2019年9月の記事一覧
中間テスト範囲
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彼岸花
家庭学習頑張ろう!
また、家庭学習の手引きを子供たちに配布しました。ぜひご確認ください。
介護体験学習アンケートから
生徒作文から
夏休みの課題では、作文や絵画、短歌などがあります。その中から、二人の作文を紹介します。
「個人の意識で世界は変わる」
3年 井上 智夢さん
皆さんは環境問題と聞いて何を思い浮かべますか。多分、ほとんどの人が地球温暖化を思い浮かべるでしょう。しかし、今は地球温暖化の他にも様々な環境問題が起こっています。そして、そのほとんどが人間が発端となって起こっている問題です。僕は、その中でプラスチックゴミの問題について自分たちから簡単にできる対策を考えたいと思います。
まず、プラスチックのゴミ問題とはニュースでも話題の海の生き物たちがプラスチックゴミを食べてしまって死んでしまったり、苦しんでいたりする問題です。僕は、最初にこのニュースを見たときにゴミが海岸に散らばっていて罪のない生き物たちが苦しんでいたので素直に「かわいそうだ」と思いました。そこから、人間一人一人の意識だけで変わる問題なのになぜこんなに長く続くのかと思うようになり一つ一つ考えてみました。海にゴミが流れてくるのは人間がゴミをきちんとした方法で処理していないからです。そこで思い立ったのが3Rです。「リデュース」少なくする。「リユース」再使用する。そして「リサイクル」再利用するです。3Rは、この頃かなり重要視されてきて耳に入ることも多くなってきています。この3Rをよく考えてみると、すべて何らかのゴミが出ている状態の後のことを表していると思います。
僕が特に大切だと考えたのは、この3Rの外にある残りの2Rを足した5R精神です。残りの2Rとは、「リフューズ」拒絶する。と「リペア」修理する。のことです。特に「リフューズ」は、最初からプラスチックゴミを使わないようにするということです。これは、来年の4月からスーパーマーケットやコンビニでもらうレジ袋が有料化すると言うニュースを見て思ったものです。4月からどのくらいの値段かはわからないけれど無料だったレジ袋が有料になると言うのでとても驚きました。この対策として1番に挙げられるのがマイバックエコバックをいつでも持っておくということです。エコバックを持っていれば、ちょっとした買い物をした時でもその大きさに合わせて使うことができます。コンビニなどの小さな袋は、家に帰ってきても次に使う場面が少なくそのままゴミになってしまうケースが多いのですが、エコバックは何度でも繰り返し使ったりできるのでとても便利です。
僕がなぜここまでエコバックの便利さを思うかと言うと、前々からずっとエコバックを使っている人が身近にいるからです。それは母です。僕の母は、何種類もの大小違ったエコバックをいつも持ち歩いており買い物の時に使っています。時々、買い物の時に周りを見てもプラスチックバックを断っているのは母だけのような気がします。そのぐらいまだリフューズの意識は薄いのかと感じました。僕も、これからいつでもエコバックを持ち歩いて周りの人々が意識を持ってくれるようにしたいです。
次に「リペア」は使えなくなったものを修理して使えるようにすることです。これまで僕は壊れたものはすぐに捨てて新しいものをまた買っていました。例えばサッカーの破れたソックスは破れた部分を塗ればまだ使えるのにすぐ捨ててしまっていたと言うことです。まるで「塵も積もれば山となる」ということを表しているかのように今では大問題となっています。なかなか大きいものを修理することは難しいと思うのでできる範囲の身近な修理を心がけていけるようにしたいです。
これまで行ってきたプラスチック問題のプラスチックの元は石油です。日本は石油を輸入に頼っています。その石油の産出地は、主にアジアが占めています。石油の取りすぎで石油問題が起こっている中で、1人が1枚プラスチック袋を使わないだけで相当違います。日本の輸入額を減らすことができるのは、僕たちはほんの少しの意識なのです。
これまで、プラスチック問題について一つ一つ考えていきましたが、すべては個人の意識だと思います。店でコップにプラスチックストローをわざわざつけて飲むとか紙スプーンではなくプラスチックスプーンを使うなどこれはその人がその場で気づいて考えて行動すれば防げるのです。最初に戻ると、プラスチックゴミを人間が捨ててそれを魚が食べ、魚を人間が食べたとしても罪はプラスチックゴミを捨てた人間なのです。こういった問題が新たに起こる前に、みんなで気づき、考え、行動する意識へと変えていくことが生き物を始めとした全ての物や人、そして世界が変わろうとする第一歩だと思います。
「泉さんの姿に感動して」
3年 蒲生 駿さん
7月29日、僕は全国高校野球選手権宮崎大会決勝を見に行った。スタンドに一歩踏み入れると選手だけでなく応援する人たちからも緊張感が伝わってきた。僕は富島高校の応援席に座った。
いよいよ試合が始まった。富島が先取点を取った。その時、大きな歓声が上がった。応援がひときわ大きくなった。大きな太鼓の音が胸に響いた。
その日は暑く、気温は30度を超えていた。試合は富島優勢で進んでいたその時だった。ユニフォームを着た選手が、僕のそばを運ばれていった。僕は、この暑さで熱中症になったのではないかと思っていた。
そして、富島は4対0で優勝した。試合が終わりスタンドを降りると、さっき運ばれていた選手が後から急いで走ってきた。反対側からは富島の選手が駆け寄ってきて抱き合って優勝を喜んでいた。その姿を見て、僕は感動した。
次の日、宮崎日日新聞の「夢の甲子園信じていた 大会前骨折、3年唯一スタンド応援、泉さん」という記事を見つけて驚いた。そこには運ばれていった選手が映っていた。記事を読むと泉さんは大会前に骨折して大会に出られなくなった。泉さんは「スタンドは俺に任せろ」と言う気持ちでスタンドに立ち応援していた。僕はこの記事を読んで怪我のショック、大会に出られない悔しさがあったが、自分にできることをチームに貢献したいと言う思いが伝わってきた。
僕が球場で泉さんを見たとき、泉さんは顔を隠して大泣きしていた。その時僕は、なんでそこまで泣いているのだろうと思っていた。でもこの新聞記事を読んで、僕は泣いている泉さんの気持ちがわかった気がした。昨年の夏、僕は腰を疲労骨折した。医者から運動が3ヶ月できないと言われ部活ができなかった。僕は、運動ができず悔しい気持ちだった。練習に行きたくないと思い始めた時、父が練習ができないなら今のチームのためにできることをしろと言われ、僕は自分にできることを考えた。そして部活に行きボール拾い、ボール渡しや声出しなどをしてチームをサポートした。さらに体感トレーニングなどのリハビリも頑張った。早く治したい、早く運動がしたいと言う思いでリハビリを続けて3ヶ月で運動ができるようになった。
いよいよ全国高校野球選手権が始まる。泉さんも怪我を治して、ぜひベンチ入りしてほしい。僕は、テレビで富島高校と泉さんを応援したい。
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