2A長期乗船実習 ⑥
進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子と写真が送られてきましたのでご紹介します。
9月19日
ベーリング海方面から大きなウネリが連日届いています。とはいえ、この時期の4海
区は気温・湿度ともに低く、日中は風穏やかで安全操業しやすい環境を得ています。
実習生特にバイオ系にメバチ以外の大型魚類を見せたいところ、本日も総員頑張って
います。
9月20日
メバチの漁模様に若干良い兆しがあったのが消えてしまいました。ヨシキリザメが相
当数掛かりますが全数やさしく放流中。
海洋大から請負い中のミズウオは稀にみる綺麗な状態で釣獲されるので、T先生はウ
キウキです。本日もウネリ高い海況の下、頑張って操業しています。
9月21日
東方に低気圧が発生したためか、高気圧の吹き出しが昨深夜から強まりました。
急きょ投縄を見送り、適水移動としています。波と風に逆らっての移動となるため
船橋に入っている実習生6名は辛そうな様子です。
1,2. 遂にマグロ延縄操業開始!漁具を海中に仕掛ける投縄(とうなわ)は、早朝からの作業です。
3. 清々しい快晴。初縄日和!
4~7. 午後からは揚縄(あげなわ)。実習生は練習の成果を発揮して枝縄(ブラン)を巻きます。
8. マグロが揚がると、実習生は魚体の大きさを測定します。
9. メバチマグロと、はいチーズ! 10. こんなに新鮮なマグロを食べられるのは、漁業実習生の特権ですね!美味しそう・・・!
11. マグロに混じって、ヨシキリザメも現れます。 12. 野帳で漁獲の記録を正確に行います。
13. 揚縄は、陽が落ちてからも続きます。
14,15. 本実習では、東京海洋大学と連携し、漂流ゴミ観測や、ミズウオという深海魚の胃内容物調査も行います。実習生も懸命にデータ収集や解剖をしています。16. ミズウオの胃から出てきた端脚類(?)
17. 航海の学習も並行して行います。これは国際信号旗についての勉強。18. 六分儀という器具で、自船の位置を割り出す計算(天測)をしています。
19,20. 操業中は機関当直も経験し、船のエンジンの停止・始動について学びます。
21. 毎朝日課のラジオ体操。 22. 食当班、笑顔の4人。今日の昼食はハンバーガーですね!