あ い さ つ
宮崎県公立小・中学校教頭会
会 長 米澤 雄志郎
令和6年度宮崎県公立小・中学校教頭会会長をさせていただきます宮崎市立赤江小学校の米澤雄志郎と申します。 微力ではありますが、県内の教頭先生方の御理解と御協力をいただきながら、本会の発展のために尽力してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
新年度が始まり、各学校の副校長・教頭先生におかれましては、学校の中心的なリーダーとして学校運営に奔走され、様々な業務に追われ、多忙な日々を過ごされていることと拝察いたします。また、今年度新たに副校長・教頭職に昇任された教頭先生方、異動のあった教頭先生方におかれましては、職場の雰囲気に慣れるまでなかなか大変ではなかったかと思います。
さて、ここ数年、学校においては、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、社会全体において、様々な生活行動や学校及び地域活動等に制限を強いられる状況が続いてきましたが、昨年度5月に新型コロナウイルス感染症は5類となり、徐々にコロナ禍以前の生活が戻り、それに伴って、児童生徒の学校生活につきましても制限されていた集会や学校行事、さらには、学習内容にも取り組むことができるようになっています。児童生徒が友達との関わりや学習の中で生き生きとする姿が増えてきたことは大変喜ばしいことです。児童生徒がコミュニケーションをとりながら、様々な活動等を体験していくことはとても大切であることを痛感しているところです。
また、私たち教頭の職務に目を向けると、様々な点で、学校教育が大きく変わりつつあることや働き方改革が年々進む状況において、教頭の職務も不易と流行を意識しながらも、学校教育の目標の達成を目指して、取り組む必要があると考えております。全国教頭会では、第13期全国統一研究主題として「未来を切り拓く力を育む魅力ある学校づくり」が提案されています。『「未来を切り拓く力」とは、よりよい社会や幸せな人生を積極的に築き上げていくために、自らの個性を発揮し、自信をもって未来を切り拓く力であり、様々な困難な課題に、考え、判断し、積極的に対応する力である。また、「魅力ある学校づくり」とは、子どもたちが安心して教育を受け、自らのカを発揮できることはもちろん、保護者や地域住民にも信頼され「魅力ある、地域とともにある学校づくり」に、副校長・教頭として取り組むべき課題である。さらに、学校における働き方改革の具現化を図り、教師にとっても「魅力ある学校」となるよう努めていかなければならないと考える』としています。宮崎県内の各支会において、本主題のもと、多くの教頭先生方の英知を結集し、研究を進めていただいているところであります。本年度8月22日、8月23日には「第64回九州地区公立学校教頭会研究大会」「第62回宮崎県公立小中学校教頭会研究大会」宮崎大会が本県で開催されます。昨年度からの準備・計画に基づき、実行委員会を中心に、県内の各支会の副校長・教頭先生方の力をお借りしながら、九州大会宮崎大会では、本県の副校長・教頭先生方の日々の取組を提案し、九州各県の副校長・教頭先生方と協議を行うことによって、教頭業務の充実、引いては学校教育の充実につながることを期待しています。
最後になりましたが、日頃から本会を支えていただいております宮崎県教育委員会及び宮崎県市町村教育委員会連合会、宮崎県校長会をはじめ、教育関係諸機関・諸団体の皆様に心から感謝申し上げますとともに、今後共、御支援を賜りますようよろしくお願いいたします。
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