令和5年度 2B長期乗船実習

2B長期乗船実習⑫

進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子が送られてきましたので紹介します。

3月8日

穏やかな南太平洋の気候帯から北に出ました。

この先は次々発生発達する温帯低気圧と遭遇する荒い海です。

実習生はウェルデッキに出てストーン磨りの最終仕上げに取り組み波が打ち込む海況になるギリギリで大仕事を

終えてくれました。 

昨夕食は帰路恒例の手巻き寿司でした。実習生には、たらふくメバチを食べられるご褒美になったと思います。

3月9日

ウネリ高く、大きくピッチングする機関室で実習生は機関整備実習に取り組んでいます。

今日は燃料清浄機の分解整備でした。

思わぬミスもあった様ですが挫けず頑張っています。

大雨を伴う前線通過後、暴風は小休止しています。

伊豆諸島に近づくここから西が正念場です。

三崎水揚げ予定日がありますので、風力8が待ち構える海を通り抜け日本に向かいます。

3月10日

昨夕から向かい風強く波高7-8mとなり、一層の減速を余儀なくされています。

15日朝の三崎入港はどうにか間に合わせたいとギリギリの荒天航海を続けています。

実習生は冷凍機室で整備作業を行っています。

油津出港時からは想像できないSea legsを獲得しています。

油断せず、時化の海を乗り越えたいと思います。

 

写真1、2

ホノルル出港後は、船体の錆打ちとペンキ塗りを行いました。 

写真3、4

ストーン摺りが始まりました。実習生には丁度良い筋トレになっています。 

写真5

班ごとに研究テーマを決めて、班員と協力してプロジェクト学習に取り組んでいます。 

写真6

機関当直では、主機関の最高圧力計測実習を行っています。