令和5年度 2B長期乗船実習

2B長期乗船実習⑥

進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子が送られてきましたので紹介します。

2月10日

連続6回操業しましたので、今日は縄を入れず漂泊待機しながら、魚倉や急冷を片付ける冷凍作業を行っています。

周辺海域に中国系の延縄船が複数確認できる状況です。

他県実習船は300マイル南方で韓国の延縄船と競合しつつ活発に操業しています。

本船も安全第一で操業実習を継続します。

2月11日

本日、7回目操業です。

風力は5以下で安定している一方、北方からの大ウネリは収束せず。

高緯度帯では強烈に吹き荒れていると思われます。

北側にいた実習船が先に操業を終え寄港地に向かい、少し寂しくなりましたが本船は引き続き操業を頑張ります。 

実習生も一生懸命に取り組んでいます。

2月12日

今週末にかけて、次第に北風が強まり荒れ模様となる見込みです。

ビンナガの緯度帯から南下し荒天回避する必要に迫らせそうです。

新造船では左舷から波が打ち込まないない構造を取り入れ、海況が悪い時には効果が出ています。

今日も総員操業実習に取り組んでいます。

2月13日

昨日揚げ縄は本数を大きく減らしたものの、デッキに上がる魚種は製品外も含め10種程あり全ての項目を正確にカウント・記載するのは調査野帳(地方公庁船様式8号)記録係実習生が責任を感じる難しい作業です。

メバチ・キハダ・ビンナガとデッキに混在し始めると、ナチュラルハイテンションで絶叫気味な報告がブリッジへと上がってきます。

各持ち場で実習生は成長しています。

2月14日

嵐の前の静けさ(気象学上なし)か昨日から風力3の良い凪になり猛暑の中、汗だくで揚縄中です。 

本船より南方水域に集結していた他県実習船は散会し東に大きく移動しています。

本船は最後までジョンストン島EEZ外西に留まることにしました。

今日も日の出前から操業実習中です。

 

写真1、2、3、4、5

操業が始まりました。

初縄ではメバチ、キハダ、ビンナガ、カジキが次々と揚がり、甲板上は大忙し。

実習生は、投縄、揚縄、漁獲生物測定記録等、これから本格的な操業実習に入っていきます。

 

写真6

機関当直では、発電機予備シリンダヘッドの開放点検を行っています。

実習生は普段見ることができないシリンダヘッドの内部構造や部品の名称を学ぶことができています。