令和4年度 第4回全国水産・海洋高等学校マリンロボットコンテスト参加
12月10日(土)~11日(日)に、国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC) 横須賀本部で「第3回全国水産・海洋高等学校マリンロボットコンテスト」が開催されました。
このコンテストは、全国の水産・海洋高校の生徒が、学校の授業を通して身に付けた機械設計工作や電気理論等の知識・技術を活かして作成したマリンロボットについての、プレゼンや実技操作を競うものです。
本校では、科目「課題研究」の中で、3年B組の伊藤くん、辻くん、松本くん、堺くん、の4人がマリンロボット(水中ドローン)を作製し、代表の伊藤くんと辻くんが本コンテストに出場しました。
コンテスト種目は(1) 機体プレゼン (制限時間4分,質疑2分)(2) 実技コンテスト(制限時間5分)、
プレゼンの部、実技の部の得点合計の(3) 総合の部があります。
機体プレゼンは、PDF形式のA4サイズ以内のものをスクリーンに写し審査員の前で機体のコンセプトなどを発表し、順位が決まります。この競技は、製作の経緯やねらい、作品の特徴等をポスターにまとめ、それを発表者自身が表現(プレゼンテーション)します。
実技コンテストは、決められたコースを早く走ることと、水中にある文字の読み取りや水中のブイにタッチを正確に行うことで順位が決まります。この競技は、各自で製作したマリンロボットの操縦性、作業性、安全性、正確性を競うものです。
結果は、総合の部3位、プレゼンの部2位、実技の部7位でした。
実技の部では、昨年優勝していただけに悔しい結果でしたが、本校のROV開発のコンセプトは、「作って楽しい、誰でも作れるROVの開発」で、機体の製作に使用する材料や部品のほとんどは、ホームセンターで手軽に入手できるものを選んで作成しています。生徒の開発したROVで、総合3位、プレゼンの部2位を取ることができたのは生徒自身が興味・関心を持って機体の製作から操作練習まで積極的に取り組んだ結果だと思います。
こうした経験が、本校生徒の学習意欲の高揚につながり、将来水産・海洋分野で活躍する人材となることを願っています。