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2023年7月の記事一覧

薬物乱用防止教室

薬物乱用防止教室を行いました。

本日の6時間目は薬物乱用防止教室の集会を行いました。
講師に高千穂保健所 衛生環境課より薬剤師の楠田絵梨さんにご来校いただき、お話していただきました。



「薬物」と聞くとドラッグや、覚せい剤、大麻などのことだと考えてしまいがちですが、普段、風邪などの時に処方してもらう薬も、容量用法を守らないことは薬物乱用に繋がるということや、薬にはなぜ、容量や用法が決まっているのか、正しく使って初めて効果が得られるものであること。そうしないことで、アレルギーや、予期せぬ体調不良などの危険な副作用に陥ることもあるとお話しくださいました。


 
特に若い年代の間で多く広まっている違法薬物である大麻について「スカッとさせたい時に飲む薬」「楽しくなれる薬」「勉強ができるようになる薬」などのさそい文句には危険が潜んでいるということや、
大麻の影響については、判断力や集中力の低下、薬物依存の危険性、記憶力や学習力における脳への大きなダメージがあることを学びました。

危険薬物については都会だけでの話ではなく、宮崎県内でも前年は危険薬物の検挙数が過去最多を記録しており、年々増加しているという状況です。
危ないところには近づかない事、知り合いや先輩、友達などの身近なひとから勧められ、断りづらく使ってしまった…なんてことの無いように、自分の「NO!」の気持ちはしっかりと伝えること、もし間違って近づいてしまったら迷わず逃げること、周囲の大人に助けを求めること、など大麻から自分を守るための行動も教えてもらいました。



生徒たちも集中して時折うなずきながら話を聞いていました。

生徒を代表し、保体給食副委員長の甲斐華蓮さんが、
「今日は私たちのために貴重な話をしてくださりありがとうございました。私は正常な人と薬物を使っている人の脳でこんなにも違いがあることにびっくりしました。もし薬物を勧められるような事があってもちゃんと断って、自分をしっかり守りたいです、今日は本当にありがとうございました。」と、お礼の言葉を述べました。


今は直接ではなく、SNSや、ネットなどから誘いを受ける可能性も十分にあります。身近かに起こりうる問題であるという事。薬物の危険性をしっかりと理解し、決して興味本位で手を出さない事。心身に悪影響を及ぼす薬物の危険性について改めて確認することが出来る集会となりました。