目標が書かれたマンダラシート(目標達成シート)を知っている人も多いのではないかと思いますが、そこに、64個の小さな目標が書かれています。その中に「ゴミ拾い」「部屋の掃除」「審判さんへの態度」を心がけることで自分に運が向いてくると彼は考えています。自分自身の人間性を高めるために、「感謝」「礼儀」「思いやり」を大切にするとも書いています。そういうベースがあって、今の大谷選手がアメリカでも絶賛される姿があるんだと思います。
 ただし、このシートは不十分なものだとも指摘されていました。より具体的な数字をたくさん入れるべきなんだそうです。例えば、一日腕立て伏せを30回する。ゴミを拾うと書くよりは、必ずゴミを一日1回以上拾う。とか・・
 最後に、100万円貯めるために最初にすべきことは何だと思いますか。・・・・貯金通帳を作るべきだそうです。貯まっていく様子が数字で記入されるのが、効果的だそうです。グラフを書くのも一つの方法でもあります。結果が目に見えることは、やる気を出させ、自分の努力が報われることを実感できます。
 この夏休み、漠然と目標を立てることなく、小さな目標を数字を組み入れながら細かく計画してみてはどうでしょう。トレーニングするなら、腕立てふせをした回数を記録したり、一日の勉強時間をグラフ化したり、新しい取組から新しい自分自身を作ってみてください。頑張りましょう。

 

九州中学総体、全国中学総体に向けて 

 先日の宮崎県中学校総合体育大会で全国大会出場を決めた柔道競技森山陽貴主将の談話です。

50㎏級優勝 中丸玲旺、55個㎏級優勝 小山田琉太、70㎏級優勝 森山陽貴

「僕たち柔道競技は、先週の県大会で優勝し、2年の小山田君、中丸君とともに8月6日から福岡県久留米市で行われる九州中学総体、そして、8月25日から福島県須賀川市で行われる全国中学総体に出場します。僕たちはこの大会のために日々努力を重ねてきました。僕たちを支えてくださるたくさんの方々へ感謝の気持ちをもって全力で戦ってきます。応援よろしくお願いします。」