2B長期乗船実習⑦
進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子が送られてきましたので紹介します。
2月15日
操業規模を諸般の事情で縮小し、釣り数は五代目進洋丸から1/4程度に落としています。
今回はその中でも実習生に漁労船の厳しさと充実感を体験して貰えている様です。
毎日のデッキ作業で疲労困憊するのか、夜間はどの居室も寝静まっており、翌日に備え各自が健康管理をきちんとしています。
熱発者対応で一同苦労した日々がすっかり過去になりました。
2月16日
警戒していた強風域に飲み込まれました。
昨日からウネリが一気に上がり、風もかなり吹いています。
荒天回避策でビンナガ水域を離れて大きく南下しています。
今日も大揺れと波しぶきの中、一同奮闘中です。
2月17日
一昨日からの強風・大波の収束がみえず適水中。
船体を守りながらジョンストン島EEZ外側を北上しています。
天候回復を祈りつつ、凌ぎます。
他県実習船はこの荒天を前に大きく適水しハワイに寄せたため本船単独で西側に残っています。
荒天の操業最終盤を一同頑張ります。
2月18日
減速北上、敵水2日目です。
平均風速は若干下がったものの、海面が泡立つ強風です。
船体が常に大きくローリングし船内生活にも注意が必要です。
実習生は船酔いすることもなく、当直や学習(含ハワイのガイド本)に取り組んでいます。
明日の操業再開に向け海況が落ち着くことを祈るばかりです。
写真1、2、3、4
操業も中盤に入り実習生は連日、延縄操業に奮闘中です。
冷凍作業では漁獲した魚を冷凍室に運搬、整理します。
写真5、6
機関当直では主機関のスタンバイ実習や主機関のカム軸点検が行われています。
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