学校長 - 宮崎県立延岡工業高等学校

　本校は、昭和１９年に宮崎県立延岡工業学校として設立されて以来、宮崎県立延岡恒富高等学校、宮崎県立延岡向洋高等学校、宮崎県立延岡工業高等学校と変遷を重ね、今年で７５年を迎える伝統校であります。卒業生は、２万２千有余名を数え、県内はもとより、全国各地で活躍しています。
　新しい時代「令和」を迎え、産業界のみならず、私たちの暮らしそのものも大きく変化しようとしています。今まで当たり前だったことが当たり前ではない社会、AI・IoTやロボティクスなどの革新的な技術が次々に展開され、あらゆる分野で、現在とは全く異なる社会に転換しようとしています。このような社会を生き抜いていくためには、人としての資質を高め、困難や課題に立ち向かい、その課題を解決していく力が必要となってきます。
　本校は、「立志」、「勉励」、「創造」の校訓のもと「生き抜く力を身につけた生徒の育成」、「確かな学力を有した生徒の育成」、「心身ともにたくましさを身につけた生徒の育成」を教育目標としています。また、学校スローガンとして「生徒一人一人が育ち、輝き、誇りを持つ延工」を掲げており、職員一同、日々教育活動にあたっています。
　平成３１年３月に本校を卒業した生徒のアンケート結果を見てみますと、「本校に入学して良かった」、「学校生活が充実していた」と回答した割合が９割以上に上り、生徒は、本校で３年間を過ごした高校生活に高い満足度を得ています。また、「先生との関係に満足している」と回答した割合は９割であり、ほとんどの生徒が先生との信頼関係を築いています。
　私たち教職員は、これからも授業・部活動・資格取得を中心に生徒を育て、本校が工都延岡に必要とされ、愛される学校であり続けたいと願っています。皆様には、今後とも本校に対するご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。