2014年11月の記事一覧

3・4年生公開授業

 今日の2時間めに3・4年生の公開授業が行われました。これは「いじめ防止のための年間計画(行動計画)」に位置づけられているもので、授業づくり視点を基に授業公開するものです。
 今日は算数の授業でした。3年生は「二等辺三角形の角の大きさをくらべよう」、4年生は「平行な直線を書こう」というめあてを立てて授業が行われました。そして、今日は3・4年生の授業を5・6年生も授業参観しました。その理由は、複式指導の中で行われるにっこりトーク(話合い活動)をより充実させたいからのようです。3・4年生のにっこりトークの方法やガイドの役割を学び、自分たちの学習に生かそうと一生懸命メモをとっていました。
 

【授業の前には枠が板書され、授業の流れが分かります】【5・6年生も真剣です】
 
【3年生は1人なので、いつもは先生とににっこりトークをします】【4年生も集中しています】
 
 普段、子どもたちは別のクラスの授業を見ることはありません。そのため、授業中の3・4年生のしっかりとした姿に驚いていたようです。5・6年生は、自分たちの授業のヒントになるものを学ぶ時間にもなったと思います。教師と同じように、授業をよりよいものにしようとする5・6年生の姿、とても嬉しく思います。
 
【この日は5・6年生も参加したにっこりトークでした】
 
 
 

しいたけで元気!

 昨日、表現集会が行われました。表現集会では、1・2年生が生活科で学んだことを劇「しいたけで元気」にして、しいたけのことを楽しく分かりやすく発表しました。この日は、学校評議員の方々、学校評価推進委員の方々が荒谷小にお越しくださっていて、1・2年生の発表も見てくださいました。
 
       【お客さんが多ければ多いほどパワーが出る1・2年生】
 
 「しいたけで元気」では、「お仕事で疲れている校長先生を元気にしたい」と子どもたちが考え、しいたけが大きく育つための方法をクイズ形式で紹介しました。
 「しいたけを大きくするにはどのようにしたらいいでしょう?」という問題では①日光に当てる②水をやる③なば木の上と下を入れかえるという3択でした。3~6年生はさすがによく知っていて、③なば木の上と下を入れかえるに手を挙げていました。
 第2問は「なぜ、なば木の上と下を入れかえるのでしょう」という問題でした。これも3択で、①下の方に水がたまっているから②下の方は日光があたっていないから③下の方に虫がたくさんいるからの中から選びます。正解は②下の方に水がたまっているからでした。
 
【2問目は難問でした】【ALTの先生や保育所の先生も授業参観してくださいました】
 
 そして、しいたけを収穫する時のコツも教えてくれました。それは「しいたけさ~ん、もう取っていいですか~?」としいたけに尋ねるのだそうです。すると小さな声で「まだですよ~」とか「いいですよ~」と聞こえるそうです。いつかしいたけを収穫する時に試してみたいと思います。
 
 最後にふりかえりをしました。今日発表した内容は、これまで1・2年生が学習してきた内容のほんの一部だそうです。しいたけはの原木はクヌギからできていること、日光を当ててはいけないこと、水のやりすぎもよくないこと、江戸時代からしいたけが栽培されていること等、たくさんのことを学んできたようでした。そして、お世話をした分だけ、大きくておいしいしいたけが育つこと、しいたけを栽培されている方々の苦労や収穫の喜びが分かったことなどを発表していました。
 結びの言葉では、「ぼくたち・私たちが諸塚を支えるビッグな大人になります!!」と力強く言っていました。頼もしく嬉しい言葉です。
 
 今回、1・2年生が楽しそうに発表している姿を見て、この学習に意欲的に取り組んだのだろうと感じました。毎日欠かさず校舎の裏にあるしいたけの観察をして、しいたけの成長を見守り、お世話をしていた1・2年生。その1・2年生のしいたけへの愛がよく伝わってきた発表でした。
 
 給食時間は、学校評議員さん・学校評価委員さんも一緒に給食を食べました。日頃お世話になっている顔見知りの方々ばかりですので、色々な話をしながら給食を食べていました。
 
        【今日は秋の香りがする「きのこごはん」でした】
 
               【楽しい時間になりました】
 
          【学校を支えてくださって、ありがとうございます】
 
     【また来てくださいね】
 
 学校評議員さん、学校評価推進委員さん、ご多用の中、朝から子どもたちの様子を参観してくださりありがとうございました。

5・6年生のいない日

 今日は、NHKの出前講座が行われるため、5・6年生は1日諸塚小にお世話になっています。そのため、朝の放送では「5・6年生がいないので4年生がリーダーシップをとりましょう」と4年生が元気に言っていました。10月にもこのような状況がありました。それは5・6年生が青島青少年自然の家に宿泊学習に行っていた時です。その時も4年生が中心となり、下級生のお世話もしてくれていました。その経験があるせいか、子どもたちは5・6年生がいない1日でも落ち着いて行動していました。そして、給食も1~4年生だけの給食です。2~4年生が給食当番をして、1年生が台ふきや配膳をしました。荒谷小の子どもたちは1年生から給食当番を経験しているので、このような時でも臨機応変に対応できます。テキパキと配膳を終わらせ、いつもより早い時間に「いただきます」をすることができました。
 
【今日は窓際に集まって食べました】【5年生の代わりに献立紹介をしました】
 
 5・6年生だけで児童の半分がいるので、1~4年生7名だけの給食は淋しいだろうなぁと思っていたのですが、和気あいあいと給食を食べていていつもよりも賑やかなのではないかと思うくらいでした。会話の中には、1・2年生がしいたけの料理をしたことや、明日の1・2年生の表現集会の話、「今日の献立のにくだんごの甘酢あんかけはハンバーグの味がします」などと、話題が尽きない給食時間でした。その中でも、「明日、子ども対先生でサッカーをするとしたら、5・6年生にはエースが4人もいるから先生には負けないかもしれません」とここにはいない5・6年生の話も出てきていました。やっぱりみんな一緒が一番いいですね。
 
【ろうか側の席はガラーンとしていました】【今日もおかわり!!もりもり食べてね】
 
        【とっても元気がいい1~4年生です】
 
 給食の途中、雨が強くなってきて運動場のイチョウの木がたくさん落ち始めました。それを見て「掃きたーい」という2年生の女の子。このイチョウの木の葉っぱが一斉に落ちてしまったらいよいよ冬の到来ですね。
 
【5・6年生、担任の先生、気を付けて帰ってきてくださいね。待っています。】

読書集会

 今日の朝、体育館で読書集会が行われました。まずはじめに、図書委員会全員で紙芝居を読みました。その紙芝居は「ゆっくり ゆっくり」というお話でした。
 
 身体に障がいがある女の子のことを、始めはよく分からなかった周りの子どもたち。でも、実際にその女の子と話したり、遊んだりすることで、女の子の大変さを知ることとなります。そして、その女の子と一緒に遊ぶためにはどのような工夫をすればよいかを考えるようになります。十人十色という言葉があるように、人それぞれ個性・特性があります。それらを知り、認め、寄り添うことで、他者との関わりを大切にでき、相手を思いやることができるようになるのではないかと思います。
  【紙芝居を見る時、子どもたちは一言も口を開かず見入っていました】
 
 その後、おすすめの本の紹介がありました。今回は病気等で身体が不自由な方の本の紹介でした。「ヘレン・ケラー」や「さっちゃんのまほうのて」、「暗やみのなかのきらめき」、「禎子の千羽鶴」、「野口英世」を委員会の児童がそれぞれ紹介しました。本の内容を大まかに話したり、「漫画で見やすいです」等と、低学年でも手に取ってみたくなるような紹介でした。
 
【図書室にはいい本がたくさんありますね】
 
 読書集会では、図書委員会の児童が本の魅力を十分に伝えてくれました。1人でも多くの子どもが、図書室に足を運び新たな本との出会えるといいなと思います。
 
 その後、先日全校児童会で話し合った赤十字活動の内容の発表がありました。今回、自分以外の人のためにできることを考え①ゴミ拾い②プルタブ・ペットボトルキャップ集め③募金活動の3つを行っていくそうです。
 ①ゴミ拾いは登校中に通学路のゴミを拾う計画です。荒谷・野谷川・中の又それぞれの班にゴミ袋を渡し、ゴミを拾ってその袋に入れます。そして、そのゴミを学校に持っていき、燃やせるゴミと燃やせないゴミに分別します。
 ②プルタブ・ペットボトルキャップ集めは、各家庭から持って来てもらう計画です。ペットボトルキャップをリサイクルすることにより、世界の子どもたちに届けるワクチンの購入に充てられます。
 ③募金活動は各家庭から募金をお願いし、集まった募金は社会福祉協議会へ提出します。
 
【ゴミを拾ってピカピカにしましょう】  【プルタブ・ペットボトルキャップお家を探してね】
 
 【募金、よろしくお願いします】
 
 担当の先生から「この活動を通して、自分にできることを考えるきっかけになるといいと思います」とお話がありました。この期間だけ活動をするのではなく、日常的にこれらの活動ができれば、とっても素敵な学校になると思いました。
 それから、「子どもの詩」の表彰がありました。今回は3年生と4年生が表彰されました。賞状をもらった3年生は、自分の座る場所に戻った後もニコニコしてとても嬉しそうな表情でした。
 
        【とってもすてきな詩が書けていましたね】
 
 今日は、朝の時間には雨がザーザー降っていて、体育館での子どもたちの声は少し聞こえにくかったです。最後に教務主任に先生から「相手に伝わらない声は失礼にあたります。相手意識をもって、大きな声で発表しましょう!」と元気よく指導されました。晴れた日なら聞こえる声でも、雨の日には聞こえないこともあります。その時々に合わせて声の大きさを変える工夫をしていけるようになるといいと思います。

ウッジョブ諸塚 チームワークも備えて

 今日は3~4校時にわくわく学習(ウッジョブ諸塚)を行いました。まず始めに校長先生が、何のために今の学習を行っているのかという確認をされました。今、子どもたちは色々な製品づくりをしたり、リーフレットやポスター、絵本の作成を行っています。それらを「完成させること」が目的なのではなく、「林業のことを発信し、林業に貢献すること」が目的であり、その過程で苦労したことや困ったこと、工夫したことを大切にしていくださいとお話がありました。そして、どのように課題をクリアしていったかということも振り返っていけるとよいとお話されました。また、C学習発表会のリハーサルでも指導をしていただいたチームプレイについても子どもたちに指導されました。自分のことだけではなく、周りの友達の作業を手伝ったり協力したりすることの大切さを子どもたちも再確認したと思います。
 
 
 
                  【初心に返りました】
 
 
 今日のめあては「今日の課題は何かを考え、解決方法、今後の見通しをもって活動に取り組もう」です。めあてを頭に入れ、それぞれのグループに分かれて作業を始めました。
 リーフレット作りをしている子どもたちは、リーフレットのレイアウトや内容を考えていました。「村の文化祭で掲示してあった産直住宅の資料が欲しいとよね~。役場にあるかなぁ。」
等と2人で話しながら取り組んでいました。
 
【相手に思いを伝えるために最良の資料が欲しい】
 
 製品づくりのグループは、木の定規にデザインを書いていたり、シーソーにプリントする神楽の絵を書いていたりしました。オンリーワンの作品を作るために真剣でした。
 
【ペンが滲まないか試し書きをしてデザイン中】【神楽の写真を見ながらデザイン中】
 
 絵本を作成する児童には、今日は強力な助っ人が登場しました。それは、林業やりがいポスターを制作中の6年生の女子児童です。12月12日必着で絵本のデータを、大分県の会社にお送りすることになっています。そのため、下書きを絵本担当の児童が書き、色ぬりを絵本担当の児童はもちろん、他の5・6年生や職員で一緒に取り組むことになりました。今日は、下書きをした絵本の文字をなぞってもらったり、色ぬりをしてもらったりして、ずいぶんとはかどりました。
 
【絵本のプランを説明します。これからは司令塔の役割も担います】
 
 あっという間に2時間が終わり、ふりかえりの時間になりました。リーフレット作りの子どもは、「インパクトのある題名を考えたい」、「見る人を惹きつける内容を考えたい」と発表していました。また、シーソーを作っている児童は「木にねじが刺さらず難しかった。けがをしそうになったので、校長先生に教えていただいた方法で次回は安全にやりたい」と発表していました。絵本作りの児童は「この3連休で下書きを完成させたい」とやる気満々でした。
 
 
 制作の時間が長くなると、それを完成させることばかりが頭にあるかもしれませんが、常に何のために作るのか、これを見て、使って、相手がどのように思うのか等考えながら取り組むと、自分たちの思いが真っすぐに表れたものができると思います。
 ウッジョブ諸塚、これからも林業発展・貢献のために邁進します!
 

「みらい みやざき まなび隊」の取材

 昨日、mrtの「みらい みやざき まなび隊」の取材が本校で行われました。荒谷小に来られた理由は、今年度本校が指定を受けた「校内研修活性化モデルプログラム開発事業」の取組の取材のためでした。校内研修は、通常であればその学校の職員だけで行うことが多いのですが、この事業は宮崎大学の先生方や研修センターの先生方と一緒に校内研修に取り組み、より一層充実した研修を実施できるようにするための開発事業です。
 
 朝早くから取材に来られたmrtの方々、休み時間には子どもたちにインタビューをしたり、給食時間には一緒に給食を食べたりしました。大学の先生や研修センターの先生方も一緒に給食を食べ、とっても賑やかな給食時間になりました。子どもたちは「私の宮日に載った作文がろうかに貼られています」とか「昼休みは野球をします。あまりサッカーはしません」など、日頃の学校生活の様子を嬉しそうにお客様に話していました。
 
   【たくさんの人に囲まれての取材はドキドキしたようでした】
 
【いつものおいしい給食が、今日は2倍も3倍もおいしく感じられました】
 
 5校時には5・6年生で研究授業が行われました。教科は国語で、5年生は「森林のおくりもの」6年生は「未来に生かす自然のエネルギー」という単元でした。5年生のめあては「資料の要旨を読み取ろう」、6年生のめあては「資料の要旨を読み取り自分の意見をまとめよう」でした。この研究授業には宮崎大学の先生が2名、研修センターの先生2名、取材の方3名と本校職員が参加し、5年生はやや緊張した面持ちでした。6年生は緊張感はあるものの自分の意見をいつものように発表したり話したりすることができていました。テレビカメラもあって、いつもの研究授業とはまた違う雰囲気でしたが、授業に一生懸命取り組む姿勢はいつもと変わりない5・6年生でした。
 5・6年生の担任の先生は、この日のために校長先生、教頭先生、研究主任の先生と何度も何度も話し合い、それを全体で話し合い、試行錯誤しながら授業の中身を考えていきました。その甲斐あって、この研究授業では子どもたちのハテナの部分を的確に捉え、思考が停滞しないように適宜助言をされ、新たな問いを見つけることができるよう支援していました。
 
           【2学年とも、要旨についての学習でした】
 
 
 
【子どもたちのつまづきをホワイトボードにメモし、その後、助言をして軌道修正します】
 
【結論を書くのが難しいなぁと悩みました】
 
 授業が終わって子どもたちが下校した後に、5・6年生教室で職員研修が行われました。先ほどの授業を見て、子どもたちの姿から成果や課題、解決策などを出し合いました。ここで出していただく、宮崎大学の先生方や研修センターの先生方の意見がとても貴重で、学校の職員だけでは考えつきもしないような発想や指導方法を提案してくださいます。それら1つひとつの言葉が授業を改善するヒントになり、子どもたちに還元することができています。ありがとうございます。
 
 昨日はお忙しい中、荒谷小にお越しくださりありがとうございました。子どもたちは、取材をされるという貴重な体験をさせていただきましたし、研究授業・事後研によって授業改善のための方策を学ぶことができました。本当にありがとうございました。
 
             【事後研は授業形式で行われました】
 
    【子どもたちも職員もたくさんの笑顔がみられた日でした】
 
 

保育所生も参加 長距離走大会練習

 今日の業間、運動場で長距離走大会の練習を行いました。
 まずはじめに、運動会で踊ったダンスで準備運動をします。毎回、このダンスを準備運動として取り入れているので、子どもたちがどんどん上手になっているとダンス担当の先生が話していました。
 
   【楽しそうに踊ります】        【校長先生も校長室でダンス】
 
【パイナップルカラーの体育主任の先生もダンス】【保育所生ものりのりでダンス】
 
 準備運動で身体が温まったら、いよいよ運動場を走ります。保育所生はトラックの内側を走り、小学生はトラックを元気に走りました。(5分間)
 
     【レッツゴー!!】            【まだまだ平気】
 
  【あとちょっと、がんばれ~】   【校長先生も応援に出て来てくださいました】
 
 今日は風がなく、外に出ると太陽の光が暖かく気持ちのよい日でした。練習の後、校長先生が「何周走った?」と子どもたちに尋ねると「6周です」とか「7周です」と答えていました。2年生の児童も「4年生について行ったら6周も走りました」と満足げな表情でした。長距離走大会まで1カ月を切りました。この練習を積み重ねて、本番では自分の力が最大限に発揮できるよう努力していきましょう。

C学習発表会

 今日は、諸塚中学校でC学習発表会が行われました。この日に向けて、子どもたちはずっと前から準備や練習をしていました。
 今朝は7時30分に学校を出発するためいつもより早く登校してきた子どもたち、出発式では校長先生から「今日のC学習発表会、頑張ってください。この発表会で学んだことを、2月にある学習発表会に生かしてください」とお話がありました。
 
【昨日も納得がいくまで練習をしたようでした】
 
 諸塚中学校に着くと、中学生が大きな声で「おはようございます!!」とあいさつをしてくれました。その声に負けないように、子どもたちも元気な声であいさつをしていました。控室に着くと、3・4年生の担任の先生から「あいさつは人と人との間で生きていると意識できるものです。今日のめあてはあいさつです。あいさつができればしっかりと発表ができます」とお話がありました。
  【あいさつ、とても大切ですね】
 
 C学習発表会が始まるまで約1時間あったので、5・6年生は体育館でリハーサル、3・4年生は学習室でリハーサルをしました。リハーサルが終わるとみんなで円陣を組んで、発表の成功を祈り、声を掛け合いました。
 
【頼もしい応援団1・2年生も一緒です】
 
 そして、いよいよC学習発表会が始まりました。出入り口には素敵な装飾がしてありました。これは中学生が昨日の前日準備の時間に作ってくれたそうです。この秋の雰囲気満載の通りを抜けると、5・6年生の発表の舞台です。
 
      【秋らしい飾りでした】
 
今回は開会行事、閉会行事を通して、荒谷小の6年生児童が進行をします。この児童は、終始はきはきとした声で堂々とした進行をしていました。とても立派な姿でした。
 
  【落ち着いた進行をしました】
 
 開会行事では七ツ山小学校の校長先生からごあいさつをいただきました。その中でC学習の「C」の意味についてお話がありました。C学習の「C」は「community:地域」という意味です。諸塚村は、地域の中で人と人が助け合ったり、支え合ったり、協力し合ったりしていて、深い人と人とのつながり=絆があるとお話されました。その地域の中の諸塚小、七ツ山小、荒谷小、諸塚中を「C」で表しているそうです。
 
【C学習発表会の「C」、分かりやすく教えてくださいました】
 
 次に、副村長さんからごあいさつをいただきました。お話の内容は「森林と水について」でした。山は緑のダムと呼ばれており、雨を山の中に溜め、しみ出した水は沢となり川となり流れていくとお話されました。上流にある諸塚村の川は、日向市までつながり海に流れていきます。諸塚村の川が汚れないようにし、下流にある日向市にきれいな水を流そうという取組の1つに汚水処理施設の普及の推進をされてきたそうです。施設の整備だけではなく、きれいな水を生み出す森林を大切にすることを一人ひとりが考えることの必要性もお話しくださいました。また、子どもたちには将来諸塚に帰ってきて、諸塚村を継承していって欲しいとも話されていました。
 
【諸塚を大切に思うお気持ちが伝わってきましたね】
 
 開会行事が終わると、次は3・4年生の発表です。3・4年生は音楽室や美術室、視聴覚室、学習室でそれぞれ学校毎に発表を行いました。
 荒谷小は学習室の前と後ろを使って、3年生・4年生同時に発表をしました。3年生はプロセッサーづくりを通して学んだこと、4年生は苗木袋について学び、学びながら変容してきた気持ちを発表しました。
 
【プロセッサーへの熱意を発表しました】【6年生が、機械を動かす補助をしてくれました】
 
       【4年生も実際の苗木袋を見せながら元気に発表しました】
 
 
 その他の学校も工夫を凝らした発表ばかりで、じっくりと見たいなぁと思う内容でした。
 3・4年生の発表が終わると全員体育館に集まり、郷土芸能の発表の時間です。諸塚中の生徒による「チョイガマカ」と「七ツ山臼太鼓」を披露してくれました。披露してくれた生徒たちは、総合的な学習の時間で3つのコースに分かれ、その1つの伝統芸能を選んだ生徒たちだということでした。その中で小原井出身の生徒が多かったので、七ツ山臼太鼓を披露したと話していました。
 
【息の合った鐘、迫力ある太鼓の音、軽やかな動き、どれも素敵でした】
 
 次に、5・6年生児童の発表です。荒谷小はトップバッターでした。これまで学習してきたウッジョブ諸塚での内容をスライドを用いて発表しました。林業の現状、それに対する対策(自分たちが貢献できること)を実物のものを見せながら発表しました。この6分間の発表にそれまでの子どもたちの苦労やがんばりを思い返しました。これからもこの学習は続いていきます。今回はその学習の途中経過を発表しています。これから子どもたちはゴールに向けてますますやる気を出していくと思います。2月の学習発表会ではそれぞれ完成したものや、ウッジョブ諸塚を通して学んだことが発表できると思います。
 
【ゆっくりと大きな声で発表できました】
 
 中学生も自然環境や福祉についての発表をしました。自然環境のグループでは「ロールしいたケーキ」というロールケーキを開発したそうです。これはしいたけの粉末としいたけをみじん切りにしたものを生地に混ぜてロールケーキにしたそうです。試食をした教育長先生も北部教育事務所の先生も「おいしい」とお誉めの言葉をくださっていました。
 
 閉会行事では、諸塚中の生徒会長からのあいさつがありました。「このC学習発表会をとおして、疑問に思ったことや興味をもったことを調べるともっと諸塚が好きになるのではないかと思います。今日無事に発表できたのも、協力してくださった地域の方々や先生方の支えのおかげです。これらの方々に恩返しするためにできることは、私たちが日々を楽しみ、諸塚に住んでいることを誇りに思い、あいさつで諸塚を元気にするということです」と話していました。子どもたちが楽しく学校に通い、意欲的に学習に取り組み、諸塚が好きだと思ってくれる、そして「あいさつ日本一」を掲げる村内の小・中学校に元気なあいさつが響き渡るだけで、周りにいる大人たちは自然と笑顔になります。それを子どもたちもしっかり理解しているのだと感心しました。
 
【荒谷小出身の生徒会長、みんなのお手本になりますね】
 
 最後に北部教育事務所の先生から講評をいただきました。
 3・4年生の発表では現物を見せながらの発表、寸劇・クイズ・解説を織り混ぜた発表、紙芝居やニュース形式の発表、3校それぞれの発表形式を誉めてくださいました。そして「はきはきと堂々とした発表ができていたのは、それまでの勉強が自信になっている証です」ともおっしゃってくださいました。
 5・6年生の発表では、「何に視点をおいて発表をしているか」ということをみてくださったそうです。林業の移り変わりと課題、それに対して自分たちにできることや、何気なくみていた黒岳の素晴らしさ、どんぐり材に着目したところやふるさとの歌を作ったところ、学習を通して自分たちに何ができるかを考え行動にうつしたところ等3校の取組を分かりやすく誉めてくださいました。子どもたちも、自分たちが学習していることは素晴らしいことなのだと実感したと思います。
 中学生の発表は「態度」をみられていたそうです。中学生の落ち着き、真剣さ、礼儀正しさを発表を通して感じられたとお話されていました。また、先ほどのロールしいたケーキについても「素朴な味で、ほどよい甘さもあってまた食べてみたいです」と話されていました。
 諸塚村は村づくりもモデルとも呼ばれている村だそうです。なぜ、そのように呼ばれているのか。それは①豊かな自然②自然を生かした暮らし③人と人との絆があるからとのことでした。実体験から、ふるさとを離れて初めてふるさとの有難さが分かると話され、15の春を迎える中学3年生にもエールを送られていました。
【1つひとつのお言葉が嬉しかったですね】
 
 今回、これまでに学習してきた内容を発表という形でまとめた子どもたち。また1つ経験を積んで大きくなったことと思います。これからもこれらの学習は続きますので、今学習している内容をさらに深めて、林業についてもっともっと理解していけるといいですね。そして、林業で諸塚を元気にするという一役を担えるといいと思います。

冬支度

 今日は冬の訪れを感じさせるような冷たい風が吹いていました。日が当たるところはポカポカして暖かいのですが、外に出るととっても寒く身体が震えそうでした。
 寒さの厳しい冬に備えて、今日は荒谷小でも冬支度をしました。清掃時間に、体育館に片付けておいたストーブや囲いを出して各教室に運びました。
 
【ストーブが点く日はいつになるのかな】
 
  広い教室に数人しかいないので、ストーブが無いととても寒い教室です。火が点いていないストーブでも、置いているだけで少し暖かさを感じるのは不思議です。

また一歩前進 ウッジョブ諸塚

 今日の朝、地元の林業会社の社員の方が、わざわざ学校にお越しくださいました。その方は、子どもたちがウッジョブ諸塚で進めている活動に必要な木材を持って来てくださいました。
 その木材とは、諸塚産材で定規を作ろうと考えている児童に、三角定規の形に加工してくださった木や、松葉づえに装飾できそうな小物も木で作ってくださっていたものでした。また、木の絵本を作る児童のために、表紙として使えるホオノキを2枚、準備してくださっていました。
 
【これは絵本の表紙になる木です】
 
 これらを校長先生が5年生児童に手渡すと、突然のプレゼントに子どもたちはびっくりしていました。
 
      【思いもよらなかった今日のプレゼント、嬉しいね】
 
 おかげ様で、子どもたちの活動が目に見えるものとしてまた一歩前進しました。地元の林業会社の方々には、多くの時間や労力を子どもたちのために使ってくださり、本当にありがとうございます。これからも、子どもたちの活動を見守っていただけると大変有難いです。そして、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

ALTの先生と授業

 今日の3校時、3・4年生は体育館で英語活動を行いました。今日は、カードを用いて、公園(park)や動物園(zoo)、駅(station)や学校(school)、博物館(museum)、バス停(bus stop)、警察署(police station)、病院(hospital)を英語で発音した後、ゲットゲームをしました。これは、子どもたちが「What's this?」と声を揃えて尋ねると、ALTの先生が先ほど学習した場所を英語で言います。子どもたちはそれを聞きとり、ALTの先生が言った場所を走って探しにいきます。これがゲットゲームです。
 
【クリス先生との英語活動楽しみにしていました】【ゲットゲーム、カードを見ないように後ろを向きます】
 
【「museum」はどこにあるでしょう?】
 
 正しい発音に触れ、楽しみながら英語に親しんでいる子どもたち、これからも英語が分かる楽しさや、英語でコミュニケーションが図れる喜びなどを感じていって欲しいです。

干し柿づくり

 今年の冬、1・2年生は干し柿づくりをするそうです。先日、その干し柿づくりのために、2年生の保護者の方がご自宅からたくさんの渋柿を持ってきてくださいました。そして、今日の3・4時間目にその柿の皮をむきました。始めは包丁を使ってむこうとしましたが、ピーラーの方が簡単に皮がむけると考え、ピーラーを使いました。たくさんの渋柿を約2時間かけてきれいにむきました。1・2年生の担任の先生が「○○先生は干し柿10個くらい欲しいらしいよ~!」と言うと、「いいですよ~」と優しい言葉が返ってきました。その後「でもそれってすごい食欲ですね」と本音をポロリと言っていました。
 
 柿の皮をむいたら、それらをお湯にさっと入れて干し柿の下準備ができました。
  
【楽しい~!!と言いながらみんなで皮むき】【この黄色いカゴにたくさんの柿が入っていました】
 
 清掃の後、渋柿の枝をひもで結んで吊るす準備ができました。そして、下校指導の時間には1・2年生教室の前には、干し柿が吊るされていました。オレンジ色の柿に紫色のひもを見て、2年生の女子は「ハロウィンの色みたい」と話していたそうです。虫よけにネットをはり、鳥よけにCDを吊り下げていました。寒風にさらされた1・2年生の干し柿、おいしくおいしくおいしくなあれ!
 
        【できた!】             【落ちないようにしっかり結んでね】
 
 【全部で40個くらいはあるそうです】       【冬の風物詩になるかも】

2年生のどうぶつクイズ

 2年生はこれまで、国語で「ビーバーの大工事」を学習していました。今日はその最後の時間です。今日は「どうぶつひみつクイズを考えよう」というめあてでした。2年生2人は、キタキツネとムササビ、キツツキのことを調べて、クイズをそれぞれ5問作っていました。子どもたちが自分の好きな動物を選び、その動物に関する本を図書室で選んでクイズを作成したそうです。そのどうぶつクイズを1時間目に1年生に出しました。
 
【どうぶつのこと、たくさん調べましたね】
 
 まずはキタキツネについてのクイズです。第1問は、「キタキツネのメスの親が巣にいるのは何分でしょう?」という問題です。この問題はすぐに正解がでました。正解は「10分」だそうです。
 
 【2年生も回答者に加わりました】
 
 第2問は、「メスのキタキツネの親が巣にいる間、コギツネは何をしているでしょうか?」でした。「エサを探しにいく」、「逃げるための練習をする」、「泳ぐ練習をする」などと答えが出ましたが、どれも不正解でした。そこで出題者の児童がヒントを出してくれました。ヒントは「外ですること」だそうです。そこでピンとひらめいた2年生の女子は「一輪車!!」と自信満々に答えました。なるほど、荒谷小の子どもたちは毎日のように外で一輪車に乗って遊んでいますね。しかし、キタキツネは一輪車では遊ばないようです。この問題は、1年生が「友達と遊ぶ」と言って正解しました。キタキツネの子どもにとっても遊ぶことは大切なことなのですね。
 
 第3問は「メスのキタキツネは○匹~○匹の赤ちゃんをうみます。さて、何匹~何匹でしょう?」という問題でした。「2~4匹」、「3~4匹」、「3~3匹」などと答えが出ましたが、なかなか難しいこの問題。3匹というのは正解しているようです。そこで、ヒントが出されました。ヒントは「休み時間の2分前です」というものでした。?が頭に浮かびましたが、子どもたちはそのヒントを聞いて「はい!」と勢いよく挙手していました。そして、「3匹~8匹です」と答えて正解をしていました。
【休み時間は10分だから、10-2=8ということですね】
 
 第4問は「キタキツネは傷口をなめる時に目をどうするでしょう」でした。この問題、1年生が「閉じる」と答えて正解しました。傷口をなめる時のキタキツネの様子をすぐに想像できたようでした。
 
 キタキツネについての最後の問題、第5問は「渡り鳥が飛ぶ時、キタキツネはどうする?」でした。この問題には「捕まえる」、「巣に戻る」、「キツネがジャンプして渡り鳥を食べる」という答えが出ました。残念ながらこれらは不正解でした。そこで、またまたヒントをもらいました。「みんなが空を見上げる時と同じです」というヒント、これで「空を見上げる」という正解が出ました。
 
【クイズに大盛り上がりの解答者たちでした】
 
 次に2年生の女子児童がクイズを出しました。この児童はキツツキとムササビについてのクイズを考えてきていました。
 第1問は「キツツキは秋になるまでは昆虫を食べていますが、秋になると他のものを食べます。それは何でしょう」という問題でした。「木の実」、「木のみつ」、「果物」等と答えがでました。惜しい答えもあるそうですが、正解がでていません。そこでヒントが出されました。「秋になるとたくさんなります」というヒント。このヒントから「ぎんなん!!」と答えていた1年生。荒谷小には大きなイチョウの木があり、秋になると銀杏がたくさん落ちてきます。それを思い出して答えたようです。その他にも「どんぐり」、「みかん」と秋によくみられる木の実や食べ物が出てきました。ところが、なかなか正解がでません。この問題は時間切れになり、正解を教えてもらいました。正解は「熟した木の実」だそうです。「熟した」というところがポイントだったのですね。
 
  【誰も正解者が出なかった時はみんなで本を見て正解を確認しました】 
 
 第2問は「キツツキの巣は完成するまでにどれくらいかかるでしょう?」でした。この問題は1年生が「1ヶ月」と正解を答えて、周りの子どもたちがびっくりしていました。
 
 第3問は「キツツキがヒナに与えるえさは1日何回でしょう」というものです。この問題は①10回②20回③30回の3択でした。子どもたちは①と②に手を挙げ、職員は③に手を挙げていました。正解は③の30回だそうです。1日に何回もエサを探しに行って、ヒナを育てようとするキツツキ、その一生懸命さは人間と同じなのですね。
 
    【元気に「はい!!」】
 
 キツツキについての第4問は「キツツキはエサの昆虫をどのように探すでしょう」という問題でした。これは2択でした。出題者によると3つ目の答えを考えるのが難しかったから2択にしたそうです。この問題は①木に穴を開けて取り出す②空でキャッチするという2つの答えから選びました。これも解答が分かれて、半分半分でした。正解は①の木に穴を開けて取り出すだそうです。
 
 そして、次はムササビの問題です。「ムササビ?」とキョトンとする子どもたちに、2年生の児童は「むかばきでいたよね」と話して、ムササビの写真も見せていました。さて、その問題は「ムササビは、冬が来ると森に残っているある食べ物を食べます。その食べ物は何でしょう」でした。「虫」、「柿」と答えましたが、これらはではないようです。そこでヒントを出してくれました。ヒントは「1月~2月に学校に咲きます」というものでした。学校に咲くという部分から「桜」と答える子どももいましたが、なかなか正解がでません。そして更にヒントを出してもらいました。はじめの言葉は「つ」だそうです。頭の中で「つぼみ?つつじではないなぁ」などと考えていると、「つばき!!」と子どもたちの中から正解が出ました。ムササビは冬の間、椿を食べるなんて初めて知りました。
 
 とっても盛り上がった今回のどうぶつクイズ、1年生の児童が感想を発表しました。「ムササビやキタキツネ、キツツキのことがよく分かりました、「知らなかったことをクイズで知って、動物の勉強になりました」と発表していました。今回子どもたちが選んだ動物は、イヌやネコのように身近にいる動物ではなく、「名前は聞いたことがある」、「見たことがある」というくらいの動物でした。だからこそ、その動物たちの新たな発見がたくさんありましたし、前より身近に感じることができました。2年生が調べた動物たちの本を読んでみたいなぁとも思いました。
     【楽しみながら多くのことを学べました。ありがとうございました】
 
 教頭先生との国語の学習を楽しみにしている2年生、いつも元気に意欲的に学習に励んでいることが分かりました。残り約4カ月、2年生の勉強を楽しんでくださいね。

木の絵本になる木材をいただきました

 ウッジョブ諸塚で諸塚の林業発展のために貢献できることを考え、実際に活動している子どもたちの中で、地球温暖化をテーマに木で作った絵本を作成しようとしている子がいます。現段階では、ストーリーが完成し、絵本の下書きに入っています。絵本の表紙もページも全て諸塚産材で作るため木が必要です。その木を地元の林業の会社の方が、昨日わざわざ学校に持って来てくださいました。その木とは厚さ36mm×幅140mm×2mを4本です。
【早速準備してくださった木材、ありがとうございます】
 
 この児童は、この木材がA4の木の紙20枚になることに驚いていた様子でしたし、木に顔を近づけて「いい香り~」と嬉しそうでした。
 
 今回、地元の林業の会社の方々のご協力を賜り、子どもの考えている林業を発展させるための活動がまた1つ前に進むことができました。この木材を学校に届けてくださるまでの過程をひとつひとつふりかえり、多くの方々の支えのおかげで現在の恵まれた状況にあることを再確認していきたいと思います。当たり前ではなく、感謝すべきこと、感謝すべき人が周りにたくさんあったり、いらっしゃったりすることを常に頭に入れて、これからも活動を進めていきたいと思います。
 
 地元の林業会社の方々、お忙しい中、子どもたちのために木材の準備をしてくださり本当にありがとうございました。
 
  【う~ん、いい香り】
 

C学習発表会リハーサル

 11月18日(火)にC学習発表会があります。それの発表に向けて、今日の3校時リハーサルが行われました。
 まず、3・4年生の発表から始まりました。3・4年生は「ウッジョブ諸塚~もっと林業~」というテーマで学習を進めています。3・4年生は1学期の森林体験学習を通して、調べたいものを決めています。3年生はプロセッサー、4年生は苗木袋についてです。
 3年生は、プロセッサーを実際に作る過程の発表をしました。段ボールを使ってプロセッサーを作っていたのですが、どうしてもうまくいかない部分がありました。そこを林業に携わっている本校の保護者の方に学校に来ていただき、アドバイスをもらいながら制作したことや、この学習を通して学んだことを3つにまとめて発表していました。
 
【写真や実際制作しているものを準備して発表しました】
 
 この発表を聞いて、校長先生から
 
 ① 発表が始まってすぐに詳しい内容を話していたので、始めに「○○について話します」と  
  テーマを伝えるとよい
 
 ② 写真を紙芝居風に使ってみると、自信をもって発表できると思う。
 
 ③ 作ったプロセッサーを実際に動かして見せると効果的である
 
 という発表をする際の工夫をご指導いただきました。
 
 
【3つの工夫、今度の発表に生かしていきましょうね】
 
 次に4年生の発表です。4年生は2名います。2人とも、林業で使う苗木袋について学習を進めています。今回、1つの発表内容をそれぞれ表現方法を変えて発表しました。学習を進めていく中で苗木袋の工夫を調べたいという気持ちから、ある気持ちに変化していったそうです。それは、林業に携わっていらっしゃる方々への思いにもつながります。発表を聞いている人たちにより分かりやすい内容となるよう、実際の動きを取り入れたり、身ぶり手ぶりを大きくしたりする工夫を考えているようでした。
 
         【4年生の発表:今日は少し緊張気味だったかな】
 
 発表後、教頭先生から「実際に苗木袋を背負ったことはある?」と質問がありました。4年生は苗木袋を見たことはありますが、背負ったことはありませんでした。「苗木袋を背負ってみると、林業に携わっている方の苦労や工夫がもっと分かると思います」とアドバイスをいただきました。
 また、校長先生からは「声の大きさがとても良かった」とほめていただきました。「せっかくいい発表をしても、声が小さくて聞いている人に届かなければもったいない」と話され、相手意識をもつ大切さをご指導いただきました。そして、発表を聞いている他の学年の姿勢についても大切なことを教えていただきました。発表を聞いている子どもたちは、ただ聞くのではなく応援する気持ちをもって聞いて欲しいとのことでした。応援とは具体的に①発表をしている時にうなづく②質問や感想を積極的に発表するということです。1人でも、このような人がいると、発表をする時に勇気をもらえるし、嬉しい気持ちになります。発表を聞いている人も、一緒に発表をしているというような気持ちで臨んで欲しいと思います。
 
 最後は5・6年生の発表でした。5・6年生は諸塚の林業を発展させるために自分たちが貢献できることを考えて、活動を進めています。その内容(思い)と途中経過を報告しました。
 
【スライドを用いて、すっきりとした分かりやすい発表でした】
 
 この発表を見た1~4年生はたくさんの感想を発表しました。これが見ている人の応援ですね。最後に校長先生から、これらの発表をどのようにチームプレーで作り上げるかという課題を示してくださいました。C学習発表会では、助け合ったり、協力し合ったり、積極的に意見や感想を発表したりする荒谷小の子どもたちのよさを、発表者以外の児童も発揮できるといいなと思います。

第2回 P1グランプリ開催!

 今日、朝の時間に表現集会が行われました。今日は、第2回のP1グランプリです。第1回は5・6年生が撮った写真のP1グランプリでしたので、今回は1~4年生が撮った写真のP1グランプリです。めあては「フォトコンテストでP1グランプリを決定しよう」でした。
 
 1~4年生は「自分の写真を選んでくれるかな?」、「他の学年のお友達の写真はどんな写真かな?」などと考えていたのでしょうか、ドキドキしているような表情を浮かべる子やニコニコしている子もいました。早速1~4年生が撮った写真を見せてもらいました。共通していることは、荒谷小周辺で撮ったということですが、神秘的な写真、ほのぼのとした写真、生命力を感じる写真など、様々な表情の写真がありました。
 
 そして、自分の好きな写真を1枚決めて、その写真の下に投票カードを貼りました。
 
     【どれもステキだね】
 
 全校児童・全職員が投票カードを貼り終え、いよいよ結果発表です。「じゃじゃーん」と言って5・6年担任の先生が黒板を返すと、「おお~」という声が上がりました。
 
  【結果発表直前・・・どきどき】
 
 一番多く票が入ったのは、3年生の男子が撮った写真でした。その児童は、みんなの前に出て、写真の説明をしました。「写真を撮る時には、虫の目で撮りました。工夫したところは、背景に石の山が写るようにしたところです」と発表していました。その後、その他の児童から、この写真についての質問が出てきました。「どうやってこの写真を撮ったのですか」という質問には「石の上にカメラを置いてとりました」と答え、「場所はどこですか?」という質問には「学校にある大きな池の所です」と答えていました。
 
【8人の人が「この写真がすき」と言ってくれました】
 
 そして、今回はこの写真を選んだ人からも選んだ理由を聞きました。すると「固いもの(石)から草が生えているところがすごいと思ったから」や「冬の季節を感じたから」、「虫の目で撮ったと話していたが、虫の目でも見えるし鳥の目でも見えるような写真だから」などの意見がでてきました。一瞬で目を引くこの写真、子どもの感性はすごいなぁと思いました。
 
 その他にも「すきとおる葉っぱ」や「荒谷のたからもの」、「荒谷の山とのんびりしている1・2年生」、「荒谷のきれいな水」、「虫たちの遊具」というテーマがつけられた写真があり、どれも荒谷の自然の豊かさ、子どもたちの雰囲気を表現しているいい写真でした。
 
【写真を選んだ根拠も明確で分かりやすかったです】
 
 
 
 

長距離走練習 初日

 12月12日(金)に行われる、長距離走大会に向けての練習が始まりました。今年度も、週に2回、業間の時間を使って5分間運動場を走ります。
 軽快な音楽に合わせて、子どもたちは軽やかに走っていました。途中、お腹を押さえる子どもや、表情が険しくなる子どももいましたが、全員5分間走り切りました。走り終えた後の子どもたちはとてもすがすがし表情をしていました。子どもたちに交じって先生方も一緒に走り、爽快感を味わわれていたようでした。
 
              【一定のペースで走ることが目標】
 
【教頭先生が練習に参加した直後、ピピーっと終了の笛がなりました】
 
 これから長距離走大会まで、コツコツと練習をしていきましょう。

ウッジョブ諸塚 ゲストティチャーが荒谷小に!

 今日の2~4校時、5・6年生はわくわく学習(ウッジョブ諸塚)を行いました。今週の水曜日に各グループに分かれて、色々な場所に訪問をさせていただきました。今日は、その訪問の時に学んだことを生かして、ポスターを作ったり、リーフレットの原案を作ったりしていました。
 
 【ポスター作り、がんばります】     【2人で意見を戦わせながらリーフレット作り】
 
 【絵本の下書き、アイディアを出しながら制作中】
 
 木で製品を作る5年生3人のためには、、心強いゲストティーチャーがお2人も来てくださっていました。お1人は地元の林業の会社の方で、木工のプロフェッショナルの方でした。もうお1人は、デザインについて教えてくださる方でした。5年生は、木でシーソーを作ろうと考えていたり、松葉杖やアクセサリーを作ろうと考えたりしていました。今日は、それらの製品を作るお手伝いをしてくださいました。
 
  【インパクトで釘を打ち込みます】        【こちらはシーソー作り】
 
 【アクセサリーづくり。こんなにたくさんの装飾品を持って来てくださいました】
 
 プロの方々に直接助言や指導をいただきながら、5年生の3人は順調に作業を進めていっているようでした。
 
 2学期から本格的に進んでいるわくわく学習(ウッジョブ諸塚)ですが、これまでの学習から自分のやりたいことを見出し、自分の考えた企画を形にしてそれが林業の発展につながるよう工夫していく子どもたち。思いが形になることの喜びを感じ、楽しく制作をしています。
 
【アクセサリー、見せて~と後ろから2年生がやってきました】
 
 給食も一緒に食べていただきました。今日は、秋の香りスパゲティがメインのおかずでした。このスパゲティには、1・2年生が育てたしいたけが入っていました。とってもおいしかったです。
 
      【お世話になったプロの方々と一緒にいただきます】
 
                    【全員でパチリ】
 
 
 
【今日は牛乳、ミニチーズパン、秋の香りスパゲティ、かみかみサラダでした】
 
 午後からは、地元の林業会社にお勤めの保護者の方が、3年生のために来校してくださいました。3年生もわくわく学習(諸塚ウッジョブ~もっと林業~)で自分の興味のあるものを制作しています。それが、森林体験学習で実際に見たプロセッサーでした。それを段ボールで制作しているのですが、どうしてもうまくいかないところがあり、それを解決するためにわざわざ来てくださいました。今日は、プロセッサーの先の部分を重点的に作ったようでした。課題だった部位の作り方についてはヒントを与えてくださったようで、次の時間以降、3年生がそのヒントをもとに制作に取り掛かるのだと思います。
 
           【「けっこうリアルだねー」と誉められていました】
 
 子どもたちのためにわざわざ学校にまで足を運んでくださったプロの方々のおかげで、子どもたちの制作意欲はかき立てられたようです。
 お忙しい中、お越しください本当にありがとうございました。

保育士さんの読み聞かせ

 今日は、朝の時間に読み聞かせが行われました。読み聞かせをしてくださる方は、保育士さんである地域の方でした。
 まずはじめに、保育所で使用しているおもちゃを見せてくださいました。表には赤い風船が書いてあり、裏には他の絵が書いてあるそうです。その絵をくるくる回すと、何かが見えてきます。その絵を当ててみました。赤い風船をくるくる回すと、そこに出てきたのは・・・「りんご」でした。
 

     【 くるくる  くるくる 】           【何がでてくるかなぁ】
 
 「この色からいろんなことが広がるでしょう。何が出てくるのか考えてみてね」と声をかけられて他の色もくるくる回してみせてくださいました。青い風船の絵をくるくる回すと車が出てきて、緑の風船の絵をくるくる回すとカエルが出てきました。黄色い風船はバナナ、紫の風船はぶどうがでてきました。「こういう遊びを通して、赤ちゃんでも言葉を覚えていくんだよ」と話されていました。
 
 次に、「どうぶつたちの とびだす やさいばたけ」という絵本を紹介してくださいました。この絵本をしかけがあり、ページをめくるたびに色々な野菜が飛び出してくる絵本でした。立体的な絵本に、子どもたちは食い入るようにみていました。
 
 そして、いよいよ読み聞かせです。1冊目は「すっぽんぽーん」という絵本でした。野菜たちが自分の皮を脱いだり、へたをとったりして、すっぽんっぽんになります。とうもろこしやとまとなどがすっぽんぽんになりますが、たまねぎもすっぽんぽんになろうとします。その時、「たまねぎさん、どうなると思う?」と尋ねられ、子どもたfちは「なくなるー」、「白くなるー」と予想をしていました。さてさてたまねぎがすっぽんぽんになるとどうなったのでしょうか。
 
               【笑い声いっぱいでした】
 
 次に「どこいったん」という絵本を読んでいただきました。「ぼくの ぼうし どこいったん?」と言って、帽子を探して歩くお話でした。赤くてとんがっている帽子、いったいどこにあったのでしょう。
 
   【誰かがかぶっていた?】
 
 最後に、「まさか さかさま」という絵本を読んでいただきました。絵本に出てくる絵は、1枚の絵なのですが、真っすぐ見ても見られるし、逆さまにすると違う絵として見ることができる不思議な絵でした。じっくり読んでみたい絵本だなぁと思いました。
 
 今回読み聞かせをしていただく前に、保育士さんはハンカチを少しの水で濡らして持っていかれました。その理由は、絵本のページをめくる時に、そのハンカチで指を湿らせておくと、ページをスムーズにめくることができるからだそうです。なるほど、ページをめくることに手間どって、絵本の世界が途切れることがないようにするための工夫なのだなと思いました。
 色々な技をもっていらっしゃる保育士の方の読み聞かせは、バラエティに富んでいてとっても楽しかったです。
 
 子どもたちのために朝の貴重な時間を作ってくださり、ありがとうございました。赤ちゃんのおもちゃや絵本を見て、ここにいる子どもたちも、このようなもので遊んだり読んだりして大きくなったんだなと感じることができました。
 ありがとうございました。
 
 
 

青島宿泊学習 その2

 青島宿泊学習2日目の午前中は青島へのサイクリングでした。諸塚ではなかなか自転車に乗る機会がないと話していた子どもたち、うまく自転車に乗れたのでしょうか。
 
【心配をよそに、スイスイ乗っていました】   【担任の先生もすいすい~】
 
 子どもたちのサイクリング様子を見ていると、「きゃー!こっちにこんでよー」とか「行きたくて言ってるっちゃないとよ!」等と声が聞こえてきました。前を進む子どもたちはスイスイ自転車に乗っていましたが、後ろの方は自転車と自転車が衝突したり、まっすぐに進めなかったりする子どもたちもいて大騒ぎだったようです。でも、どこか楽しそうで、どうにか目的地までたどり着きました。
 
 青島では磯の観察をしました。鬼の洗濯岩がある青島の海はとてもきれいで、始めは足を濡らさないように用心して磯の観察をしていた子どもたちでしたが、少し靴が濡れると平気で海の中に足を付けて歩いていました。
 
【自然がつくりだしたこの形、作品のようでした】 【やどかりがたくさんいました】
 
【瓶を拾って水槽にしました】      【大きなカニ発見!】
 
 その後、青島神社まで足をのばしました。ここは、宮崎でも有数の観光地で、平日のこの日も観光客の方がいらっしゃっていました。私たちに声をかけてくださった方がいらっしゃったのですが、その方は北海道から来られた方たちでした。
 
【巨人軍の方々が書かれた言葉も貼られていました】
 
 神社に飾られている絵馬を見て、「ママとパパが長生きできますようにだって。この子いい子や~」と言っていたり、神社の雰囲気を「無人島みたい」と言っていたりする子どももいました。
【家族のことを思う願いが多かったです】【木々が生い茂るこの雰囲気、諸塚とは一味違うね】 
 
 そして、最後に砂浜の奉仕活動をして帰りました。一見きれいに見える砂浜ですが、みんなでゴミを探すとたくさんのゴミが集まりました。たくさんの方々が訪れる青島の海を、来た時よりも美しくできました。
 
    【ちゃんと分別しました】
 
 
【青島へ続くこの橋はトロビカルブリッジというそうです】
 午後からはしおかぜ追跡ハイキングを行いました。3つのグループに分かれて、それぞれのポイントで出される指令をクリアできるように協力して進んでいきます。
 
【ここは「ロビンフッドと赤りんご」というポイント。赤りんごに的を当てられるかな】
 
【「竜宮城の玉手箱」では玉手箱に入らないくらいのゴミを拾いました】
 
 ゴミの中には、ペットボトルやスプレー、サンダル、ひも、発泡スチロールなど抱えきれないくらいゴミが集まりました。この追跡ハイキングで、ゴミ袋4袋を用意していたのですが、それでは全然足りないゴミの量でした。
 
【「海パズル」では自然のものを使って作品を作りました】
 
 
 どのグループも、指令をクリアするために話し合ったり、協力したりして、チームワークを発揮していました。M学習でも一緒に学習をする子どもたちですが、この宿泊学習では朝も昼も夜も一緒に過ごすので、更に親密さが増しているような気がしました。 
 
 しおかぜ追跡ハイキングが終わり、最後のふりかえりの時間となりました。「ふりかえりを発表できる人!」と所員の方が尋ねると、他の学校もその場にいたのですが、諸塚の子どもたちはスッと手を挙げました。そして、1番に当てられたのは荒谷小の子どもでした。「この追跡ハイキングでみんなと協力できました。例えば、みんなで歌う曲を決めたり、矢印の方向を話し合ったりして進む方向を考えました」と具体的な様子を交えながらふりかえりをしていました。この「例えば」という表現を使ったふりかえりを所員の先生にほめられ、その後ふりかえりをする子どもたちは、全員「例えば」をふりかえりの言葉の中に入れて、活動の様子が分かるような発表をしていました。
 
【どのような場でもしっかりと自分の意見が言えますね】
 
 午後の活動の後、3日目の宿泊学習に備え、磯観察で濡れた靴を洗って乾かすことになりました。青島青少年自然の家には大きな乾燥機があり、それを使わせていただきました。
【奥にあるのが乾燥機です。たくさんの靴が並びました】
 
 2日目も充実した活動をした子どもたち、1日外にいたので疲れたようでしたが、貴重な体験をたくさんさせていただきました。