日誌

2023年3月の記事一覧

先生方との最後の別れ

3月30日(木)

10時30分過ぎから体育館で離任式が行われました。

転勤や退職などで山之口小を出て行かれる先生方と子どもたちが最後のお別れをする式です。

 

 

離任される先生方の入場です。壇上は7名ですが、あと2名(図書館サポーター、ALT)も本校を去られます。

本校の規模で9名の異動は大きいです。

 

 

 

 

 

簡単な紹介があった後、一人一人がお別れのあいさつをされました。最後に校歌を歌う先生、個性を大切にしてほしいという話をする先生、当たり前のことを当たり前と思わずその時その時を大切に過ごしてほしいという話をする先生など、それぞれの思いがこもっていました。その思いが子どもたちにしっかり届いたと思います。

 

 

その後、5年生児童が代表して一人一人の先生への感謝の気持ちを発表してくれました。

 

 

 

最後は、花束贈呈です。それぞれの先生が担任している学級の児童やお世話になった児童が一声かけながら花束を渡しました。

 

 

離任される先生方の退場の場面です。子どもたちの間を3往復する形で全員と触れあうことができました。大きな拍手で見送る子、号泣する子と様々な反応が見られましたが、心を込めて見送ることができたと思います。

 

 

教室に帰ると担任の先生は自分の学級の子どもたちとの別れの時間がありました。しかし、それだけでなく、昨年、一昨年受け持った子たちも行き来し、笑顔で記念撮影をしていました。

写真は撮れていないですが、中学生や保護者も多数来られて、別れを惜しんでいました。たくさんの人に見送られている先生たちを見ていると、心がほっこりしました。

 

修了式

3/24(金)

本年度の児童登校最終日でした。

1校時に全児童が体育館に集まり、修了式が行われました。

昨日、6年生が卒業したため、少し広めに間を取って整列したのですが、43名(しかも体の大きな6年生が)いないため、体育館が広く感じました。

 

 

 

   

式では、まず、修了証が校長先生から各学年の代表に手渡されました。

 

 

次に、全校児童を代表して、1年生が「今年(今年度)がんばったこと」を3つ発表してくれました。

① 3学期の校歌練習・・これまで新型コロナ感染症予防のため、歌を歌うことが制限されており、3学期になってやっと練習ができるようになったのです。「ぼくは、校歌の中の『山之口小のよい子たち」というところが好きです。」と書いていました。

② 運動会の全校リレー・・「選手になったけど、途中でこけてしまってくやしかった。でも、みんなが『だいじょうぶだよ。』と言ってくれたのがうれしかった。」ということです。ミスしてもみんなの励ましで逆に元気が出たというところがすばらしいですね。

③ プール(水泳)・・最初は、鼻をつまんで数秒しか水に顔をつけられなかったけど、練習しているうちに30秒くらいがまんできるようになったということです。来年の水泳を楽しみにしていることでしょう。

来年(来年度)がんばることは、「体育をがんばる」「新しい1年生にいろいろ教えてあげる」の2つだそうです。すでに2年生としての心構えができているようで、頼もしいなあと感心しました。

 

 

続いて、校長先生の話です。

まず、昨日の卒業式の様子についての話がありました。立派な式だったのでみんなにも見せたかった、そして、その式を行うために準備をがんばってくれたみんなに感謝しているという内容でした。また、これからやってほしいこととして、①心と体と頭を鍛えよう、②校歌を元気に歌えるようになろう、③今年(今年度)お世話になった人に感謝の気持ちを伝えよう と3つの話がありました。1年生が発表したことと関連している部分が多く、子どもたちにも分かりやすい話でした。

 

 

この後、全員で校歌を元気よく歌って、式は終わりました。

その後、県の大会で優勝した野球部の表彰がありました。

 

 

そして、春休み前の注意事項として、「火」「水」「人」「車」「金」というキーワードを用いた話を生徒指導担当の先生が行いました。みんな背筋を伸ばし、しっかり前を見て聞いていました。

 

最後に図書館サポーターの先生から話がありました。本年度は、全校児童で合わせて19961冊の本の貸し出しがあったそうです。(あー、もう少しで20000冊...)と思うと何となく惜しい数字ですが、考えてみればすごい記録です。年度当初の目標は15000冊だったので、大きく目標を上回りました。来年度はどんな記録が出るのか楽しみです。

 

 

 

 

 

 

6年間のフィナーレ

3月23日

「とうとう」と言えばよいのか、「いよいよ」と言えばよいのか、ついに卒業の時がやって来ました。

 

 

 

 

今週は、6年生が在籍する教室に下級生からのメッセージが貼ってありました。どのクラスも工夫を凝らしていて6年生への感謝とお祝いの気持ちがよく伝わります。

 

 

9時30分

卒業生が、担任を先頭に入場してきました。はにかむような笑顔を見せる子、緊張した面持ちの子、満面の笑顔を見せる子といろいろですが、堂々とした入場です。 

 

 

 

卒業証書授与については、離席してから証書を受け取り着席するまでの練習を重ねてきました。ひとつひとつの所作が様になっています。 

 

 

 本校では、受け取った証書をこれまでお世話になってきた保護者に手渡します。

これまで練習していない(できない)ところなので、一人一人の動きが少しずつ違います。さあ、どんな感謝の言葉を伝えたのでしょうか。

 

証書授与の後、学校長式辞や卒業生からの記念品贈呈などが行われました。そして、「校歌斉唱」を行うことができたのが本年度の特徴のひとつです。最後の歌声が体育館によく響いていました。

 

 

卒業生の退場

本校では、退場口で卒業生にPTAからの花が先生たちから手渡されます。

 

 

 卒業生の退場後、保護者も教室に移動。と思ったら、体育館に留まる時間が長いです。

理由は、いろいろな方から届いた祝詞です。保護者にとっても懐かしい名前が並んでいます。

「あー、1年生の頃の担任の〇〇先生からも届いてるねー。」などと盛り上がっているのでしょう。

しばらく祝詞を読んだり、写真に撮ったりして教室に上がって行かれました。

 

明日から山之口小は少し寂しくなりますが、卒業生の皆さんの中学校に入学してからの活躍を期待しています。

 

 

 

お楽しみ会をしました!

 

卒業を間近に控え、6年生はお楽しみ会で調理実習をしました。

挑戦したのはホットケーキ作りです。

道具や材料を友達と協力して準備して、いざ調理!

ふっくらした美味しそうなホットケーキができました。

お好みでチョコレートソースやホイップクリームをトッピングして完成です。

小学校生活最後の調理実習、楽しそうに取り組む姿が印象的でした。

6年生に教えてもらったよ!

早いもので、あっという間に本年度も最終週になりました。

先週、6年生が学校のためにできることとして、「下級生の学習を手伝おう」という意見が出たようで、2・3年生が算数の復習をしているときに手助けをしてくれました。その様子をご紹介します。

 

2年生の学習の手助けをしてくれたのは、上の写真のメンバーです。「下級生の勉強を手伝う」と決めたもののちょっと緊張気味です。2年の先生が、一人一人どの子を手助けするか指示してくれました。

 

 

 

 

2年生もいつまでも恥ずかしがってはいられません。がんばって問題を解きます。さすが6年生、2年生の目線に合わせて跪いたり隣に椅子を持ってきたりして丁寧に教えています。

 

 

さて、3年生はどうでしょうか。ここでも6年生がマンツーマンで教えています。

 

 

おやっ?こちらは少しスタイルが違います。寄り添って教えるのではなく、まずは問題を解く様子を見て、手助けが必要なタイミングを考えているようです。

 

 

さらに、こちらでは、教科書(答え?)を見ながら6年生同士で相談をしています。

「ここは、〇〇というやり方でいいのかな。」「ちょっとここで苦戦しているみたいだね。どうやって説明してやればいいんだろう。」「こういう風に声をかけてやればいいんじゃないかな。」

おかしなことを言って3年生を惑わせたらいけないので、6年生も大変です。

 

 

 

「そうそう、そんな感じ。」「すごいすごい、よくできてるね。」

6年生に褒められて、2年生も3年生もうれしそう。おかげで算数の復習がはかどりました。

 

1時間の学習が終わりました。

「教えたことよくわかってくれたかな。」「教えているとき、にっこりしてくれて良かったな。」

満足そうな6年生でした。

下級生に勉強を教える機会はそんなにないと思います。6年生にとってもいい経験になったようです。

 

23日(木)は卒業式。下級生は参加できませんが、みんなでがんばって育てた花が会場を飾ります。

これまでお世話になったことへの感謝の気持ちが6年生に十分伝わることでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

初めてのサッカー

 先日、4年生が体育の学習でタグラグビーをがんばっている様子をご紹介しましたが、3年生はサッカーに取り組んでいます。「ボールを手で扱ってはいけない」ということくらいは知っているかもしれませんが、ほとんどの子にとってコートを使ってサッカーをするのは初めての経験です。

 

 

「おっとっと。」

ボールを追いかけていたら転びそうになったり、ボールを先頭にみんなで追いかけっこをしている感じになったりとなかなか大変です。

 

 

 

 

でも、そこは運動好きの3年生。ボールを追ってあっちこっちするのも楽しいのです。

 

 

 ところが、やはりゴールに近付くと目の色が変わってきます。

「あー、危ない。ゴールを決められる!」「大丈夫、しっかり守るよ。」

 

「もう少しだったのに、ゴールを奪えなかったなあ。」「ねえねえ、どこにパスすれば良かったと思う?」

ゴール前に集まって考えます。

「よし、次はもっと広がってパスをもらおう。」

作戦を考えたら、試合再開。

 

 

こうして、またサッカーを楽しむ3年生でした。

タグラグビー

4年生は、体育でタグラグビーをしています。ルールはラグビーに近いのですが、タックルしてボールを奪うということはありません。全員が腰にタグ(紐みたいなもの)を付けて競技します。ボールを持っていてもタグを取られる前に手放さなければなりません。タグを取られた時ボールを持ったままだと相手のボールになります。(細かいルールについては話合いで変更することもあります。)

 

  

 

遠くから見ると上の写真のような感じです。ディフェンス側の子の横をうまく通り過ぎることができるでしょうか。

 

 

ディフェンス側の子が、体やボールでなく腰のタグを狙っているのがよくわかります。

 

 

ボールを持った子をみんなで取り囲みます。

「絶対通さないぞ!」

 

 

しかし、オフェンス側も必死。パスをうまく使ってすり抜けると達成感でいっぱいです。

 

随分温かくなり、汗をたくさんかきますが、元気いっぱい走り回るのが大好きな子どもたちです。

 

 

待ちに待った調理実習

県内の新型コロナやインフルエンザ等の感染症の報告数がずいぶん減ってきました。学校でも「地域の感染レベルの変更」に伴い、これまでできなかった教育活動も少しずつやりやすくなってきています。

先日、5年生が調理実習に取り組んでいました。

 

 

 

今回の料理は、ごはんと味噌汁のようです。みんな教科書を傍らに置き、ミスしないよう確認しながら活動しています。

 

みそ汁の出汁は煮干しから取っています。

「煮干しの味がなくなったら出汁が出汁が取れたということです。先生、食べてみますか?」

・・・それって「出汁が出たおいしくない煮干しを食べてみますか」と言っているのかな?「もったいないからいっしょに食べましょう」と言っているのかな? きっと後者でしょう!

 

 

ごはんが炊きあがりとみそ汁のできあがりのタイミングが合うでしょうか。みんなで協力し合ってがんばります。

 

できあがりました。全員で食べるには家庭科室は少し狭いので、他の部屋に持って行って食べる班もあります。

 

 

 

冷えないうちにどんどんつぎ分けていくと。おいしそうな香りが広がります。

 

 

さあ、班ごとに

「いただきます。」

かなり距離をとっていますが、向かい合って食べれるだけでもこれまでとはかなり違います。

 

この後、給食も完食したそうです。身も心も満たされた5年生でした。

 

 

 

お別れ遠足

ご紹介が遅くなりましたが、3月3日(金)にお別れ遠足がありました。以前ご紹介したお別れ集会が終わった後、徒歩で富吉小とその近くの的野農村公園に行きました。以前は、山之口運動公園に行っていたのですが、改修中なので富吉小の運動場等をお借りしている状態です。

 

  

 

 

お別れ集会が終わり、富吉小に向けて出発です。1年と6年、2年と5年、3年と4年がペアになって歩きます。もしかすると、今から遠足が始まるというこの時間が一番うきうきしているのかもしれませんね。

 

 

 人数の関係で、下学年は、的野農村公園で遊びます。ラインが引けないので、小さなカラーコーンを線の代わりにしてドッチボールをしています。1年生も投げ方が力強くなってきています。

 

疲れたらベンチに座って一休み。デジカメに向かってみんなでピース。いい笑顔です。

 

これもドッチボールをしているところでしょうか。とても真剣な表情です。快晴で暖かいので、逆に花粉症が気になるところですが、精一杯遊んでいました。

 

 

上学年は富吉小で遊びました。下学年同様、ドッチボールをする子や写真のとおり平行棒や登り棒で遊ぶ子もいました。

 

 

 

 

 

お待ちかね、お弁当タイムです。この日は、山之口小のお弁当の日でした。自分にできること(おにぎりを作る、おかずを作るなど)をそれぞれがんばってお弁当の準備をしてきました。出発前から「お腹がすいた。」と言っている子がいましたが、きっとお腹いっぱい食べたことでしょう。

 また一つ、いい思い出ができました。

 

 

伝統芸能伝承~奴踊り~

 3月12日(日)に山之口町花木地域にある南方神社において、今年の五穀豊穣などを祈る「春祭り」が行われました。春祭りでは、地域の伝統芸能である「向原奴踊り」が奉納されました。奴踊りは、保存会の皆さん、そして小学校児童の二部に分かれており、本校からは5年生児童12名が参加しました。

  

  

  

 中には、祖父、父親、児童と親子三世代で舞を披露する御家庭もあり、地域の大切な伝統芸能がしっかりと継承されていることを実感しました。

 本校でも毎年、5年生が奴踊りを保存会の方に御指導いただいており、本年度の運動会では、5年生と6年生が披露することができました。しかし、運動会は新型コロナウイルスの影響で参観者の人数制限を行わざるを得ない状況であったため、今回は子どもたちの一生懸命に踊る姿を地域の方々に御覧いただくよい機会となりました。