令和5年度 2B長期乗船実習

2B長期乗船実習 ③

進洋丸船長、指導教官より長期乗船実習の様子が送られてきたので紹介します。

1月30日

昨日の南鳥島通過は実習生に思いのほか好評でした。西ノ島とは違う南国ムード一杯な風景のせいでしょうか。次第に気温が上がりデッキ作業がしやすくなりました。ブランリールを使うブラン繰り訓練を開始しています。

1月31日

北風変わらず、涼しい(肌寒い)日が続いています。
実習生は前方テ゛ッキに出て、ブランリールの練習中です。船酔いを克服し揺れに慣れてきたので油断勤務津です。教官・乗組員が厳しく指導しています。実習生も真剣に取り組んでいます。

2月1日

日々トラブルなく漁場に向かい東進しています。
旧船では、ウェーキ島EEZを横断通過して日付変更線方面に向かっていましたが今期からEEZ入域せずに縁辺部北側を通過します。環境規制対応を考慮しています。

2月2日

ウェーキ島EEZを東に越え、いつもの向かい風になりました。常時大きく、船が揺れますが速力を維持してジョンストン島東沖に向かっています。実習生は今日も元気に作業・当直に励んでいます。

写真 1、2、3
ブラン巻き(枝縄巻き)の練習が始まりました。実習生は全員、船酔いを克服し、実習に励んでいます。途中、西之島を通過しました。

写真 4、5
機関当直の様子です。機関室の巡視や機器の計測、機関室配置図の作成を行っています。当直作業は、発電機の燃料こし器の開放点検掃除を行いました。

写真 6、7
海洋観測も始まりました。CTD(観測装置)により、水深1000mの水温と塩分を調査します。また、透明度板を海中に沈めていき、目視で確認できる深さを海水の透明度として計測します。太平洋のど真ん中はとてつもなく海が綺麗です。本日の透明度は37mでした。