2B長期乗船実習⑤
進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子が送られてきましたので紹介します。
2月6日
ジョンストン島沖漁場では珍しい微風の日々です。
以前は気象FAXに経験値を重ねて判断する他なかった太平洋上の風帯を気象シュミレーターの情報を直接取得しつつ判別できるようになりました。
操業環境の安全を図りながら、実習を続けます。
実習生は今朝も未明から頑張っています。
2月7日
ビンナガの魚影が薄くなり中型メバチが入りました。
実習生はブラン繰り作業が忙しい中でも、生きた魚がデッキに上がると気分が高揚するらしく、クロカワカジキ172cm(小型)に歓声を上げています。
少しでも大きめの魚に触れられるようにしたい遠洋マグロ延縄実習です。
2月8日
正午は風が落ちていましたが、次第に風が強くなる傾向です。
北東から大きなウネリが入り漂泊時も含め四六時中、船が大きくローリングする中、実習生は大盛り鉄火丼(お代わり有)を大食しています。
2月9日
5回目操業は揚げ縄開始早々から、シャチ(オキゴンドウ)食害を受けてマグロの頭がぶら下がっていました。
回避策が難しいため、東側に大きく離れることとしました。
昨夜、日付変更線を越えて西経水域に入っています。
本日は愛媛丸事故を追悼する儀礼を行います。
写真1、2、3
漁場目前となり、操業準備も最終段階となりました。
夕食後の学習では、ディーゼル機関(構造)の勉強をはじめました。
食事当番の食器洗いも手際よくできるようになってきました。
写真4、5、6
操練が実施されました。
実習生はイマーションスーツ(救命用具)の役目と着用方法について説明を受け、実際に着脱訓練を行いました。
操練後は実習生歓迎会が行われました。歓迎会では乗組員と一緒に焼肉を食べながら、親睦を深めることができました。
また、歓迎会では実習生一人ずつ自己紹介を行い、皆元気よく今後の抱負を述べました。
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③④
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