延岡市立南浦中学校
延岡市立南浦中学校
2月21日(火)、南浦中学校に延岡市 読谷山市長、澤野教育長が来校されました。
地域の課題をテーマとした総合的な学習の時間のプレゼンテーションを聞いてくださったのです。
この日は学校関係者評価委員会もあったので、評議員の皆さんにもプレゼンすることができました。
B班は「海のゴミを減らすためにはどうすればよいか」
この1年間、海岸のゴミ拾いを、休日を使って自主的に行ってきました。まだまだゴミはなくなりません。微力だけれど、希少生物が多く生息するふるさとの海岸を守りたい。そのために講演会も聞きました。PRサイトも作りました。他県の取組も調べました。大好きなきれいな海を守るために、探究し続けています。
続いてA班「少子高齢化を防ぐためにはどうすればよいか。」
人を呼び込むために、浦城、須美江、熊野江の良さが分かるPRサイトを作りました。写真は自分の足で撮ろうと決意し、歩き続けました。時には仲間と熊野江から鏡山まで2時間登山して、3日間筋肉痛がとれないこともあったけれど、ふるさとに素敵な場所がたくさんあるという発見をしました。そうだ、特産物を使ったお弁当は?というアイデアに、案をいくつも描き、サンドイッチ弁当を考え、試作しました。自分たちができる取組をみつけようと、他地域の取組を調べメリットデメリットも考えました。
今日は、私たちの考えたお弁当を初めて、生徒以外にお披露目しました。試食してくださる皆さんをドキドキしながら拝見していました。
「おいしいよ。」と全部完食してくださった時は、ほっとしてうれしくなりました。
読谷山市長は、素晴らしい発表に感動したとおっしゃってくださり、論理的に話ができる南浦中生徒を褒めてくださいました。
澤野教育長は、今日の発表の出来を自己採点してみると何点?と問いかけてくださり、かなり高度な発表だった、自他の幸せを考えて探究している、この学習を来年度もさらに深めてほしいとエールをくださいました。
ふるさとを思い、ふるさとのために、今できることに真剣に向き合った南浦中生徒13名。この日のために自主的にプレゼン練習したり、原稿を覚えたりしました。努力した者にしか味わえない充実感を感じた時間になりました。
読谷山市長、澤野教育長、評議員の皆さま、今日は南浦中学校にご来校くださり、本当にありがとうございました。一生忘れません。 南浦中生徒・職員一同
2月10日(土)、今年度最後の参観日。参観授業の前に2年生の「立志のつどい」が行われました。
スライドショー上映のあと、校長先生のお話から始まりました。10年後、20年後は今存在していない職業に65%の子供が就くだろうという調査から、「みんなの未来はチャンスにあふれている。それぞれの夢の実現にむけて、今日の決意の言葉を胸に刻んでほしい。」とエールが送られました。
続いて、「誓いの言葉」を6人で唱えます。そして、テーマである「これまでの感謝と決意」を、一人一人が自分の座右の銘とともに、堂々と述べました。
それを受けて、保護者から「励ましの言葉」をいただきました。
保育園に行きたくないと泣いていたのに、嫌な言葉をいわれて傷ついていたのに、2ヶ月に1回は病院にいくほど病弱だったのに、仲良しが転校してがっかりしていたのに、小さく産まれて病院にいる時間が長くて寂しかったのに、家ではわがままばっかり言っていたのに、小学校低学年まで泣いていたのに・・・
いつの間にか、やりたいと思うことにチャレンジしたり、夢をみつけてそれに向けて努力したり、手伝いをするようになったり、辛いと弱音を吐かなくなったり、誕生日はママの料理がいいと言ってくれたり、ありがとうを言えるようになったり、親を支えてくれることもあったり、・・・成長を感じる14歳になったね。これからもあなたをずっと応援しているよ。
保護者の愛の言葉に涙があふれます。
担任、副担任も、温かいまなざしで見守りました。
そして、生徒から保護者へサプライズ!手作りのプレゼントBOXです。家族との思い出の写真や感謝のメッセージを入れました。生徒は恥ずかしそうに渡し、保護者はうれしそうに受け取ってくださいました。
最後に3年生から励ましの言葉です。
「これから前へ進むみなさんに大切にしてほしいことを2つ伝えます。1つ目は、一人で頑張りすぎないことです。一人で行動し自立することは大切ですが、協力することはそれ以上に大切だと思います。6人で協力して互いに支え合ってください。2つ目は周りへの感謝を忘れないことです。これはもうできていると思います。自分は一人ではないことを忘れず、楽しく充実した学校生活を送ってください。応援しています。」
先輩の大きな愛のある言葉で締めくくられ、南浦中「立志のつどい」は終わりました。
「立志のつどい」での6人の決意は、大輪の花を咲かせることでしょう。14歳、心からおめでとう。