学校の様子

沖縄県浦添市中学生とのへ平和交流

 12月27日(月)に行われた「沖縄県浦添市中学生との平和交流」の様子をお届けします。

 日向市と、沖縄県浦添市は、戦時中に浦添市の学童、引率教師ら約130名が、戦禍を逃れるため、日向市に疎開をしていたということで、両市が中学生を派遣し平和交流を続けています。

 この日は、浦添市の中学生10名が引率の方と本校を訪れ、太平洋戦争について学び、平和についての意見交換等をして交流を深めました。

 意見交換会を始める前に、浦添市の中学生から「沖縄戦の説明」、「疎開の実態」が発表されました。


 その後、日向市在住で、当時疎開生と暮らした経験のある甲斐誠二さんの貴重なお話がありました。甲斐さんからは、当時の大変つらかった生活やお気持ちを話され、「二度と戦争はしてはならない」と強く訴えお話しをされました。両市の生徒たちは、貴重な体験談に真剣なまなざしで耳を傾けていました。

 そして、意見交換会に移り、「これからの平和な世の中の実現のために、私たちができること」をテーマに、日向中生徒による「平和学習」の発表とワークショップが行われました。




 両市の生徒ともすぐに打ち解け合い、お互いの考えている平和についての意見やアイデアを話し合い、今後は「戦争体験者の話を語り継ぐ」等の意見が出され日本の未来を託す生徒たちがとても頼もしく感じました。

 最後に、お互いの地域の演舞や踊り~浦添市「エイサー」、日向市「ひょっとこ踊り」を披露し合い、親睦を深めていました。







 若い世代がこのような交流を深めることで、世界がもっと平和になることを、参加者全員が祈った1日でした。浦添市の皆さん、貴重な機会を設けていただきありがとうございました。