学校の様子

農業×リハビリ×福祉をテーマとした出前授業

  

  

11月24日(金)、宮崎保健福祉専門学校の全面的な協力をいただきまして農福連携事業を開催することができました。参加したのは、本校フードビジネス系列2年次の21名と留学生の計22名です。実際に医療や福祉の分野では、花や野菜などの栽培・管理が作業療法(リハビリ)としても活用されていることなどを紹介していただき、生徒は農業と福祉があらためて身近な存在であることに気付かされたようです。今回は、作業療法の一つでもある陶芸をさせていただきました。植木鉢を作ってもよし、茶碗や湯飲みを作ってもよし、生徒は約200g程度の材料を想い想いの形に変えていきました。土を練る時に伝わってくる土の冷たさ、指先の力加減によって容器の厚みが変化することなど、微妙なさじ加減がリハビリに活かされていることを身をもって知ることができました。また、昼食後の休み時間になりますが、入所者の方が花壇の装飾を始められるところに本校生徒が遭遇したようで、「お手伝い」と言わんばかりに自ら鍬(くわ)を持ち、一緒に花壇の整地をしたり入所者とコミュニケーションをとる場面もあったようです。本日の研修は、普段の授業で学んでいることが社会ではどのように活かされるのか理解を深める機会になりました。宮崎保健福祉専門学校の関係者の皆さま、本当にありがとうございました。