延岡市立南浦中学校
延岡市立南浦中学校
11月18日(金)、熊野江神社大祭前に毎年行っている小中合同清掃を行いました。
神社に向かう途中もゴミを拾いながら歩いて行きます。空き缶、布、たばこの吸い殻・・・なぜこんなところにこんなゴミがあるんだろうね?と話しながら、集めました。
神社で小学生と合流して、掃除の始まりです。
鳥居前、階段、神社周りに分かれて黙々と取り組みます。
とてもきれいになった熊野江神社です。心も神社もすっきりしました。
その後、天然記念物である「やっこ草」をみんなで観察しました。神社裏手の山を登ります。今年は、手すりができていて、作ってくださった地域の方に感謝しながら登りました。
「あ、これだ!」「かわいい!」「すごいね、熊野江にあるんだね。」
ふるさとの宝をみつけて、ボランティア活動ができて、気温は低かったけれど、温かいひとときでした。
11月15日(火)、延岡市教育委員会が行っている講師派遣事業として、清本鐵工株式会社を訪問しました。
「エネルギー・インフラ・食・環境」といった多角的な分野で事業展開を行っていて、中国や韓国にも拠点があることに驚きました。
大きな工場内をいくつも見学させてくださいました。
その中でも、環境を考えた浄水施設について興味がわきました。探究学習でふるさとの海を美しく、と常に考えていることにつながるからです。
sさらに、金属の性質についても勉強しました。
①銅②ステンレス鋼③アルミニウム④普通鋼(一般的には鉄)
これを重たい順に並べたら?熱を良く伝える順に並べたら?磁石がつかない金属はどれでしょう?強度の高い順に並べたら?などなど、実際に実験をしながら教えていただきました。
室内に戻り、生徒からは多くの質問が飛び交います。
「印象に残った仕事は何ですか?」「ここに勤めるにはどんな進路選択がありますか?」
「東日本大震災の際、原子録発電所の汚染水を浄化するシステムを24時間体制で作ったことです。一刻もはやく持って行かなければ、と社員一同必死でした。役に立った時は何にも増してうれしいものでした。」
「8割の人は工業系の学校出身の社員です。しかし、専門的なことは会社に入ってから勉強できます。総務の仕事は工業系出身者ではありません。延岡の企業で働きたい、ここで頑張りたいという人を待っています。」
生徒の質問に真摯に応えてくださり、延岡の企業の素晴らしさとともに社員の皆さまの延岡を愛する心を知ることができた講師派遣事業でした。清本鐵工株式会社の皆さま、ありがとうございました。
11月11日(金)、今日は延岡漁協浦城支所が手配・ご協力してくださり、黒瀬水産提供のブリと延岡水産開発提供のアジで「魚さばき体験」を行いました。講師の先生方は、お店のご主人や毎年ご協力くださる熊野江在住のお二人です。
まず5㎏はある大きなブリさばきを見学します。大きな魚をいとも簡単にさばく姿に、生徒は感動、そして深いため息(僕たちにはできないな・・・)。
そんな中、三枚おろしの手伝いをする3年生女子が現れました。ドキドキしながらもみんなの代表として、堅い骨を切るところまで頑張りました。みんなから拍手がわきます。
続いて、刺身のお手本。切り方、並べ方、大根のかつらむき、飾りの美しさ、すべてに「ほぉ~」「うわぁ~」「え~」という声が聞こえました。なんと美しいブリの刺身盛りでしょう!!プロの技にあっぱれです。
さぁ、これからは自分たちのアジさばきです。どうなりますやら・・・講師のご指導をいただきながら真剣にアジと向き合います。
よく頑張りました、南浦地区のきれいな海で獲れた魚を上手に三枚おろしすることができました。
これをアジフライにしたり、なめろうにしたりして料理をします。職員の部ではブリの刺身、あら煮、握り寿司、いなり寿司などが料理されていきました。
できた料理を試食します。豪華絢爛!給食とは別腹で食が進みます。美味しい!ただこれだけです。
地元の魚で、地元の講師の皆さんのおかげで、また一つ貴重な体験をしました。
「料理が美味しくなるのは最後に愛情を入れるから。」講師の言葉に胸が熱くなる南浦中生徒・職員でした。
心を込めて「ごちそうさまでした!」
11月5日(土)、6日(日)に県秋季中体連大会バドミントン競技が高鍋町総合体育館で行われました。
5日は女子団体戦、6日は女子シングルス、女子ダブルス、男子ダブルスに出場しました。7名の部員がそれぞれに力を発揮する晴れの舞台です。
広くて新しい会場、多くの観客、多くの選手・・・試合前から選手に緊張が走ります。
それは監督も保護者も同じ。県大会独特の雰囲気が漂う会場です。
「心臓がのどから出そうです。というか身体全体が心臓みたいで、いろんなところからドキドキが聞こえてきます。」「相手がポーカーフェイス過ぎて、どんな感じかつかめません。」「相手が双子だったので、どっちがどんな特徴があるのか、途中でわからなくなってきました。」
延岡地区の代表として、13歳、14歳が必死で戦ったことがわかりました。女子ダブルスは2回戦、男子ダブルスは3回戦(ベスト16)まで進みました。
そして、
「枯れるほど声を出しました。」「また、相手に向かって返球してしまった、悔しい。」「負けた相手の次の試合が見たい!」「もっと筋力がほしい!」「今度は勝つ!」 ・・・などの言葉が聞こえました。
選手たちの前に向かう姿勢に感動し、そして、保護者、先輩方、先生方の団結が選手の力になっているとしみじみ感じながら、帰路につきました。
これからの南浦中選手に勝利あれ!
11月4日(金)、地震津波の避難訓練を行いました。4月に中学校独自でも行っていますが、今回は小学生や地区住民の皆さんと一緒に訓練しました。
まず、中学校に常備しているライフジャケットと非常持ち出し用のリュックを準備して、小学校へ向かいました。
小学生、中学生、地区住民の方約20名が集合しました。
小学校教頭から、想定した震度や津波の高さの話があったあと、小学生から避難開始です。
屋上までの階段は、小学低学年やお年寄りの方にはひと苦労で、5分ほどかかりました。
屋上では、熊野江海岸で津波が起きた場合、最大で9mに達すると消防本部の方からお話がありました。
この屋上は12.3m。ここまでくればひと安心できる場所です。
「もし、大事な人がタンスの下敷きになっていたら、あなたはどうしますか?」
「周りの人に助けを求めます。」と中1男子が答えました。
「それも一つの正解です。防災に正解はないと言われるが、だからといってその人の手をぎゅっと握っているだけではよくない・・・。 こういった状況を作らないために、家具を固定しておくとか日頃から危険箇所を点検するとかしておくことが必要です。」と市危機管理課の回答があり、うなずく生徒たちです。
さらに、評議員(兼民生児童委員)や小学校校長からも講評をいただきました。
「笛を日頃から身に付けていると、いざと言うときに役に立つと訓練時に聞きました。私は常に携帯しています。みなさんも自分でできる防災を心がけましょう。」
「1月に大きな地震がありました。それも夜中でした。怖い思いをしたことが記憶に新しいことでしょう。何か怒ったときに、この訓練が役立ちます。」
実際に屋上に上がって体感した高さ、講評で聞いたお話、これらを生かして防災意識を高めたいと思った訓練でした。
訓練後、報道の取材にしっかり答える生徒会長の姿に、家族、友達、地域を守りたいという思いを感じました。
気持ちいい秋空に、地震津波のない穏やかな日常が続きますように、とお願いしました。