主催大会の様子

主催事業

令和2年度 第19回マイコンカーラリー新人大会

 本年度のMCR新人大会は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、県内での生徒同士の交流にも大きな影響を受け、大会実施を慎重に判断し、記録会方式を採用しました。

 新人戦にふさわしく、本年度からMCRを始めた生徒もいるため、各生徒が満足のいくマシンをいった時点で各校にて部内大会を実施し、その映像と記録を今月21日(日)までに大会本部へ提出し、ランキングを出すという形で行いました。
 各校には大会本部が作成した図面による統一したコースを設置しました。
 MCRはコンマ数秒の争いとなる競技であることから、本来であれば同条件下での実施が好ましいものですが、「しない」という選択よりも、「いまできることをやる」という生徒・職員の熱意で実施に至りました。当然、各校やるからには「正々堂々」と戦ってくれました。

結果は、
A-Class
1 佐土原 泰山さん 僕はタイちゃん 2年 マイコンカー部
2 佐土原 岩切さん 僕はガンちゃん 2年 マイコンカー部
3 佐土原 平郡さん 僕はグリちゃん 2年 マイコンカー部

B-Class
1 佐土原  加藤さん ジョン      2年 通信技術部
2 都城工業 山下さん 静かなドン    2年 制御技術部
3 都城工業 戸髙さん プロテスタント王 2年 制御技術部

C-Class
1 佐土原  溝口さん BITING DOG 2年 通信技術部
2 佐土原  井野さん 杠      2年 通信技術部
3 都城工業 豊丸さん くねり王子  2年 制御技術部

 さぁ、次はマイコンカーラリー2022全国大会に向けて、県大会、九州大会を勝ち抜けるべく、各自技術を磨いて頑張ってください!

ロボット競技新人大会(県内大会)

 今日(3月20日)は、「第15回 宮崎県ロボット競技大会 新人戦」を県内4校(佐土原・宮崎工・小林秀峰・都城工)をオンラインコミュニケーションツール Zoom でつなぎ、開催しました。
 新型コロナウイルス感染症 も昨年秋口に一旦落ち着いたように見え、本大会も1か所に集合して行う従来型の大会ができるだろうと考えていました。
 そうはいっても、12月の時点で、まだまだ落ち着かないコロナ禍にあり、今後の不測の事態に備え、人の移動・三密などのリスクを回避しながらも開催できる方法はないか、ロボット競技担当者会の中で再三にわたって会議を重ねてきました。
 1月には、新年早々に再び県独自の緊急事態宣言が発令され、そもそも大会をやめるべきではないか?というところまできました。
 しかしながら、「コロナ禍だから何もかも中止」という選択は、あまりにも安易な考えであり、「コロナ禍だから、感染症に配慮した形で、今までと違う大会はできないか?」と検討した結果が、本日のオンライン大会へとつながりました。
 試合は、マシンを戦わせるような対戦型ではなく、決められたものを、制限時間3分内に所定の場所へ納め、その得点と速さで勝敗を競う形としました。
 1チーム2回のチャンスがあり、得点の高いほうがチームの得点として残されます。
 1チームごとに中継会場を切り替えるには時間がかかりますので、今回は、1回戦 小林秀峰4チーム→宮崎工業2チーム→都城工業4チーム→佐土原4チーム というように、学校単位で試合・中継を行い、次の学校へバトンタッチしていくという形で2回戦を行いました。


開会行事 宮崎県高等学校教育研究会 工業部会 会長挨拶

他校の試合を観戦する担当職員と生徒

食い入るように他校のマシン・試合展開を見つめる生徒

各校の会場では他校の試合を大画面で見られるように配慮

各校校長・来賓等は勤務校もしくは近場の学校で観戦

工業部会 会長・副会長・県教委の先生方は宮工で観戦

時間になったら各校毎にタイマーorタイムカウント動画を起動し、試合開始!
タイマー画面があえてオンライン画面に映り込み、不正の無いように工夫。

審判は 各校の担当の先生が厳正に審査しました

自校での試合は生で見学

練習を重ねたいつもの場所で、落ち着いて操縦できたかな?

 自分の学校だから緊張感無くパーフェクトゲームが狙えるのでは?と思いきや、いつもの癖や緊張感がなさ過ぎて、スタート時間までにマシンを据え置けなかったり、プログラム・電源接続ミスが起こるなど、思わぬ事態も?!

 早く普通の大会に戻って、みんなで一つになって一喜一憂したいものです。

 withコロナ時代において、感染が身近に迫っている場合を除いて「事業を開催しない」はもうないと考えます。今回のロボット指導担当者会が示したような知恵と工夫で、生徒の活動が当たり前に行えるように、すべては「生徒の為」に持っている知識と技術を使って日常の教育活動を取り戻せたらと思います。

 企画・運営を行ったロボット指導担当者会の皆さん、活動時間に制約のあった生徒の皆さん、素晴らしい大会をありがとうございました。

本大会の結果は次の通り
校名
マシン名
1回戦
2回戦
最高得点
1
佐土原
747550747
2
小林秀峰
すごいつりざお
0736736
3
小林秀峰
速戦即決
721550721
4
小林秀峰
秀峰黄昏
550700700
5
佐土原
カタパルトリメイク
230580580
6
佐土原
570170570
7
佐土原
佐高メカ丸
550550550
8
小林秀峰
暁丸
0350350
9
宮崎工業
ヴァルキリン
250130250
10
宮崎工業
マッスルクラブ
70120120
11
都城工業
都工・クリスタル・ガイザー
70110110
12
都城工業
都工・モノリス
707070
13
都城工業
X-BOX
302030
14
都城工業
ドライビオ
000

全工協 教職員表彰

 この表彰は、工業教育の発展等に貢献した職員を表彰するもので、全国工業高等学校長協会が認定し、表彰しています。
 本県からは、佐土原高校にご勤務の 吉国先生 が受賞しました。

 吉国先生は、本県の工業教育においてパイオニア的な役割を果たしてくださっています。ロボット競技大会、マイコンカーラリー競技、ものづくりコンテスト電子回路組み立て部門の競技において、各競技の県大会の設立にご尽力いただき、競技・運営・生徒指導など多方面に活躍され、県大会優勝・全国大会出場を果たしています。課題研究等のものづくりの指導も熱心に取り組まれ、製作された完成度の高い作品は、学校展や地域でのイベント、小学校のバザーなどでも展示・実演され、工業高校の魅力を発信し続けています。

 受賞おめでとうございます!!

テクノフェア

 10月23日(金)24日(土)の2日間、宮崎県体育館において、第27回みやざきテクノフェアが開催されました。
 例年であれば、このイベントに本部会の主催行事でもあります「工業教育フェア」を同時開催するところですが、本年度は新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から、多角的に検討しました結果、高校生の参加を控えさせていただきました。関係者の皆様には大変ご迷惑をおかけしました。

 さて。「工業教育フェア」自体は中止となりましたが、宮崎県工業会主催の「テクノフェア」は例年通り開催され、共同事業の一つでもあります、「協働実践プログラム」の成果展示を行いました。

・溶接技術分野
 (株)アキタ製作所&日向工業高校
・ロボット技術分野
 (株)ウィント&延岡工業高+佐土原高+宮崎工業高+都城工業高+小林秀峰高
・ICT分野
 (株)宮崎県ソフトウェアセンター&延岡工業高+佐土原高

企業様の現場技術を直に教えていただき、技術力向上に繋がりました。
各社の皆様。御協力ありがとうございました。

 このほかにも、エコ電気自動車・ソーラーカーの展示も行いました。

 コロナ禍におけるイベントでしたが、たくさんのご来場、ありがとうございました。次年度は例年通りに楽しめるイベントとなるよう願います。

ロボット競技大会開催

 本日は、「第28回 全国高等学校ロボット競技大会 宮崎県大会」を宮崎工業高校の多目的ホールで開催しました。

 本来は、同日に大分県で開催される「第30回全国産業教育フェア大分大会」の中で全国大会が開かれる予定でしたが、コロナ禍における全国からの移動を抑制し、感染拡大防止を図るためにも、フェア自体は縮小かいさいされ、ロボット競技大会は中止となりました。

 この日のために製作に励んできた生徒の皆さんの想いや、3年間をかけて積み上げてきた技術力を披露する場としても、是非とも開催できればと調整を進めてきました。

 無事に本日開催することができましたのも、コロナ対策を生徒の皆さんをはじめ、保護者の皆様、関係者の皆様が一丸となって行い、感染を防いできてこその、今日であったと思います。

 さて。競技は1チームに2台(リモコン型・自立走行型)のロボットを製作。リモコン型は人が操縦しながら設置したアイテムを取りに行き、指定された場所にアイテムを納めることで点数になります。その途中には足場の悪いエリアの走行や、一本橋を四輪のロボットが走行する?!など、製作者・操縦者には大変難しい、見学者にはドキドキの競技展開でした。自走型は同様にアイテムを自動で回収して指定エリアに納めるという動きをしましたが、狙った物を上手く回収できないもどかしさにため息も漏れました。

 本日の結果は、
1位 佐土原高校  佐高ホエール号
2位 小林秀峰高校 Sturgeon
3位 佐土原高校  KSN
でした。

次年度に向けて、一年間頑張って下さい。


工業技術発表会開催

 本年度初めての事業「工業技術発表会」を開催しました。

 本年度は、新型コロナウィルス感染拡大要望の観点から、様々な事業が中止となり、状況を見極めながらその都度、実施の可否を探ってまりました。

 現時点で、宮崎県内が落ち着いているとは言え、いつ、何が起きてもおかしくない昨今ですから、念には念を入れての対応を取らせていただきました。
 通常でしたら、発表生徒を招集し、観客を入れてのプレゼンテーションですが、本年度は、各校にて動画収録をしてもらい、その動画を持ち寄り、関係職員だけで動画鑑賞・審査を行うという形を取りました。

 動画の撮影になれていない部分もありますので、動画のできと言うことでは無く、内容重視で検討しました。

本年度は、
・都城工業「みんなが使いたくなる手指消毒ロボットの研究」
・延岡工業「私たちにできること~コロナ対策~」
・日向工業「日工版デュアルシステムの取組」
・宮崎工業「コンクリート構造物における非破壊検査方法の基礎的研究」
・佐土原「ペット用熱中症対策装置~にゃんCOOL~」
・小林秀峰「農工連携課題研究におけるパンの型製作と機械部における商工連携活動の展望」
の6作品の発表があり、コロナ関連の課題を自分たちの手で解決しようとする働きも多く見られました。どの作品も、ものづくりの基本である「誰かのために」という想いの強い作品ばかりでした。

この中から、
最優秀賞に 佐土原高校
優秀賞に 延岡工業高校
の作品が選ばれました。

受賞された2つの学校(2班)の皆さん。おめでとうございます。

 いつもとは違う発表形態にもかかわらず、素晴らしい作品の紹介がちゃんと伝わってきました。新しい変化にも柔軟に対応できる生徒のみなさんの力に感心するばかりでした。

 また、御指導いただきました担当の先生方、ご審査いただきました先生方、ご苦労様でした。

 一日も早いコロナウィルスの終息を願っておりますが、新しい発表会の在り方を模索するきっかけとして、本大会が大変貴重な会となり、無事に終了致しましたことを感謝致します。

 またいつか、このような動画発表の機会がありましたら、見やすい収録方法や動画編集方法など、映像(プレゼン)作品としてのクオリティを高めていく事にもなればとも思います。

 本日はありがとうございました。




生徒がいない発表会はやっぱりさみしいものがありました。


関係の先生方により、厳密な審査が行われました。


指導担当職員が生徒代理で表彰状を預かりました。