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探究
高校普通科2年「理数探究」(郷土探究) 分野別講演会(6.4)
普通科2年生対象「理数探究(通称:郷土探究)」にて、市役所各部署担当者をお招きし、「分野別講演会」を開催しました。
今年度は8分野に分かれて探究を行います。関係する都城市役所各担当部署のから2年間、生徒のサポートをしていただく担当者に来校いただき、それぞれの分野の抱える課題や、現行の取組等、ご説明いただきました。
生徒のために丁寧な資料を事前にお送りいただき、生徒も予習をした状態でお話を伺ったことで、事後の質疑応答も有意義なものになりました。生徒目線の「疑問」が、実はこれまでも取り組まれている事実であることや、実際成果が見えつつある取組であることを知ったりと、探究活動のスタートに当たり、大切な「事実・現状」を知ることができました。
今後は「思いつき」だけではない、「根拠に基づいた」アイディアを検討するために、実地調査やデータ収集を行っていきます。そのきっかけとなる大切な1日でした。
自分事として市政に関わる一員として、最終的には都城市に採用していただける提案ができると良いですね。
本日の講演内容を踏まえ、これから探究活動を進めていきたいと思います。ご参加いただいた都城市役所の皆様、ご協力ありがとうございました。
次回10月1日の「中間発表①」で、探究の途中経過を報告させていただきます。
理数科1年 霧島ジオパーク フィールドワーク(5.21)
5月21日(水)、1年理数科(82名)は霧島ジオパークフィールドワークに参加しました。霧島ジオパーク職員の石川徹様よりそれぞれの場所で姶良カルデラや加久藤カルデラの火山の歴史やそれらが都城の地質や地形に与える影響について詳しく説明を受けることができました。当日は悪天候でしたが、生徒たちは雨の影響もものともせずそれぞれの場所で生まれた問いや疑問を考え語り合う姿が見られました。
目的: 科学者に必要な資質・能力や科学的探究プロセス(テーマ設定→仮説→実験・ 観察→考察) を「体験」を通して身につける。また,次年度の SSR(スー パーサイエンスリサーチ)を見据えて霧島ジオパークをフィールドとした地元発信の「科学の種」を獲得する。
行程: 学校 → 金御岳公園 → 母智丘神社 → 関之尾の滝 → 溝ノ口洞穴 → 学校
生徒感想
〇 今回のフィールドワークに参加したことで、物を見るための視点が広がったので、これからのSRMの授業や、フィールドワークに活かしていきたいです。また、他の分野のフィールドワークにも参加してみたいと思いました
〇 初めてのフィールドワークだったが、石川さんの話をまとめたり、その場所での特徴的な所をこまめに写真を撮影するなどを心掛けられた。石川さんから教わった風景の見方を日常的に意識して生活したいと思った。何万年もかけて自然が創られ、変化していることを改めて感じた。自然と人間がいかに共存して生きてきたのかを感じた。
〇 普段はあまり理系分野の問いに興味を持つことができないけれど、今回のフィールドワークでは興味を持ち、楽しく取り組むことができた。この気持ちや体験を忘れず、これからの探究活動に活かしていきたい。
〇 今回は、フィールドワークで金御岳・母智丘神社、関之尾公園に行った。金御岳では、都城の地層に、本来水の中にある、砂岩の地層が見られ、それが傾いていることへの疑問が生じた。母智丘公園と関之尾公園では、視覚的に金御岳での疑問を解決し、シラスや都城湖などの知識を踏まえ、また新たな問いを立てることが出来た。今回のフィールドワークでは、考えさせられることが多かったが、知識をもとに、自分や友達で考察でき、楽しかった。
○都城に住んでいるけれど今回行った場所で行ったことがない場所もたくさんありもっと都城のことについて知りたいと思いました。今回、普段は観光でしか行ったことがない場所を科学的な視点で見たことによって普段何となく眺めていた場所についても疑問が生まれたり、新しい発見があったので今回のフィールドワークをきっかけに普段から科学的視点で物事を見ていきたいと思いました。また、その疑問を疑問のままで終わらせるのではなく自分で調べたり、実験したりして解決していこうと思いました。
高校普通科2年「理数探究」(郷土探究) 都城市長講演会(5.21)
5月21日(水)、普通科2年生を対象に、都城市長である池田宜永様よりご講演いただきました。普通科2年生の「理数探究」は都城市役所のサポートを受け、地域課題の解決に向けた探究活動、通称「郷土探究」を行っています。今年度の探究活動に先立ち、今回「市長講演会」で市の取組、市長の考えに触れる機会を得ました。
事前にいただいた講演資料を生徒は読み、気になるところを市長に直接質問できるというありがたい機会をいただき、生徒は市政への疑問等を積極的に質問できました。その質問ひとつひとつに丁寧にご回答いただき、その市長としての考えの深さ、広さ、早さを目の当たりにしたところです。根拠も明確、かつ論理的なご回答に、多くの生徒が納得した顔で様子でした。
これから生徒達は探究活動に入っていきます。来週は分野ごとに市役所の各担当者から課題を伺う「分野別講演会」が開催されます。今日のお話を踏まえ、次回も多くの質問が出せるほど、「自分ごと」として考えていきたいものです。
池田市長、本当に貴重な機会をありがとうございました。
理数探究基礎(統計学講座)が行われました
10月18・25日(金)、11月15日(金)の1年生の理数探究基礎の時間に、「統計学講座」が実施されました。
講座は3回に分けて行われ、来年度実施予定の郷土探究に向けて「Googleスプレッドシートの使い方」「Googleフォームの使い方」「アンケート作成」について学びました。
生徒は、ペアワークやグループワークを通して、アンケート調査を行う方法や、アンケートを実施する時の流れなどを確認しました。
今回の講座で学んだデータサイエンスサイクルを意識しながら、様々な探究活動を行ってほしいですね。
また、今後は経済産業省九州経済産業局による(地域経済分析システム)RESAS出前講座も実施が予定されています。今回得た知識をフル活用して、出前講座を受講しましょう。
StudyCafeプロジェクト 市長報告会が行われました
6月25日(火)に都城市役所にて、同報告会が行われました。
報告会の中で、池田市長から「利用者の反応も大きく、とてもいい取り組み。この経験を活かして、将来の目標に向かって頑張ってください。」と激励のお言葉をいただきました。
プロジェクトを行う中で、生徒は多くの壁にあたり、それを乗り越えられたからこそ、今回のプロジェクトが成功したのだと思います。
様々な経験をする中で、探究心とレジリエンスが育まれる良い機会になったと思います。
泉ヶ丘の後輩たちへの良い指針となる活動でもありました。それぞれの探究活動はその時、担当した生徒で完了するものではなく、後輩たちへ「知の継承」としてバトンが渡され、発展と深化を繰り返しながら研究が続いていきます。今後の後輩たちの活躍にもご期待ください。
高校2年生郷土探究(こども施策分野)が「こどもまんなか会議」に参加しました。
3/27(水)に、本校2年生9名が「都城市こどもまんなか会議」でのプレゼン発表の場をいただきました。委員の方々のあたたかいまなざしの中、郷土探究(総合的な学習の時間)での成果をその場で発表しました。
「出産後の不安をなくす!」というテーマで、企業内で互助的な保育の場を設けてはどうでしょうか、そして「子育て情報をより多くの人に!」というテーマで、インスタグラムも活用して育児情報を発信してはどうでしょうか、というふたつの発表をさせていただきました。
お呼びいただいた都城市役所こども政策課のみなさんには、日頃から本校の探究学習にご協力をいただいております。この会にお呼びいただいたことも含め、ありがとうございました!
霧島ジオパークフィールドワークに参加しました(1年理数科)
5月30日(木)1年理数科(81名)が霧島ジオパークフィールドワークに参加しました。
霧島ジオパーク職員の石川徹様より、それぞれの場所で姶良カルデラや加久藤カルデラの火山の歴史やそれらが都城の地質や地形に与える影響について詳しく説明を受けることができました。生徒たちはそれぞれの場所で生まれた【問い】や【疑問】を「地球の気持ちになって考えよう」という視座で考え語り合う姿が見られました。
目的:科学者に必要な資質・能力や科学的探究プロセス(テーマ設定→仮説→実験・ 観察→考察) を「体験」を通して身につける。
また,次年度の SSR(スー パーサイエンスリサーチ)を見据えて霧島ジオパークをフィールドとした地元発信の「科学の種」を獲得する。
行程:学校 → 金御岳公園 → 母智丘神社 → 関之尾の滝 → 溝ノ口洞穴 → 学校
【生徒感想】
〇今回のフィールドワークで、都城の歴史について、たくさんのことを学ぶことができました。自然科学について、より興味を持ったので、これからの探究活動で、深く学んでいきたいです。
〇今回のフィールドワークを通して生まれ育った都城のことを全く知らないんだなと反省しました。また、山にある地層はすべてが凝灰岩でなく砂岩なども見られることを初めて知って面白いなと感じました。次回から新たな疑問点を探し出していきたいなと思いました。
〇今まであまり興味のなかった地学分野について、面白いなと思えました。普段の授業とは違い、実際に露頭を見たりなど、体験することで得られたものもたくさんありました。今回学んだこと来年からの探究活動や、地学の勉強に活かしていきたいです。
〇楽しみつつ、都城盆地ができた経緯や、その地形がどうしてそのような形になったのかを学ぶことができた。回った4つの地点が、都城盆地が成り立つ順番に近かったので、とても理解しやすかった。地球の気持ちになって、というのが新しい視点で難しかったけどそれが答えに繋がったりしたので面白かった。
これからも本物体験を通して、感性と探究心を育んでいきます!!
普通科2年郷土探究「市役所分野別講演会」開催
5月24日(金)に、普通科2年生を対象にした「都城市役所分野別講演会」を開催しました。2年生の総探では「郷土探究」と題し、地域の課題解決型探究活動に取り組んでいきます。今年度サポートしていただくのは市役所9つの部署です。①人口減少対策【人口減少対策課】、②都城市のLINE活用【秘書広報課】、③国スポ・障スポ【国スポ・障スポ準備課】、④国際交流【国際化推進室】⑤カーボン・ニュートラル【環境政策課】、⑥若者世代から見た保育士【保育課】⑦中心市街地の活性化【商工政策課】、⑧歴史資料活用【文化財課】、⑨地域医療体制【健康課】の分野に分かれ、それぞれ地域の課題について学びました。生活はしているものの、高校生として目を留めていない領域の問題点などに対し、これからは「当事者意識」を持って向き合うなどして、課題解決の方策を1年間かけて探究していきたいと思います。いよいよ探究活動のスタートです。都城市役所の皆さん、今後ともサポートのほどをよろしくお願いします。
社会実験「Study Cafe プロジェクト」5/11~29限定スタディーカフェ開催
昨年度の郷土探究「中心市街地の活性化」から派生した取り組みの1つである「Study Cafe プロジェクト」を期間限定で開催します。
2024年5月6日南日本新聞
宮崎大学地域資源創成学部 谷田貝教授の視察および対談(2024/5/14)
高校2年探究活動「学習成果発表会」
高校2年探究活動「学習成果発表会」開催 2/28(水)@本校体育館
高校普通科2年総探「郷土探究」、理数科2年「課題研究」で1年間取り組んできた探究活動の成果発表会を開催しました。全70班による体育館での発表には、附属中3年生、高校1年生約320名の参観に加え、これまで指導に当たっていただいた都城市役所の担当者の方、連携協定を結んでいる鹿児島県立国分高等学校の先生方、県教育委員会の先生にもご参観いただきました。質問を受けることによって、調査、実験の浅さや論理展開の不十分さに気づかされる場面もありましたが、これらの経験が生徒達を成長させてくれると思います。発表も回を重ねるごとに上達するなど、生徒の成長速度の速さには驚かされます。「体験」の機会の大切さにも改めて気づかされたところです。
「探究活動」は生涯続くものです。今回獲得した探究スキルを活かして、よりよい社会にするため、よりよい人生にするため、創造を続けていきたいですね。
ご協力いただいた関係者の皆様、本当にありがとうございました。
なお、この発表会の様子は、テレビ宮崎「のびよ!みやざきっ子」で3月17日に放送予定(9:50~10:00)です。