2013年1月の記事一覧

学校内の児童生徒用と教師用のネットワーク構成はどうすればよいですか

 学校内ネットワーク環境を調査したところ、教職員用と生徒用のネットワークセグメント(グループ)が同一であることが判明しました。教職員用と生徒用のネットワークセグメントが同一であると、生徒が生徒用パソコンから教職員用パソコンやサーバのデータにアクセスできる可能性があり、情報漏洩などの危険性等が高くなると考えられます。そのため、教職員用と生徒用のネットワークセグメントを分離することで、セキュリティ面での向上が図れます。また、同一ネットワーク上に繋がるパソコンの台数が少なくなることで通信処理の負荷が軽減されることになり、通信速度の改善が見込まれます。

校内のネットワークが不安定です。

 学校内ネットワーク環境を調査したところ、教育ネットひむか接続用ルータは高性能の機器が導入されていました。 しかしながら、校内の各箇所に設置している複数の集線装置(HUB)が、直列に配置されている構成であることから通信速度の遅延が発生し、校内全体のネットワークが不安定となることが考えられます。そのうえ、校内の各箇所に設置している集線装置(HUB)についても、10年以上前の機器であることから劣化・老朽化が進みLANコネクタの接触不良などが発生してしまい通信環境に悪影響を及ぼすことも考えられます。
 また、ネットワーク機器を床に設置してしまうと、ホコリを吸い込んで機能低下・故障の要因になりますので、机の上やマグネット等による壁面固定を推奨しています。