令和5年度 2B長期乗船実習

2B長期乗船実習⑨

進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子が送られてきましたので紹介します。

2月21日

千秋楽は型の良いメバチとキハダが幾つか揚がり、賑やかで慌ただしいデッキになりました。

釣元切り等、作業配置に従い実習生は片付け終了まで一所懸命に取り組んでいました。

操業期間短縮になったとはいえ、事故なく大きな山場を越えることができて、一同安堵しております。

胴ノ間で記念撮影をしていますので、教官から送られる写真にて実習生の表情をご覧ください。

速力を上げホノルルまで4日間走ります。

2月22日

北緯20度線東進は好天を想定した航路でしたが、本日は昨日と打って変わり曇天下11~12m/sの向かい風です。

時折、波の衝撃で船体が大きく振動します。

実習生はその状況が特に気にならないようで、慌ただしく漁労機器撤収や魚倉作業にとり掛かっています。

今夜中にEEZに入り脱硝装置を稼働させます。

2月23日

本日は船体石鹸洗いです。船が大きくなり洗う範囲が広くなりましたが、朝一から総出で奮闘中です。

ホノルルでは同じ岸壁に実習船3隻が並ぶので、本校のプライドを掛け気持ちを入れて取り組んでいます。

昨夜、実習生は教官準備のDVDを鑑賞しハワイの事前学習をしていました。

今夜は機関科目のテストです。

2月24日

ホノルル寄港が迫り、実習生の表情はいつになく明るく見えます。

作業・当直は通常通り行い、加えて各居室の大掃除があります。

明日午後は自由上陸を許可する予定なので担当士官から外地上陸の事前注意を丁寧に行います。

よく理解して安全に楽しく過ごして貰いたいと思います。

 

写真1

操業も後半になるにつれて、海上は時化模様。実習生は降り注ぐ波しぶきを拭いながら、懸命に揚縄実習に取り組みました。 

写真2、3

操業も千秋楽を迎えました。最終日まで大事なく、無事に操業を終えることができました。 

写真4、5

操業終了後、早速片付け作業が行われました。実習生は使用した合羽を洗浄したり、甲板上の汚れを綺麗に洗い流しました。 

写真6

機関当直では、漁獲した魚を冷凍する冷凍機の点検、計測を行っています。