2B長期乗船実習の様子④
6月8日(水)
メバチとしては最大クラスが一本揚がりましたが、本数が足りません。
他県実習船情報を元に、船籍不明延縄船と遭遇しそうにない水域へ全速で南下適水中です。
実習生は試験もあるので専門科目の学習に一生懸命です。
本日のメニューは天然メバチマグロ丼!! 操業実習で獲れたメバチマグロはどんな味かな?
この試食を通して水産業の大切さを学びます。 冷凍していない、新鮮な生のマグロは格別です!
明日からの操業実習後半戦も頑張ります!! 長期乗船実習ならではのマグロ試食会でした。
6月9日(木)
適水明け。海域を変えましたが、穏やかな東風の海況は変わらず安定しています。
北に一隻、南にもう一隻。実習船隊集合となっています。
穏やかな太平洋に沈む夕陽を眺めることもできる! 海洋観測は地味だけど貴重なデータを持ち帰ります。
6月10日(金)
操業開始から一週間経ちました。実習生は投縄揚縄作業の流れをおおよそ掴み
戸惑いがなくなって来たようです。 学校に送信した進洋丸便りには船上生活に
対する素直な気持ちが綴られている一方で、一様に立派になりすぎて少し驚きます。
今日も不漁にまけず縄を入れました。総員元気です。
表情に戸惑いがなくなっています。 狙ってたマグロではありませんでした・・。
翌朝の投縄のために枝縄を1本1本丁寧に作ります。 夜間も操業実習は続くので心身共に鍛えられます。
6月11日(土)
適水明け6回目よりも若干ですが魚が来ましたので揚縄記録係は少しテンパり気味でした。
もっと本数を上げて、テンパりまくる実習生の顔がみたいと思います。
一機士から主機関起動テスト実施の通達があり、その方面でもテンパっているようです。
総員元気です。
大きなメカジキが揚がりました! 機関室内で実機を見ながら説明を受けます。
6月12日(日)
今日は投縄のパターンを変え、餌の反応を確認しています。釣果上がらず苦戦中
ですが、一同頑張っています。実習生も船上生活に適応し安定したサイクルで
実習中です。
漁獲は投縄で決まる!真剣にやります!! 一縄入魂!今日はメバチが釣れるはず!!
本当にメバチが・・・釣れました!! アカマンボウも釣れました。
6月13日(月)
ここ3日、空の様子が変わりました。大きな太平洋高気圧の縁辺部にいますが曇天
が続き平均風速が上がっています。揚げ縄作業班は波飛沫が舞う中、奮闘中です。
水産業界では夜間操業も当たり前!大切な実習です。 15名の実習生は深夜まで交代で実習を行います。
風速が上がり、波飛沫を被りながら頑張ります! 笑顔の揚げ縄記録係。記録は任せて!!
6月14日(火)
本日適水としました。 実習生は普段より遅い起床時刻までぐっすり寝ています。
操業再開を南にすべきか北にすべきか悩みどころでしたが、南で操業中の実習船付近
には国籍不明延縄船のものらしき漁具(AISブイ)が確認されたので、北上します。