令和5年度 2B長期乗船実習

令和5年度 2B長期乗船実習

2B長期乗船実習⑬

進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子が送られてきましたので紹介します。

3月11日

今日の海況は時化と時化の中休み状態になりました。

風力4-5に落ち、ウネリ波高3m程度の海況の間に主機全開で伊豆諸島沖に寄せています。

明日昼までにどれだけ走れるかに三崎入港が掛かっています。

実習生はプロジェクト学習を開始し連日の大揺れの中でも良く学んでいます。

3月12日

昨日中に荒天準備を終えて、発達中の爆弾低気圧と遭遇中です。

午後からは南の爆風に順走として一段上の荒天運用に入ります。

実習生は通常通り当直と学習に取り組み、今日明日の作業関係は安全策で見送りです。

3月13日

小田原沖合にて漂泊し、荒天明けの各部状況確認と片付けを行っています。

実習生は機関室上段の片付け清掃を総出で行いました。

小笠原~伊豆七島沿の広い海域では今も強風と高いウネリが続いている模様です。

昨19時頃暴風となり、いつもと違う船体動揺に実習生は驚いたと思います。

教官の指示を守り落ち着いてよく対処してくれました。

 

写真1、2

朝のラジオ体操の様子です。夕食で手巻き寿司をいただきました。実習生、全員元気に船内生活を過ごしています。

写真3

機関当直の交代引継ぎもしっかりとできるようになりました。

写真4、5、6

燃料清浄機の開放点検整備実習を行いました。開放後は、一等機関士より清浄機の原理や構造について講義を受けました。実習生は、初めてみる実物の清浄機に興味津々でした。

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2B長期乗船実習⑫

進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子が送られてきましたので紹介します。

3月8日

穏やかな南太平洋の気候帯から北に出ました。

この先は次々発生発達する温帯低気圧と遭遇する荒い海です。

実習生はウェルデッキに出てストーン磨りの最終仕上げに取り組み波が打ち込む海況になるギリギリで大仕事を

終えてくれました。 

昨夕食は帰路恒例の手巻き寿司でした。実習生には、たらふくメバチを食べられるご褒美になったと思います。

3月9日

ウネリ高く、大きくピッチングする機関室で実習生は機関整備実習に取り組んでいます。

今日は燃料清浄機の分解整備でした。

思わぬミスもあった様ですが挫けず頑張っています。

大雨を伴う前線通過後、暴風は小休止しています。

伊豆諸島に近づくここから西が正念場です。

三崎水揚げ予定日がありますので、風力8が待ち構える海を通り抜け日本に向かいます。

3月10日

昨夕から向かい風強く波高7-8mとなり、一層の減速を余儀なくされています。

15日朝の三崎入港はどうにか間に合わせたいとギリギリの荒天航海を続けています。

実習生は冷凍機室で整備作業を行っています。

油津出港時からは想像できないSea legsを獲得しています。

油断せず、時化の海を乗り越えたいと思います。

 

写真1、2

ホノルル出港後は、船体の錆打ちとペンキ塗りを行いました。 

写真3、4

ストーン摺りが始まりました。実習生には丁度良い筋トレになっています。 

写真5

班ごとに研究テーマを決めて、班員と協力してプロジェクト学習に取り組んでいます。 

写真6

機関当直では、主機関の最高圧力計測実習を行っています。

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2B長期乗船実習⑪

進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子が送られてきましたので紹介します。

3月1日

本日も船体手入れ(錆止め)作業です。

追い風が穏やかになり作業環境良好です。 

税関向け個人携帯品申請書作成に入るため、生徒教室で実習生一人一人の買い物を全て点検し始めました。

ファッショングッズ、特にキャップ(NEW ERA)が定番人気アイテムです。

ハレイワのサーフショップでは本県出身の方から随分と割引して貰ったそうで、ハワイと郷土の繋がりに感謝しています。

3月2日

海況が良い緯度帯で塗装作業を終えるべく、今日は白ペンです。

相対風速がなく、体感温度が高い中で実習生も真面目に取り組んでいます。

日焼けして帰ると思います。

3月3日

度々スコールに見舞われ、風向きも変わります。

念入りに時間を掛けて、塗装作業の養生をしていたのが台無しになりましたが、実習生も根気よく乗組員教官指示の下、作業を続けています。

明日は明日の風が吹くでしょう。

3月5日(日付変更線通過のため4日は無し)

塗装作業が一山超え、残りの仕上げは乗組員です。

実習生は今日から木甲板ストーン磨り作業に入っています。

また、機関部から課題、配管図作成は作業量が相当になる様子で、教室では作業と当直の隙間時間を見つけて鋭意作図中です。 

デジタルデトックスの期間を有効活用している様子です。

昨夜、日付変更線を越して今日は日本と同じ日付に戻っています。

3月6日

例年になく東寄りの風向が安定的に続き、甲板上作業には好適です。

帰路作業計画通りに船体塗装と木甲板ストーン磨りを今日も終日実施します。

実習生は昨日から軽装を許可されて、かなり日焼けしています。

3月7日

北上し日本に近づくに従い、この時期特有の荒天に向かうサイクルに入りました。

前方の寒冷前線とその先にある発達傾向の低気圧から大きなウネリが届き始めました。

実習生のストーン磨り作業は船尾デッキに回りました。

午後はハワイ購入土産品の事前チェックを受けています。

三崎では税関からの検査にしっかり対応して貰いたいと思います。

 

写真:本校玄関(事務室前)には、進洋丸の航跡を掲示しています。ホノルル~日本間の半分を経過しています。

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2B長期乗船実習⑩

進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子が送られてきましたので紹介します。

2月25日

0900ホノルル11号岸壁着岸。

漁場から10m/s以上の向かい風の中を4日間移動しました。

港に入り風もウネリも止み、久しぶりに揺れない船となり実習生も安堵したでしょう。

内地からの手紙と、教官預けの携帯電話を受け取りとても喜んでいます。 

各家庭に連絡があると思いますので、楽しみにして下さい。

2月26日

スコールが通り抜けるたびにマウンテンサイドに虹が掛かります。

朝夕は少し寒く感じるホノルル停泊です。

後方の海友丸が出港して福島丸が入港しました。

各県実習船とも着岸時の実習生はみな笑顔です。

本船実習生は上陸許可と同時にアラモアナSCやワイキキ方面に出発し実習生区画はもぬけの空です。

2月27日

昨日、ハワイ宮崎県人会から訪船を受けました。

これからも本船を支援をしてゆきたいとの事で、ホノルル寄港を楽しみにされていました。

日本の高校生と現地高校生の交流事業を領事館が支援するとの表明が最近あったそうで、実習生の国際交流プログラム再開を期待されていました。

イースターエッグの差し入れをいただいております。

2月28日

ホノルルの最終日、スコールが時折激しく降ります。

実習生は徒歩での愛媛丸慰霊碑訪問と献花を変更しました。

出港(1900に延期)、パイロット下船後に洋上から儀礼を行います。

2月29日

昨夜1900ホノルル港を後にしました。

洋上から見る夜景は母港宮崎港から想像がつかないスケールと美しさで、実習生にとって一生の思い出になった筈です。

県人会山本会長ご家族からお見送りを受け夜の出港風景にとても感動されたとの事です。

ハワイ宮崎県人会のSNSにも綺麗な写真が掲載されるでしょう。

本日は東からの強風とウネリがある中、船体手入れ(錆び打ち)作業を開始しています。

 

写真1、2、3

念願のハワイ到着。本船はホノルルへ入港し、11番岸壁に係留しました。午後からバスに乗ってワイキキ方面へ移動し、ハワイ観光を満喫しました。 

写真4、5

クラスで食事会をしました。皆でハワイのステーキを堪能しました。 

写真6

ハワイ宮崎県人会会長よりお菓子の差し入れをいただきました。出港の見送りにも来ていただきまして、誠にありがとうございました。

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2B長期乗船実習⑨

進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子が送られてきましたので紹介します。

2月21日

千秋楽は型の良いメバチとキハダが幾つか揚がり、賑やかで慌ただしいデッキになりました。

釣元切り等、作業配置に従い実習生は片付け終了まで一所懸命に取り組んでいました。

操業期間短縮になったとはいえ、事故なく大きな山場を越えることができて、一同安堵しております。

胴ノ間で記念撮影をしていますので、教官から送られる写真にて実習生の表情をご覧ください。

速力を上げホノルルまで4日間走ります。

2月22日

北緯20度線東進は好天を想定した航路でしたが、本日は昨日と打って変わり曇天下11~12m/sの向かい風です。

時折、波の衝撃で船体が大きく振動します。

実習生はその状況が特に気にならないようで、慌ただしく漁労機器撤収や魚倉作業にとり掛かっています。

今夜中にEEZに入り脱硝装置を稼働させます。

2月23日

本日は船体石鹸洗いです。船が大きくなり洗う範囲が広くなりましたが、朝一から総出で奮闘中です。

ホノルルでは同じ岸壁に実習船3隻が並ぶので、本校のプライドを掛け気持ちを入れて取り組んでいます。

昨夜、実習生は教官準備のDVDを鑑賞しハワイの事前学習をしていました。

今夜は機関科目のテストです。

2月24日

ホノルル寄港が迫り、実習生の表情はいつになく明るく見えます。

作業・当直は通常通り行い、加えて各居室の大掃除があります。

明日午後は自由上陸を許可する予定なので担当士官から外地上陸の事前注意を丁寧に行います。

よく理解して安全に楽しく過ごして貰いたいと思います。

 

写真1

操業も後半になるにつれて、海上は時化模様。実習生は降り注ぐ波しぶきを拭いながら、懸命に揚縄実習に取り組みました。 

写真2、3

操業も千秋楽を迎えました。最終日まで大事なく、無事に操業を終えることができました。 

写真4、5

操業終了後、早速片付け作業が行われました。実習生は使用した合羽を洗浄したり、甲板上の汚れを綺麗に洗い流しました。 

写真6

機関当直では、漁獲した魚を冷凍する冷凍機の点検、計測を行っています。

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2B長期乗船実習 ⑧

進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子が送られてきましたので紹介します。 

 2月19日

操業再開しました。波高は3m越えですが、海況好転に期待して縄を入れました。

実習船隊の最後尾、ジョンストン島EEZ北西沖、過去の操業実績のない水域になります。
操業期間を無事に乗り切れるよう、最後まで総員力を合わせて頑張っていきます。

2月20日

待てば海路の日和あり。穏やかな海況の下、千秋楽を迎える事ができました。
実習生は気合十分。連日奮闘の成果で、連続して魚が揚がっても、自分の持ち場+αに目を配り
成すべき作業を見つけて動いています。 短期間集中で良く成長しました。 

写真1
揚縄開始前、乗組員、指導教官、実習生一同、甲板上に整列し23年前の実習船えひめ丸事故で亡くなられた方々に黙とうを捧げました。

写真2、3、4
操業では乗組員指導のもと、マグロを運んだり、カジキの角を切ったり、実習生たちもできることにチャレンジするようになりました。

写真5、6
機関当直では主機関停止後、主機関のクランク室点検実習が行われています。実習生はエンジン内部を隅々まで目を凝らし、シリンダに傷は無いか?、ボルト、ナット各部締付箇所に緩みが無いか?等、異常が無いか入念に点検しています。

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2B長期乗船実習⑦

進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子が送られてきましたので紹介します。

2月15日

操業規模を諸般の事情で縮小し、釣り数は五代目進洋丸から1/4程度に落としています。

今回はその中でも実習生に漁労船の厳しさと充実感を体験して貰えている様です。 

毎日のデッキ作業で疲労困憊するのか、夜間はどの居室も寝静まっており、翌日に備え各自が健康管理をきちんとしています。

熱発者対応で一同苦労した日々がすっかり過去になりました。

2月16日

警戒していた強風域に飲み込まれました。

昨日からウネリが一気に上がり、風もかなり吹いています。

荒天回避策でビンナガ水域を離れて大きく南下しています。 

今日も大揺れと波しぶきの中、一同奮闘中です。

2月17日

一昨日からの強風・大波の収束がみえず適水中。

船体を守りながらジョンストン島EEZ外側を北上しています。

天候回復を祈りつつ、凌ぎます。

他県実習船はこの荒天を前に大きく適水しハワイに寄せたため本船単独で西側に残っています。 

荒天の操業最終盤を一同頑張ります。

2月18日

減速北上、敵水2日目です。

平均風速は若干下がったものの、海面が泡立つ強風です。

船体が常に大きくローリングし船内生活にも注意が必要です。

実習生は船酔いすることもなく、当直や学習(含ハワイのガイド本)に取り組んでいます。

明日の操業再開に向け海況が落ち着くことを祈るばかりです。

 

写真1、2、3、4

操業も中盤に入り実習生は連日、延縄操業に奮闘中です。

冷凍作業では漁獲した魚を冷凍室に運搬、整理します。

 写真5、6

機関当直では主機関のスタンバイ実習や主機関のカム軸点検が行われています。

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2B長期乗船実習⑥

進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子が送られてきましたので紹介します。

2月10日

連続6回操業しましたので、今日は縄を入れず漂泊待機しながら、魚倉や急冷を片付ける冷凍作業を行っています。

周辺海域に中国系の延縄船が複数確認できる状況です。

他県実習船は300マイル南方で韓国の延縄船と競合しつつ活発に操業しています。

本船も安全第一で操業実習を継続します。

2月11日

本日、7回目操業です。

風力は5以下で安定している一方、北方からの大ウネリは収束せず。

高緯度帯では強烈に吹き荒れていると思われます。

北側にいた実習船が先に操業を終え寄港地に向かい、少し寂しくなりましたが本船は引き続き操業を頑張ります。 

実習生も一生懸命に取り組んでいます。

2月12日

今週末にかけて、次第に北風が強まり荒れ模様となる見込みです。

ビンナガの緯度帯から南下し荒天回避する必要に迫らせそうです。

新造船では左舷から波が打ち込まないない構造を取り入れ、海況が悪い時には効果が出ています。

今日も総員操業実習に取り組んでいます。

2月13日

昨日揚げ縄は本数を大きく減らしたものの、デッキに上がる魚種は製品外も含め10種程あり全ての項目を正確にカウント・記載するのは調査野帳(地方公庁船様式8号)記録係実習生が責任を感じる難しい作業です。

メバチ・キハダ・ビンナガとデッキに混在し始めると、ナチュラルハイテンションで絶叫気味な報告がブリッジへと上がってきます。

各持ち場で実習生は成長しています。

2月14日

嵐の前の静けさ(気象学上なし)か昨日から風力3の良い凪になり猛暑の中、汗だくで揚縄中です。 

本船より南方水域に集結していた他県実習船は散会し東に大きく移動しています。

本船は最後までジョンストン島EEZ外西に留まることにしました。

今日も日の出前から操業実習中です。

 

写真1、2、3、4、5

操業が始まりました。

初縄ではメバチ、キハダ、ビンナガ、カジキが次々と揚がり、甲板上は大忙し。

実習生は、投縄、揚縄、漁獲生物測定記録等、これから本格的な操業実習に入っていきます。

 

写真6

機関当直では、発電機予備シリンダヘッドの開放点検を行っています。

実習生は普段見ることができないシリンダヘッドの内部構造や部品の名称を学ぶことができています。

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2B長期乗船実習⑤

進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子が送られてきましたので紹介します。

2月6日

ジョンストン島沖漁場では珍しい微風の日々です。

以前は気象FAXに経験値を重ねて判断する他なかった太平洋上の風帯を気象シュミレーターの情報を直接取得しつつ判別できるようになりました。 

操業環境の安全を図りながら、実習を続けます。

実習生は今朝も未明から頑張っています。

2月7日

ビンナガの魚影が薄くなり中型メバチが入りました。 

実習生はブラン繰り作業が忙しい中でも、生きた魚がデッキに上がると気分が高揚するらしく、クロカワカジキ172cm(小型)に歓声を上げています。

少しでも大きめの魚に触れられるようにしたい遠洋マグロ延縄実習です。

2月8日

正午は風が落ちていましたが、次第に風が強くなる傾向です。

北東から大きなウネリが入り漂泊時も含め四六時中、船が大きくローリングする中、実習生は大盛り鉄火丼(お代わり有)を大食しています。

2月9日

5回目操業は揚げ縄開始早々から、シャチ(オキゴンドウ)食害を受けてマグロの頭がぶら下がっていました。

回避策が難しいため、東側に大きく離れることとしました。

昨夜、日付変更線を越えて西経水域に入っています。

本日は愛媛丸事故を追悼する儀礼を行います。

 

写真1、2、3

漁場目前となり、操業準備も最終段階となりました。

夕食後の学習では、ディーゼル機関(構造)の勉強をはじめました。

食事当番の食器洗いも手際よくできるようになってきました。

 写真4、5、6

操練が実施されました。

実習生はイマーションスーツ(救命用具)の役目と着用方法について説明を受け、実際に着脱訓練を行いました。

操練後は実習生歓迎会が行われました。歓迎会では乗組員と一緒に焼肉を食べながら、親睦を深めることができました。

また、歓迎会では実習生一人ずつ自己紹介を行い、皆元気よく今後の抱負を述べました。

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2B長期乗船実習④

進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子が送られてきたので紹介します。

 2月3日

本日は操業前の投縄作業説明に始まり、合羽を出す等 実習生は操業前の準備作業最終段階です。 

午後は外国航路船特有の船舶保安訓練を含む各種操練実施の後、恒例、甲板上焼肉で実習生歓迎会です。 

船酔いを克服しているので沢山食べてくれるでしょう。

 2月4日

不安定な向かい風の中を東に向いて急いでいます。

ウネリ大きく、逆潮も重なり速力は伸びません。明朝の初縄は日付変更線の西側になりそうです。

本日は全体作業なく、当直実習のみです。実習生は久しぶりにゆっくり過ごしています。

 2月4日(日付変更線通過のため日付繰り返し)

凪の海に縄を入れ、操業実習を開始しました。

この時期、遭遇することのない穏やかな海況です。

本来なら実習船船隊が全て出そろっている筈のところ感染症対策で集結が遅くなる中、本船初縄は比較的早い方になりました。

長期乗船実習最大の山場に総員で力を合わせて取り組みます。

 2月5日

初縄は揚げ始めからビンナガが続けて揚がり、実習生も大忙しでした。

コロナ以前からすると大幅に釣数を減らし小規模の縄構成になっていますが、揚げ終わりまで丸物が続き活気ある実習になっています。

今日も東の微風が吹く操業日和です。

 

写真 1、2

日本最東端、南鳥島通過。本船から見る南鳥島は、南国ムード漂う絵に書いたような南の島でした。南鳥島近海のひき縄では、カマスサワラが次々とヒットし、見学していた実習生は大盛り上がりでした。

 写真 3、4

乗組員指導のもと、操業機器の準備およびメンテナンスの真っ只中です。

 写真 5、6

真剣な眼差しで、機関室を巡視中です。制御室では、製図セットを使用して燃料配管系統図の図面を作成中です。

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令和5年度 2A長期乗船実習

令和5年度2A長期乗船実習

2A長期乗船実習 ⑯

指導教官より、実習の様子が送られてきたので紹介します。

 

 

ホノルル出港の後、船体の塗装やストーン摺り(木甲板を石で磨く)作業をしました。

 

八丈島近くでは、釣り実習。

 

税関へ申告するため、お土産品リストも作成しました。もう間もなく三崎に入港します。

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2A長期乗船実習 ⑮

指導教官より、実習の様子が送られてきたので紹介します。

 

ハワイの宮崎県人会様にハワイ島火災の救援物資を預かっていただきました。
また、お菓子の差し入れありがとうございます。

岸壁には、福岡県立水産高校が乗った海友丸と大分県愛媛県の実習船翔洋丸が停泊。
本船の出港時には、見送ってくださいました。

ホノルルでの4日間はあっという間でした。
本船は、水揚げのために、神奈川県の三崎へと向かいます。

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2A長期乗船実習 ⑭

指導教官より、実習の様子が送られてきたので紹介します。

 

ハワイ初日の様子です。ホノルルをバスで巡ります。     カメハメハ大王像です。

 

ホノルル入港時は、えひめ丸の慰霊をさせていただきます。CMで有名な「この~木なんの木」です。

 

CMで有名な「この~木なんの木」です。   両替所で日本円から米ドルに両替し、明日からの自由行動に備えます。

夕食は、皆で焼き肉を楽しみました。

 

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2A長期乗船実習 ⑬

指導教官より、実習の様子が送られてきたので紹介します。

 

いよいよホノルル入港。    クルーズ船も多くいます。クルーズ船のお客さんが手を振り返してくれました。

 

  

入港の時は、パイロット(水先人)と呼ばれる港のプロに補佐をしてもらいます。

 

久しぶりの陸。初めてのハワイ。              入国審査も終えて、いざ上陸。

 

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2A長期乗船実習 ⑫

指導教官より、実習の様子が送られてきたので紹介します。

 

操業も終わり、ホノルル入港に備えます。         操業で使った物をきれいに片づけます。

びっくりするくらいの厚着は、マグロを保存している冷凍庫内に入るから。

航海士によるテストなどもありました。

 

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2A長期乗船実習 ⑪

指導教官より、実習の様子が送られてきたので紹介します。

 

 進洋丸での、作業・学習・休み時間・食事当番などの風景です。

 

 進洋丸での、作業・学習・休み時間・食事当番などの風景です。

 

 進洋丸での、作業・学習・休み時間・食事当番などの風景です。

 

 先日、神奈川県の実習船「湘南丸」とすれ違いました。
実習船同士がすれ違う時は、近距離をゆっくりと通り、帽子や手を振りあいます。

 

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2A長期乗船実習 ⑩

指導教官より、実習の様子が送られてきたので紹介します。

 

操業の日数を重ねるにつれて、手際がよくなってきました。

千秋楽(操業最終日)の集合写真です。無事に操業を終える事ができました。

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2A長期乗船実習 ⑨

 

 指導教官より、実習の様子が送られてきたので紹介します。

 

ブリッジで、天測の実習です。

 

太陽の高度を六分儀で測り、船の位置(緯度)を求めます。

精度を高めるように頑張って練習中~

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2A長期乗船実習 ⑧

指導教官より、実習の様子が送られてきたので紹介します。

 

揚縄作業やエサ解凍作業の様子を紹介します。

 

 

 

捕れたマグロの一部は船内で振舞われます。         最高の美味しさに感動。

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2A長期乗船実習 ⑦

進洋丸船長、指導教官より、実習の様子が送られてきたので紹介します。

9月29日

操業実習を開始。寒冷前線が接近通過し荒れた海に縄を入れました。
海況・天候の回復を祈りつつ総員で安全操業を心がけます。

9月30日

初縄は縺れながらも無事に揚げ終えました。 昨日は終日ウネリ高い中、実習生はブラン繰り練習の成果を発揮して、戸惑いなく揚げ縄作業をしていました。昨日の不漁にくじけず2回目操業中です。

9月31日

日付変更線を東に抜けて、操業水域を大きく変えました。 
北方の低気圧が猛烈に発達し本船付近まで大きなウネリが入るため、ローリング激しい海況ですが、漁況好転を願って操業実習を続けます。

初縄(マグロ延縄漁の初日)の様子です。日の出前から縄を入れ始めます。初縄では、漁具をお神酒で清めます。

そしてその日の昼から揚げ縄。(その様子はまた後日)

昼食は、鯛や赤飯。写真は盛れていませんが、おいしかったです。

 

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令和4年度 2A長期乗船実習

令和4年度 2A長期乗船実習

2A 長期乗船実習修了式

11月1日、8時30分宮崎港に進洋丸が帰港しました。

実習生は一回りも二回りも成長した姿で帰ってきました。長期乗船実習の経験を生かし、学校生活、進路選択の

1つにしてほしいと思います。あいにくの雨模様で、船内での修了式となりました。

5代目進洋丸、和田機関長最後の航海となりました。進洋丸は18年、和田機関長は35年間、お疲れ様でした。

 

 

 

 

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2A 長期乗船実習⑳

進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。

10月30日

寒冷高気圧の中にすっぽり入り、時々冷たい風が吹くものの朝から快晴です。
実習生は今まで通りの上陸制限下にあっても、目の前にあるショッピングモールで買
い物を楽しんだようです。 実習生のご家族とドック監督で佐世保勤務中の一航士一機士に
見送られて間もなく離岸し、逆風と荒天が待つ日向灘を目指します。

10月31日

佐世保港向後埼を出ると直ぐに北寄り強風となりました。予報通り、佐多岬以降は逆
風強くウネリを乗り越えての北上進路でしたが、実習生は余裕の表情です。
日向灘の風波を避け港内投錨泊し清掃と居室最終検査をし下船に備えています。

 

1,2. 最後の寄港地、佐世保に入港!現在建造中である第6代進洋丸の見学のため、前畑造船を訪問しました。

 

 

3. 造船所について、進洋丸一等航海士に説明をしていただきます。  4. シン・進洋丸

 

5~9. 建造中の船の内部を見ることができたのは貴重な経験でした。造船所のスケールと技術力に脱帽です!

 

 

 

 

11. 昼食の佐世保バーガー。美味です。

 

12. 寄港地岸壁ラジオ体操も、ここが最後です。

  

13,14. たくさん学んだ佐世保を出港!そして、遂に…本船は、進路を宮崎に取りました。

 

15,16. 作業班は最後まで頑張ります。進洋丸に感謝し、機関室のプレート磨きです。

 

17. 実習初日にもしたデッキ流し。あの時よりも、実習生達の表情もブラシを握る手も、たくましくなっていました。

 

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2A 長期乗船実習⑲

進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。

10月27日

1400関門T.R.in予定。周防灘を順調に西進中です。周囲に航行船舶・変針目標多数。
ETAや主機回転調整等々の引継ぎ事項がてんこ盛りとなり、実習生は頭の整理に追わ
れています。
しかしながら、9月の宮崎出港直後に同じ水域で実習していた頃と比べて状況把握能
力は格段に向上しています。緊張の沿岸航海が今日も続きます。

10月28日

0900前畑造船所に着桟しました。斜路上、未塗装の6代目進洋丸の大きな船体が間近です。
現船から新船に移設する大量の漁具類移設をドックがご厚意で段取りしてくれました。
実習生は乗組員と一緒にその作業を行い、昼は新船の見学です。夕方を前に同じ佐世
保港内の新みなと岸壁にシフト予定です。暖かく穏やかな1日になりそうです。

10月29日

日和良く、新みなと岸壁前はローカルな物産展で賑わっています。
港内付近水域では見慣れない艤装の大型米海軍艦や海自護衛艦が多数活動中です。
実習生は午後から行動制限とセットの上陸許可となり、お土産を買いに上陸しています。
佐世保港は同じ九州でも宮崎港とはまた違った景色と空気感があります。

 

 

 1~3. 早朝に明石海峡大橋通過!

 

 

 

4~6. 日中は瀬戸内海での航路見学。瀬戸内海は船の往来が多く、複雑な航法があります。 

 

 7. 船橋でも厳重な見張りを行います。船乗りを目指す生徒にとって、とても良い教材です。

8. 夜航海も頑張っています。

 

9~11. ボースンストアの移設備品等を整理しました。掘り出し物がたくさん!最後の航海ならではの作業です。

 

                       12. 実習も大詰め。宮崎までに残った課題を終わらせねば・・・!

 

13、10月誕生の生徒の誕生会を行いました!みんなサプライズが大好きですね。

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2A長期乗船実習 ⑰

進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。

10月20日

他県実習船の水揚げ入港が続いています。本船は魚揚げ台前からシフトし終え本日は
停泊です。舷門当直の実習生に聞くと、昨日の水揚げ作業中に仲買人から聞いた話として他県よ
り本船が魚を沢山持っていたらしく、彼らも嬉しかったそうです。生産の喜びを感じたのでしょう。

10月21日

午前中に えひめ丸が出港した後、薩摩青雲丸が入港水揚げしました。
本船は1300三崎出港予定です。 浦賀水道航路と中ノ瀬航路の学習は本日から明
朝に変更し相模湾にて魚艙洗い作業の予定です。 昨日から移動性高気圧にすっぽりと包まれて
穏やかな快晴です。

10月22日

ディズニーシーの真ん前(東京湾最奥部)に投錨しました。夜は夜景と花火が見られ
るでしょう。実習生は午前中、浦賀水道航路~中ノ瀬航路を学習しました。午後は非常操舵訓練を
実施します。昨日の三崎出港では、薩摩青雲丸実習生と乗組員から盛大な見送りがあり、登舷礼を
する実習生は感動の面持ちでした。

10月23日

0900晴海埠頭着桟しました。東京西航路からレインボーブリッジを始めて通り抜け高
層建築群と複雑な港湾施設に囲まれる京浜港の風景を間近に見る航路は実習生にとって大きな
刺激となったでしょう。 昨夜のプロジェクト学習発表会では8班全て発表の手際が良く、とても
聞き取り易く工夫がされていました。作業、当直、学習と忙しい中で実習生は良く取り組んだ結果
です。

 

1~4. 神奈川県の三崎入港。

 

 

 

5~7. 水揚げの様子を見学。自分たちで獲ったマグロが吊られているのを見て、実習生は歓声を上げています。

8. 校長先生も来てくださいました。

 

9. 上陸して朝日に照らされてラジオ体操。散策では、久し振りのコンビニに喜んでいました。

10. 三崎出港。他県の水産高校実習生に見送りしていただきました。

 

11. マグロを冷凍保管していた魚艙を洗いました。18年間お疲れ様でした。

 

 

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2A長期乗船実習⑯

進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。

10月17日

 昨日午後は鳥島近辺での実習を準備していましたが、諸般の事情で(英文ログブック
テスト)ストーン磨り続行となりました。その分、木甲板は上から下まで新船の様になってい
ます。八丈島を北に越えて、気候帯が変わった様です。次第に日本の冬空となってきました。

 10月18日

八丈島から伊豆七島沿いを北上し、相模湾に到達しました。 未明に伊豆大島で寒冷
前線を潜り抜けた後、冬空となり気温が一気に下がりました。
明朝は三崎入港水揚げとなるため、ホーサー類S/B、ホイストとアンテナワイヤー降
ろし準備を済ませました。実習生はプロジェクト学習の取りまとめにも取り組んでいます。

10月19日

0900三崎に入港しました。午前中に水揚げと給水を終え、昼から岸壁シフトとなりま
す。宮崎から校長先生はじめ多くの方々のお出迎えとお言葉をいただき、実習生も嬉しい
だけではなく晴海~佐世保~宮崎の帰路航海に向けて気を引き締めています。沿岸航海もご支援を
宜しくお願いします。

 

 1~3. ストーン摺りも大詰めに入っています。

 

4. ストーン摺りっぽいですが、これは二等航海士に全員腕立て伏せの指南を受けているところ。 

5. ISPS操練。近くにミサイルが着弾したことを想定した訓練です

 

6,7. 伊豆諸島の孀婦岩近くで鹿児島県の「薩摩青雲丸」、鳥島沖で宮城県の「みやぎ丸」と遭遇。

   他県の実習船と実習生同士で通信も行いました。

  

8. 冷凍室の板出しの様子              9. 2Aの仲良しガールズ

 

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2A 長期乗船実習⑮

進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。

10月15日

0900通船が舷門横付。実習生始め40名弱が二見港に上陸開始しました。
待望の上陸に満面の笑顔でした。父島錨泊を上陸で締めくくることができ、良き思い
出になるでしょう。
隣に仮泊中だった「えひめ丸」が先に抜錨し本船直近まで寄せてくれましたので両船
総出で手を振り汽笛吹鳴し帰路航海の安全を祈念しました。
1730抜錨しソウフ岩経由で三崎向け北上します。 熱低2つは奇跡的に小笠原南方で
東西に別れました。

10月16日

昨夜1730、父島を後にしました。ソウフ岩を経由し北上中です。
偶然が重なり本船含め4隻の実習船が集合しました。一隻は函館寄港予定がミサイル
警戒態勢となり断念せざるを得ず、南下航海に変更との事。全船内航であっても国際情勢の影響
を受けています。
父島に続いてソウフ岩でも他県と一緒になり、実習生の学習意欲を刺激してくれました。
専攻科女子実習生から本船女子に無線連絡があり交流を深めました。写真をご覧下さい。

 

1~7. ストーン摺りは続きます。大変な作業ですが、船が綺麗になっていくのを実感する毎日です。

 

 

 

 

8. 愛媛県立宇和島水産高校の「えひめ丸」に遭遇。本船のすぐ近くで錨泊していました。

 

9~11. 遂に小笠原上陸日!実習生は通船での移動中も、笑顔がこぼれています。

 

12,13. 待ちに待った小笠原の地!土を踏むのは40日ぶり!

 

14~16. 小笠原で各々の時間を楽しむ実習生達。陸の有り難みを痛感すると共に、良いリフレッシュになりました。

 

17. そして抜錨して小笠原を発ちました。進路を三崎に向けます。

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2A長期乗船実習 ⑭

進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。

10月13日

 走錨を警戒しながら避泊継続中。陸に手が届きそうなところまで寄せていますが13
m/sまで吹き上がりました。発達中の熱低がそのまま西に抜けてくれるのを祈っています。
昨夕食ステーキ会は盛会でした。MC髙岡きんに君が音頭を取り、閉会は円陣の大合唱
にて実習生の青春の1ページを飾ることができました。思わずウルッとしている女子二名
の姿が脳裏に焼き付いています。
本日は感動もつかの間、教官の熱い指導の下、ストーン磨り作業に汗を流しています。

10月14日

日の出から雲が飛ばなくなりました。隣に避泊中のガット船は早速揚錨し内地向け北
上しています。
早朝に えひめ丸 薩摩青雲丸 をAISで補足しました。適地は限られますが、不規
則な突風も止み実習船3隻が視野内に錨泊となるかもしれません。各船実習生に良い刺激になるで
しょう。本船でも他県に負けないよう朝のラジオ体操から元気に取り組んでいます。

 

1. 船体整備実習①:錆打ち             2. 船体整備実習②:塗装 

 

 3~10. 船体整備実習③:ストーン摺り。石で古い木甲板を削ります。休憩中はぐったりするほどの大変な作業です。

 

 

 

 

 

 

 

 11. 遂に小笠原に到着!久し振りの陸を見て感動する実習生たち。

12. 上陸は数日後。小笠原沖に仮泊します。

 

 13~20. 海技免状取得に必要な救命講習。救命艇の操船や、船からの安全な飛び込みを学びます。

 

 

 

 

 

 

 

21. 二等航海士と通信長と学科主任。同期の仲良し3人組。   22. 通信長による講義中。

 

23~27. 小笠原に無事到着したことを記念して、これまでの航海の慰労と今後の航海の安全祈願を兼ねた焼肉会を行いました!操業前に続き、2回目の食事会です。

 

 

 

                     28. カラオケ大会も多くの実習生が歌い、大盛り上がりでした。

 

29. 最後には進洋丸のテーマソング「栄光の架橋」を、全員で円陣を組みながら歌いました。歌詞が染みる・・・。

 

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2A長期乗船実習 ⑬

進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。

10月11日

緯度が下るに従い、気候帯が変わりました。高温多湿のため甲板作業は皆汗だくです。
熱帯低気圧の動静を最大限警戒しつつ航海を進めます。南方の等圧線が次第に密に
なって来ました。
実習生は胴の間ストーン磨り中。かつて帆船日本丸で木甲板手入れを仕込まれた大﨑
教官が実地で指導中なので、全力で取り組んでいます。夜の講義時間(本日船長)には電池
切れ確実でしょう。

10月12日


熱低が発達したのか、本日は曇天。ウネリが上がる前に父島島影に逃げ込み投錨しました。
陸上地形の影響で風速2-9m/s、風向風速が全く定まりません。午前中は天候悪化
の前に救命講習を実施しました。
透明度高く熱帯魚の泳ぐ海での飛び込みやボート操縦訓練は中々贅沢な内容です。
夕方は事務部サプライズ企画、実習生の日々の頑張りをねぎらい甲板上でステーキ食
事会をします。

 

1~3. 日本に向けて復航を開始!操業で使った合羽や救命胴衣をきれいに洗浄します。

 

 

 

4,5. 使った枝縄や釣針も収納。

 

6~10. 復航作業は船体整備が主になります。今日は船体洗いをしました。

    実習生もずぶ濡れになりながら、進洋丸18年に感謝を込めて磨きます。

 

 

 

11~12. 神奈川県立海洋科学高等学校の『湘南丸』とすれ違い、実習生同士で手を振り合いました。

   同じく日本を遠く離れ、海に学ぶ同志と会えて、実習生はふんどしを締め直した気分でした。

 

13. 小笠原の上陸可否をかけた航海士からの課題テスト。結果やいかに・・・

14. 学校ではあまり話さなかったクラスメイトとも、多くの時間を共有し仲が深まっていきます。

 

15. 昼食がなんとハンバーガー!実習生も大喜び。

 

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2A長期乗船実習 ⑫

進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。

10月7日

昨夜、無事に千秋楽の縄を揚げ終えました。胴の間にて記念撮影をしていますので、
教官から送付された画像をご覧下さい。皆一様に満たされた笑顔で写っています。 
本日は操業で汚れた合羽保護具を洗っています。追い風と連れ潮が帰路航海の船足を
伸ばしてくれています。

10月8日

南西方向に低気圧の初期状態と思われる等圧線の「折れ」が出来はじめ先行き不穏な
雲行きになりました。時間的余裕を入れて帰路に就いたので、往路の様な延着にはならない計
画です。今日から省エネ優先して減速して行きます。
08-12当直班は子午線正中時計算を完了できず全没。操業期間、当直と講義で指
導してきた三航士(先輩)の面目を見事に潰しています。4級海技士筆記免除の道は険しいです。

10月9日

昨日1500頃、偶然に偶然が重なり実習船湘南丸とピンポイントで近接遭遇しまし
た。湘南丸は三崎再出港し漁場向け東航、本船は父島向け西航。
ウネリに向かって大きくピッチングする湘南丸を間近に、全実習生が手を振り旗旒信
号とロングホーンで見送りました。台風11号と13号を連続で回避してきた今次航海は台風アタリ年の様相です。
危惧していた熱帯低気圧がフィリピン東方~小笠原諸島南方に発生(2個)しそうです。
本船進路方向に発達北上しないことを祈っています。

10月10日

東のウネリが次第に高まって来ました。小笠原南方の低気圧が熱低に発達している過程とみています。
本日甲板作業は錆打ち錆止めに始まり胴の間ストーン磨りです。実習生は甲板長からの熱の入った安全対策
と手順説明を一生懸命聞いていました。
昨日の英文ログブックテストは29名中4人合格!指導担当の三航士(先輩)がまた泣いています。

 

1. シネマ・イン・進洋丸!操業が休みの日に映画で涙を流しました。
2. 三等航海士の講義中。実習生がみんな彼を慕い、懐いているようです。

 

 3. お世話になった機関室の掃除。  4~7. いよいよ操業の最終日(千秋楽)!投縄作業中の実習生。

 

 

 

 8. プロジェクト学習で漁場選定を行っている班も、早朝から船長と縄入れの場所を最終調整します。

 

 9~13. 最後の揚縄。大きなマグロも揚がり、実習生も笑顔!

 

 

 14. 逆光の指導教官

 

 15. 千秋楽は、枝縄の片付け(釣切り)も並行して行いました。
16~19. 船長の総評の後、全員で記念撮影。操業お疲れ様でした!

 

 

 

20. 二等航海士(髙岡きんに君)から実習生全員に、お菓子のサプライズをしていただきました!

 

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2A長期乗船実習 ⑪

進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。

10月4日

操業期間残りわずか。餌も残りわずかとなりました。最後の2回を残して適水(泊)
し本日は冷凍作業やプロジェクト学習です。 実習生の行動が教官の評価に堪えれば(?)午
後にお楽しみ映画祭や魚釣りが許可される模様です。結果やいかに。

10月5日

この時期この海区らしい穏やかな東風が今日も続いています。これまでと違うのは某
国から発射されたミサイルがこの水域に着弾したらしい事です。本校だけでなく海上保安庁
からの直接連絡もありました。ISPS操練で備えては来ましたが、一層注意していきます。
実習生には昨日、教官からフリータイムが多く出た模様で、シイラ釣りや映画鑑賞で
リフレッシュしていました。 総員元気に操業再開しています。

10月6日

5代目進洋丸 実習航海18年の集大成として 千秋楽の操業位置決めは実習生が担
当しました。坂元、廣瀬、児玉、椎葉がプロジェクト学習『漁場形成』をテーマとして、14回ま
での釣果・潮流・プランクトン密度・水温変化等々を熟慮して決めました。 潮はシナリオ通りに流れ
ています。大きなメバチが沢山釣れる事を乗組員も期待しています。

 

 

 

1~7. 操業もいよいよ大詰め。総員笑顔で、でも真剣にマグロを揚げています。

8. 船長も揚縄に参戦します。

 

9,10. プロジェクト学習。今回は寄生虫調査班と国際信号旗班。

11. ゴミ観測中のヒトコマ。こんなに陸から離れた外洋でも漂流するゴミの量に驚きます。 

 

12,13. 機関当直。船員たるもの、エンジンのことも学ばなければ!

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令和4年度 2B長期乗船実習

令和4年度 2B長期乗船実習

2B長期乗船実習の様子⑨

進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。

 

7月14日(木)

昨夕、地元水産高校の校長先生から見送りを受け函館を後にしました。
現在、視界良く凪の三陸沖を親潮に乗って順調に南下中です。
実習生は当直の他、午後は機関士による講義があります。

  

  宮崎海洋高校“初”の北海道、函館入港!!      とても綺麗な港です。気候も長袖でちょうど良い!

 

  

 函館社会見学の様子① 教科書にも出てくる「五稜郭」見学。実際に見ると歴史を感じます。

 

  

  函館社会見学② 船上実習だけではなく、寄港先で見聞を広めることも長期乗船実習の目的のひとつです。

 

  

  函館社会見学③ 函館山からの風景。(ちょっと霧がかかってきました)

 

  

  函館社会見学④ 函館朝市で海鮮丼を食す!北海道の海の恵みは最高に美味です!!

 

  

  初めての函館寄港は港湾・歴史・食事・気候の違いなど、大変有意義なプログラムになりました。

 

7月15日(金)

外房沖から強烈な黒潮にぶつかりました。午後予定の釣り実習は厳しい環境になりそうです。
午前中の木製ハンドレール磨きを終え、実習生は今次航海初の釣実習を楽しみにしています。

   

      非常用空気圧縮機始動!!            主機関最高圧力の測定中!!

 

7月16日(土)

昨日の釣実習は今航海唯一のチャンスでしたが、大雨に見舞われ短時間で終了断念しました。
伊豆七島の某バンク上で大きなマグロが飛び跳ねる姿を見ながら竿を振っただけに残念です。
曇天と雨続きの下、明日の救命講習に備えて夕方から徳島県橘浦に投錨します。

  

  いつもは大漁の釣り実習も今回は天候に恵まれず。  釣果はありませんでしたが、それもまた勉強。

 

7月17日(日)

朝から夏の陽気です。救命講習として本船から海面への飛び込みが項目となっているので
丁度良い環境になりました。 実習生はずぶ濡れになりながら元気に実習中です。
訓練が順調に推移したので、これまでの頑張りへご褒美サプライズ、マリンスポーツを
企画しました。 デッキは明るい歓声に包まれています。

   

  海技免状取得に必須の救命講習。救命艇の仕組み・操作方法・船からの飛び込み等を実施しました。

 

  

  救命講習後はご褒美、サプライズ企画の「マリンスポーツ実習」。みんなで楽しみました。

 

7月18日(月)

天候海況良く、黒潮による逆潮流を上手く回避できているので午後には宮崎港沖に達して
待機の予定です。 船価鑑定を控えて各部の手入れ作業を進めています。
実習生は別配置として、居室の最終検査準備や私物陸揚げ準備、感想文作成をしています。
空き時間にはブリッジに上がり日向灘西岸の風景を目にして喜んでいます。

 明日は宮崎帰港。進洋丸に感謝しながら最後の機関室清掃です。62日間お世話になりました。

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2B長期乗船実習の様子⑧

進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。

 

7月7日(木)

視界ゼロの三陸沖を無事に走り抜け、函館港外に到達しました。台風回避策により、
運行と作業日程を度々変更しながらも、操業の片付けは今日の魚艙洗いで一段落しました。

実習生は海域によって気温水温が全く異なる事に気づいているでしょう。

    

 実は煙突内にゴミ焼却用のボイラーがあります。  今日はゴミ焼却用ボイラーまわりの大掃除でした。

 

7月9日(土)

連日、天候安定しません。台風4号崩れの低気圧が広範囲に影響し風速が大きく変わります。
昼前に抜錨し港外に出たので、波を被っています。
午後は訓練記録簿の積み残し項目、非常操舵訓練を行います。 

   

 天候の悪い日は船内清掃を念入りに行います。    船齢15年とは思えないほど磨き上げています!

 

7月10日(日)

肌寒い日が続いていますが、沖合いの荒天の影響なく、避泊を続けています。
実習生は午後のプロジェクト学習発表に向け、資料準備と発表の練習に余念がありません。

  

 ロープを使った実技指導です。ベテラン乗組員や指導教官の先生方から手取り足取り教えてもらいます。

 

  

 乗組員の経験に基づく細やかな指導により、海技の伝承が確実に次の世代へ引き継がれていきます。

 

7月11日(月)

函館港へ初寄港とするのに相応しい、晴天となりました。
実習生は登舷礼までに眺める函館港に宮崎港よりビル群が多いせいか「都会だ」
と感心していました。 久しぶりの陸を楽しみに上陸許可を待っています。
昨日のプロジェクト学習発表では、乗組員指導教官からの質問に即答できず、宿題と
なった項目がありましたが、各班とも良く協力して課題に取り組んだ様子が伺えました。
自主的によく学んでいます。

 

7月12日(火)

 

社会見学が企画され、実習生は教官引率の下、揃って上陸中しました。
北海道上陸は初めての者が多いようですから、何気ない日常の風景にも南九州とは
違った発見があるでしょう。 今日は曇天のため、涼しい1日になりそうです。

 

7月13日(水)

昨日の社会見学は函館山にも登って、実習生に好評だった様です。
本日は朝から雨。気温が上がらず、健康管理を考えて上陸可否は慎重判断となっています。
新造船宮城丸が朝一番で対岸に入港。同地を利用している練習船実習船は多いそうです。
本船は入れ違いで夕方、函館を後にします。

 

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2B長期乗船実習の様子⑦

進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。

 

6月29日(水)

予定変更し、午後から二見港に着岸することとしました。午前中の入港準備では
父島を眼前に見て、作業班実習生は喜んでいます。

  

  帰途につきながら、漁具の整備実習です。     船体整備実習の様子。養生をしっかり行います。

 

  

しっかり養生。船乗りたる者、木甲板は汚さない!   担当の乗組員から船体塗装の基本を学びます。

 

6月30日(木)

日差し強く、父島はすっかり夏模様です。小笠原丸が入港着岸しました。
巨大な船体をリーフ(浅所)直近で急旋回させて定刻丁度に着岸する操船は
いつ見ても見事です。実習生も船尾デッキに大勢集まり見学していました。

  

  停泊中にしかできない点検・実習があります。    主機関のクランク軸、カム軸の点検中!!

 

  

       補機関の整備実習①                補機関の整備実習②

 

7月1日(金)

昨日離岸し、港内に投錨しています。実習生は船体整備作業の仕上げとして教官と
乗組員指導の下、木甲板のストーン磨り作業に汗を流しています。
プロジェクト学習の調べ物もあり、ハードな日々を過ごしています。

  

進洋丸の木甲板は実習生の頑張りで維持されます。   キレイに磨き上げて次の生徒へ引き継ぎます。

 

7月2日(土)

 台風4号の進路予想が三崎寄港とピンポイントで被ることとなりました。急遽、対応避航措置を
検討した結果、父島寄港上陸は本日午前が最善策となり、既に同地を後にしたところです。
実習生は待望の上陸が実現し、お土産買いや海水浴に出かけていました。極々短時間に限らざるを
得なかった上陸とはいえ、宮崎出港以来の我慢と奮闘には一番のご褒美となりました。
休日返上での種々陸上対応に深く感謝申し上げます。

   

  毎日の機器チェックもできるようになりました。   食事当番も上手にできるようになりました。

 

7月3日(日)

 父島出港以来、好天と凪に恵まれ船速を伸ばしています。

今後、三崎での水揚げを完了し、その後は台風4号の通過を最も安全な避航措置にて待ちます。
実習生作業班は今日も木甲板のストーン磨り作業で汗を流しています。

  

 2Bは少ない人数ですが最後までやりきります!   強力な助っ人!乗組員も一緒に磨き上げます!!

 

7月4日(月)

 台風4号の関東到達前に三崎水揚げをすることとなりました。入港配置作業班実習生は
乗組員の指揮に従って、係船索の出し入れやアンカーS/Bをしています。
一様に油津出港時とは見違える動きです。

 

7月5日(火)

 水揚げ完了しました。夕方は南風が吹き上がると予想し、離岸作業の安全の為、
出港を1500に繰り上げます。実習生は水揚げ見学を終え、午後は短時間の上陸が
許可されました。 スキップして(気分的に)上陸開始しています。 
台風由来の荒天に注意し実習航海の最終盤、沿岸航海に臨みます。

  

 水揚げ作業(荷役作業)もしっかり見学します。  太平洋の真ん中で獲ったマグロが次々と揚がります。

 

7月6日(水)

 金華山の東に達し、凪の南三陸沖合いを快調に北進しています。 現在は荒天と
思われる銚子から茨城県沖を深夜に通り抜けて、台風崩れの低気圧から無事に逃れました。
今後の北三陸沖は べたガス視界ゼロに要注意です。 
実習生は函館寄港前のプロジェクト学習発表に向け、勉強勉強の日々です。

 

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2B長期乗船実習の様子⑥

 

進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。

 

6月22日(水)

魚影薄くなり、時間いっぱい北上移動しました。
実習生投縄班は今朝も淀みなくブランを解き浮玉を並べて作業をしています。
5班体制のためローテーション早く、反復訓練回数が多くなっています。

  

  操業実習終盤になると実習生だけで動けます。    投縄から揚縄まで一連の流れが理解できました。

 

6月23日(木)

昨深夜2300、操業実習を完了しました。通常より速力を上げて帰路航海に就いています。
実習生15名は全員揃って無事に航海の山場を越え、満足の表情です。
記念撮影写真をご覧下さい。

   

 最後の海洋観測。水温・塩分濃度はどうかな。    操業実習最終日は自然と笑顔になります。

 

      

  操業終了の記念写真!まずはクラスでパチリ!!  次に苦楽を共にした乗組員も一緒にパチリ!!

 

6月24日(金)

ウェーク島EEZ内を帰路航海中です。 東風は強いですが、追手のため速力は
伸びています。 実習生には昨夜も指導教官からのテストがありました。
皆表情明るく作業していますので、テスト結果は良かったと思います。

  

  乗船実習で成長している姿が見て取れます。      みんなとても真剣に学習しています。

 

  

  学習時間はみんな真剣な面持ちですが・・・    作業の時は笑顔です。(ブイを縮めています)    

 

6月25日(土)

明日の船体洗いは作業量多いため、本日は全体作業なし。各人操業の後片付けです。
操業中に撮影したジンベイザメの動画は秀逸で、先航海ザトウクジラのスパイホッピ
ングに勝るとも劣らない貴重なものと思います。通信環境が整えば、学校に送信します

のでご覧下さい。

   

  合羽や救命胴衣もきれいに洗って格納します。   頑張った日のお昼は進洋丸謹製!特のり弁当!

 

6月26日(日)

船体洗い作業を総出で実施しました。操業実習の垢が流れリフレッシュしています。
晴天の下、実習生は散水でずぶ濡れになりながら頑張っています。

   

  今は濡れた作業も汚れる仕事も平気でできます!   航海終盤では実習生も乗組員並みの動きです。

 

6月27日(月)

天気図に載らない規模の寒冷前線に遭遇しました。ペンキ塗り船体手入れのため
養生をしていましたが、雨風で中々思うように行きません。
実習生作業班は気まぐれな大雨に翻弄されながらも頑張っています。

 

 

6月28日(火)

  実習生の班毎に主機、発電機、プロペラ、減速機、造水器と課題設定されたプロジェクト学習

が始まりました。各寄港地前に進捗状況チェックがあり、某初寄港先の前夜は発表会です。

 作業、当直、食当と忙しい中でも時間を作り自学自習しています。

  

   機関当直実習の教材は本物の「実機」。     操業実習の片付けも実習生が主体で行います。

 

  

 作業・当直・食当、もはや何でもできます。     帰港後は食当で学んだことも各家庭で頑張ります!

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2B長期乗船実習の様子⑤

進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。

 

6月15日(水)

適水明け、波風穏やかな海に縄を入れました。今日の縄の南にはシャチ(オキゴンドウ)が
いるので、お手柔らかにお願いしたいところです。昨夜、実習生には一機士から主機始動の
筆記試験がありました。合否や如何に。

  

  揚げ縄前の準備運動で、本日も安全操業。     主機始動の筆記試験に備えて猛勉強中!!

 

6月16日(木)

昨日、揚縄開始前にラジオブイ直近を巨大なLNGタンカー(China向け)が通過しました。
実習生一同は宮崎で見かけることのない巨大船を間近に見て興奮気味でした。
ちなみに、国際VHFでラジオブイ回避の協力を求めたところ反応なしです。

  

   本日の揚げ縄はお任せください!その①       本日の揚げ縄はお任せください!その②

 

6月17日(金)

メバチだけでなく、食品系から注文のビンナガも魚影薄く苦心惨憺です。
天候海況には連日恵まれ助かっています。
他県実習船は殆どが操業を終了して帰途につき、今期は本船がしんがりになります。

  

 天候にも恵まれ、順調に実習経験を重ねます。    他県を含む実習船隊のしんがりは任せて!!

 

6月18日(土)

時間いっぱい汐昇りし適水前の水域に戻りました。
同水域に実習船は本船のみとなりました。今日も操業続行です。

  

 主機の発停も自分達でできるようになりました。  宮崎に帰港するまでは食事当番に休みはありません。

 

6月19日(日)

昨日は揚縄開始前の漂泊中の船体にジンベイザメがベタ付けして来ました。
水族館でしか見ることのなかった姿を太平洋上で見て実習生は驚いていました。
漁場形成の指標生物、福の神です。

 ジンベイザメの胸鰭や魚体にコバンザメが貼り付いています。そして海がとても青いです!!  

 

6月20日(月)

本日適水としました。5日振りの ゆっくり起床日です。実習生のスナップ外しを数日前から
許可し何名か成功していますので、中休みを経て一層調子が上がるでしょう。 

  

 揚げ縄前に秘技”スナップ外し”の説明を受けます。    揚がってくる枝縄のスナップを一瞬で外します!

 

6月21日(火)

東の中風変わらず。白波立ちつつも安定した気象海象です。
操業最終盤に入りました。過去の遠洋航海では、この時期になるとホノルルの話を乗組員に
聞いている実習生の様子がみられました。では、今航予定の函館については?
皆、話したくとも寄港経験がないのでそうもいかないようです。

    

        適水中の様子①                 適水中の様子②

  

       適水中の様子③                  適水中の様子④

  

       適水中の様子⑤           そして今日も揚げ縄に励みます。

                         操業実習も残り数回!最後までやりきります!!

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2B長期乗船実習の様子④

6月8日(水)

メバチとしては最大クラスが一本揚がりましたが、本数が足りません。
他県実習船情報を元に、船籍不明延縄船と遭遇しそうにない水域へ全速で南下適水中です。
実習生は試験もあるので専門科目の学習に一生懸命です。

  

  本日のメニューは天然メバチマグロ丼!!    操業実習で獲れたメバチマグロはどんな味かな?    

 

  

 この試食を通して水産業の大切さを学びます。   冷凍していない、新鮮な生のマグロは格別です!

 

  

 明日からの操業実習後半戦も頑張ります!!      長期乗船実習ならではのマグロ試食会でした。

 

6月9日(木)

適水明け。海域を変えましたが、穏やかな東風の海況は変わらず安定しています。
北に一隻、南にもう一隻。実習船隊集合となっています。

  

  穏やかな太平洋に沈む夕陽を眺めることもできる!   海洋観測は地味だけど貴重なデータを持ち帰ります。

 

6月10日(金)

操業開始から一週間経ちました。実習生は投縄揚縄作業の流れをおおよそ掴み
戸惑いがなくなって来たようです。 学校に送信した進洋丸便りには船上生活に
対する素直な気持ちが綴られている一方で、一様に立派になりすぎて少し驚きます。
今日も不漁にまけず縄を入れました。総員元気です。

  

   表情に戸惑いがなくなっています。       狙ってたマグロではありませんでした・・。

 

  

翌朝の投縄のために枝縄を1本1本丁寧に作ります。 夜間も操業実習は続くので心身共に鍛えられます。

 

6月11日(土)

適水明け6回目よりも若干ですが魚が来ましたので揚縄記録係は少しテンパり気味でした。

もっと本数を上げて、テンパりまくる実習生の顔がみたいと思います。
一機士から主機関起動テスト実施の通達があり、その方面でもテンパっているようです。
総員元気です。

  

   大きなメカジキが揚がりました!        機関室内で実機を見ながら説明を受けます。

 

6月12日(日)

今日は投縄のパターンを変え、餌の反応を確認しています。釣果上がらず苦戦中
ですが、一同頑張っています。実習生も船上生活に適応し安定したサイクルで
実習中です。

  

  漁獲は投縄で決まる!真剣にやります!!      一縄入魂!今日はメバチが釣れるはず!!

 

  

   本当にメバチが・・・釣れました!!         アカマンボウも釣れました。

 

6月13日(月)

ここ3日、空の様子が変わりました。大きな太平洋高気圧の縁辺部にいますが曇天
が続き平均風速が上がっています。揚げ縄作業班は波飛沫が舞う中、奮闘中です。

  

水産業界では夜間操業も当たり前!大切な実習です。 15名の実習生は深夜まで交代で実習を行います。

 

  

 風速が上がり、波飛沫を被りながら頑張ります!    笑顔の揚げ縄記録係。記録は任せて!!

 

6月14日(火)

本日適水としました。 実習生は普段より遅い起床時刻までぐっすり寝ています。 
操業再開を南にすべきか北にすべきか悩みどころでしたが、南で操業中の実習船付近
には国籍不明延縄船のものらしき漁具(AISブイ)が確認されたので、北上します。

 

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2B長期乗船実習の様子③

進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。

 

6月4日(土)

晴天と穏やかな海況に恵まれ、操業しやすい環境です。
昨日初縄はシャチ(オキゴンドウクジラ)にマグロを囓られてしまった事を除けば無事でした。
本日も総員頑張っています。

 

 今日は天候に恵まれました。海も穏やかです。   実習生15名、少人数ながら頑張っています!

 

6月5日(日)

海況は安定傾向が続きそうです。実習生は早朝から慣れない投縄作業に必死でついて来ています。

毎日、良く動き、良く食べ、良く眠っています。

新乗組員も必死の操業期間、総員頑張っています。

 

  すっかり船内生活にも慣れてきました!     操業実習前の表情にも余裕が出てきました!

 

6月6日(月)

昨日操業実習は釣果上がらず、苦戦中です。 その中でメバチ167cm 
が揚がりましたので、実習生は魚と一緒に記念撮影をしていました。

  

これから急速冷凍をした漁獲物を艙内へ移動します。 操業期間中の海洋観測も安全・確実に行います。

 

 

    167cmの大きなメバチと一緒に記念撮影。    メバチに続いて大きなメカジキも揚がりました!

 

6月7日(火)

昨日までの水域を離れて移動しました。漁模様の変化を期待しています。
朝食の後片付けは投縄班が行っています。実習生は細かな指示を受けなくても自主的に
食器下げ、テーブル拭き、洗い物他を順序よくこなし、投縄開始までの時間に余裕が
生まれる様になりました。

  

  機関当直の様子。               漁場移動中(適水)は映画鑑賞でリラックス!!

  実習中盤になると実習生は自主的に動きます!

 

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2B長期乗船実習の様子②

進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。

 

6月1日(水)

本日は操業(まぐろ延縄実習)前打合せと各種操練(非常時における訓練)です。 
実習生は船上生活に適応し、体調不良なく猛暑下でも元気に過ごしています。
午後は新乗組員も実習生と同じくイマーションスーツ着用や信号発射を初体験します。
冷水環境の知床沖で海難事故があったばかりですから、これまで以上に意義ある経験
になります。

 

   イマーションスーツの取扱い説明        じつは冷水海域でも長時間生存できる構造です。

 

 

  消火設備・消火ホースを実際に体験します。  本日の昼食「進洋丸プレミアムバーガー」準備中!  

 

 

   毎食、趣向を凝らしたメニューが提供されます。  デッキで海を眺めながらのランチは豪華客船級!

 

6月2日(木)

海況が引き続き安定しています。

順調な往路航海を間もなく終え、米領排他的経済水域を出域した操業海域に達します。
昨夕の操業(まぐろ延縄実習)前交流夕食会は想定以上の盛況となりました。

MC作本先生の話芸と芸達者な乗組員の歌芸に実習生も終始笑顔でした。

 

 

        夕食会の風景①                 夕食会の風景②

 

 

         夕食会の風景③                夕食会の風景④

 

        夕食会の風景⑤                夕食会の風景⑥

 

6月3日(金)

操業実習を開始しました。実習生の体調良く、早朝から慣れない投縄作業にも一生懸
命取り組んでいます。安全第一で長期航海の大山に挑みます。

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2B長期乗船実習の様子①

進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。

 

5月27日(金)

昨夕に西之島、深夜に父島を通過して前線から遠ざかりました。

逆潮を横切り速力も戻っています。

西之島の山容は日没後でも迫力がありましたので、実習生一同、ウィングに出て記念撮影をしていました。

    「西之島」噴煙が上がっています。       「西之島」をバックに記念撮影!

 

5月28日(土)

ブランリールを使ってのブラン巻き練習を始めました。実習生少人数なので一人当たりの練習回数が

多く取れます。新乗組員も実習生と同じように練習しています。出来るだけ事前に練習をして、安全

操業を目指します。

 まずは、ブラン(枝縄)巻きを身体で覚えます!     次に、リール(機械)を使って実践練習です!

 

5月30日(月)

昨日の南鳥島はいかにも南太平洋の島らしい風景が好評でした。
引き縄にカツオ、カマスサワラ、キメジ、ツムブリが来ました。

女子実習生から「次は『あなご』が食べたいので釣って欲しい」と注文がありました。
ちょっと無理です。 船酔いを克服し食欲旺盛になっています。

 

5月31日(火)

連日の猛暑、今日も真夏の日差しです。操業準備をほぼ整え、日中は船速を落として
ブラン繰り練習を続けています。実習生はスローペースながらも真面目に取り組み
反復訓練の成果が出ています。 作業合間の冷たい麦茶が美味しいそうです。

  操業実習(漁労実習)の準備も順調に進行中!   投餌機のスイッチも実習生が取り付けます!

 

 「繰出機」の調整。機関系なので朝飯前!!     マグロを入れる冷凍庫内は-50℃!!

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油津出港!沖合へ!!

 5月19日に宮崎を出港して、実習生・乗組員・指導教官の健康状態を確認しながら、

実習生が洋上の環境や船内生活に慣れるための航海を続けてきました。

 進洋丸は最終の食糧と飲用水を補給するため、23日8時50分、油津港7号岸壁に着岸。

 すべての作業が終了し、24日16時、東沖の漁場海域へ向け出港しました。

 

先ほど、進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。

 5月25日 

  昨夕、油津港を離れて以来、梅雨前線に向かって南東進中です。向かい風が強くなり
 ウネリも高くなっています。今日からデッキ作業はブラン組み立てに入り、実習生は
 辛い体調ながら教官と乗組員の指導を守って奮戦中です。

 5月26日

  波と風に向かい、逆潮を遡って南東進中です。速力が伸びない為、日没近くに西之島
 通過となりそうです。今日も船体動揺の中、実習生はブラン組み立て作業に取り組んで

 います。船酔いを次第に克服しています。

出入港作業燃料計測実習

      出入港作業(船首配置)              燃料計測実習

釣り付け作業漁労機器整備実習

        釣り付け実習                漁労機器整備実習

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