学校の様子

2015年2月の記事一覧

ALTの先生と英語の学習

 今日はALTの先生が来校されました。3時間目は1・2年生に英語を教えてくださいました。今日は「What  is day  today?」、「What  is  day  tomorrow?」という内容でした。英語で月曜日から日曜日までの発音の仕方を教わり、その後アルファベットの発音の仕方を学習して、ゲームをしました。これは以前5・6年生も英語活動の中で行っていたゲームで、両端から単語を読みながら、ぶつかったところでじゃんけんをして、端まで行った方の勝ちというものです。1・2年生はこのゲームでは単語ではなく、アルファベットを読みながら進むという形でした。

【ALTの先生の後に英語の発音をする1・2年生の声はとっても大きく、やる気を感じます】


【rock   scissors  paper  one two three!!】

 今年度、ALTの先生と英語の学習を行うのも残りわずかになりました。この英語の授業や一緒に給食を食べることを楽しみにしている子どもたち、色々なことを教えてもらったり、たくさんお話をしたりして、英語に親しんでくださいね。

事故やけがを予防しよう

 今日は、高学年の保健の授業に養護の先生が入りました。学校での子どものけがや病気の状況を熟知しているからです。

        【これは何の数字でしょう?つかみはOK!】
 初めに、本年度の交通死亡事故の件数やけがをした人の数で導入を図り、事故発生の理由や心の変化などに着目させました。
 次に、学校生活に目を向けさせ、自分自身のけがの状況についてまとめた個票をもとに気付いたことを発表しました。
 
   【事故やけがが起こる原因のまとめ】
 それから、学校のいちょうの木につりさげられているターザンロープで遊んでいてけがをした事例について個人で考え、グループで話し合う「にっこりトーク」を行いました。話し合いの内容は、遊んでいた人の行動の仕方やその時の気持ち、周りの環境の3つです。
 最後に、今日の授業の振り返りを行いました。「事故やけがは、人の行動の仕方とまわりの環境がかかわりあって起こることから、落ち着いて行動したいです。」など学習して分かったことを抑えながら、児童1人1人が振り返っていました。
 今日の授業を生かして、事故やけがのない楽しい生活を送ってもらいたいです。

中学校の音楽の先生来校

 今日は、諸塚中の音楽の先生が荒谷小にお越しくださいました。その理由は、子どもたちに卒業式の歌の指導をしていただくためです。
 まずは身体に空気を入れる準備をしました。手を挙げて、脇腹を伸ばして伸びた身体に空気を入れます。

          【真っすぐ手を挙げて、身体を伸ばしました】

 歌を歌う姿勢は、肩幅よりも少し狭いくらいに足を広げます。(にぎりこぶしが2つ入るくらい)そして、上から糸で頭を引っ張られているように身体を持ちあげ、その後ストンと身体を落とします。そうすると、姿勢もよく下半身がどっしりとして、歌を歌う姿勢ができあがるそうです。
 音楽の先生からは、
 ○ 口を縦に開けること
 ○ 高い音を出す時は上の奥歯に音をぶつけるような気持ちで出すこと
 ○ 音をそろえること
 ○ 低い音を出す時は、地を這うような出し方ではなく、気持ちは上向きに
  希望に向かって出すこと
 ○ 歌詞の一つ一つを大切に歌うこと
 ○ 伝えようと思って歌うこと
 などをご指導いただきました。歌を歌う時のポイントを、子どもたちの状態に応じて分かりやすく教えてくださったおかげで、歌声がみるみる変わってきました。6年生を送り出す祝福の歌を、心を込めてそして、心を一つにして歌えるように練習していきましょう。
 音楽の先生は来週も歌の指導に来てくださるそうです。それまでに、今日習ったことを復習しながら、歌の練習を続けていきましょう。来週が楽しみですね。


   【歌を歌う時に気持ちをいれると歌声が変わってくるそうです】

コンテンポラリーダンス教室


 先日、現代的な創作ダンス=コンテンポラリーダンス教室がありました。某ダンス主宰の方を含め4名の方々に参加をいただきました。
 本教室は、ダンスを通して児童の創造力や思考力を豊かにしたり、高めたりするとともに、創出した動きを相手に伝えるという目的をもたせることでコミュニケーションの素地つくりに役立てることをねらいとしています。児童が何とか伝えたいと動きや言葉をしぼりだす過程で体得できたことは、今後の体育科学習の表現活動や作文や考え方の説明など、相手意識を必要とする活動に生きて働くこととなりました。遠方より来校いただいた講師の先生方ありがとうございました。

しいたけ博士としいたけのこま打ち体験

 今日の5校時に、しいたけのこま打ち体験が行われました。今日はゲストティーチャーにしいたけ博士である本校の保護者の方がお越しくださいました。しいたけ博士は1学期にもゲストティーチャーとして来てくださっています。その時は、1・2年生にしいたけについて、色々と教えてくださいました。また、それからもずっと、1・2年生のしいたけのお世話を見守ってくださったり、アドバイスをくださったりしていました。


【お忙しい合間を縫ってお越しくださいました】

 本日、こま打ちで使用するクヌギの木は、保育所生のお家の方が持ってきてくだったものです。はじめに、しいたけ博士からしいたけのこま打ちについてのお話がありました。

【とっても分かりやすい説明をしてくださいました】

 まず、こま打ちに使うクヌギの木が25年育ったものだということを教えてくださいました。11月頃に伐採した木を葉っぱをつけたまま乾燥させます。このことを「葉枯らし乾燥」といいます。この言葉は子どもたちの中から出てきました。約2ヶ月葉枯らし乾燥させたものを使用するのですが、なぜ、秋に伐採したものを使用するのかを子どもたちに尋ねられました。子どもたちの頭の中にハテナ?が浮かび、答えがでてきませんでした。すると「紅葉の時期は木の中にある養分がちょうどいい状態です。木の枝から水分が地面にいく期間が約1週間ありますが、その1週間の間に切った木を使います」と教えてくださいました。そして、今日こま打ちをした木からしいたけが生えてくるのは、約1年7ヶ月後くらいだそうです。

 そして、いよいよこま打ち体験のスタートです。まずは、しいたけ博士がクヌギの木にドリルで穴を開けてくださいました。穴を開ける場所は上から約10㎝のところを目安に等間隔で5か所開けます。そして、面を変えて次は始めに開けた穴と穴の間を4か所開けます。次は始めと同じ5か所、そして4か所という方法で、全部で28か所の穴を開けました。


【穴を開けるスピードがとっても速かったです】

 次に、穴が開いたクヌギの木に子どもたちがペアに分かれてこまを入れて打っていきます。「うん!!うまい、うまい!○○ちゃんうまい!いいよ、もういっちょ!!」と励ましながら保育所生とこま打ちをする子ども、1つこまを入れてはかなづちで打ち、また1つ入れては打つという作業を繰り返し、「最初に1列ぜーんぶこまを入れてから打とう」と早く簡単にできる方法を自分で見つける子どももいました。


【保育所生にアドバイスしながら作業をしました】【6年生が1年生に教えます】

 6年生はドリルで穴を開ける体験もしました。穴を開ける間隔が難しかったり、ドリルの速さに驚いたりしているようでした。

              【しっかり穴が開きました】


【コツをつかんで、上手にできました】

 みんなで協力して、たくさんあったクヌギの木全てにこまを打つことができました。このこまは、ブナの木にしいたけの菌を培養したものだそうです。


【これがしいたけの「こま」です。】 

 その後、校舎裏にクヌギの木を持っていき、水で湿らせた地面の上に並べておきました。それからクヌギの木に「しいたけさん、大きくなあれ」と言いながらたっぷりと水をかけました。最後にブルーシートで覆いました。


【1本1本が重たく、流れ作業で運びました】   【たっぷりたっぷり】


【ブルーシートをかぶせてこの日の作業は終了】

 作業が終わって、しいたけ博士が「なぜ、クヌギの木にじょうろでたっぷり水をかけたと思う?」と聞かれました。それは、今日打ったたねごまにヒントがありました。たねごまは湿っていました。そのたねごまがクヌギの木にこま打ちされ、急に乾くと菌が弱るそうです。そのため、水をまいて地面を湿らせ、クヌギの木にも水をかけるそうです。保湿が一番大切だと教えていただきました。ブルーシートで覆ったのは保温のためだということも教わりました。
 このしいたけは、4月の終わりから5月の始めに菌がふきだして、白くなるそうです。その頃には、クヌギの木を組んでおく必要があるそうです。これからも、こまめに観察をしていく必要があります。

 最後に、2年生児童がお礼のあいさつをしました。「これまで、1年間しいたけのお世話をしてきたけれど、こま打ちをしたのは初めてだったので、とても楽しかったです。」とあいさつをしていました。これまで、しいたけの成長を見守り、観察をしてきて、しいたけができる過程がこの子どもの中でつながったのではないかと思います。それで喜びも倍増したのでしょう。2年生ならではの思いのこもったあいさつでした。


【これまでの体験が結ばれた貴重な時間でしたね】

 今日は、お忙しい中、子どもたちのためにお時間を作ってくださりありがとうございました。わくわく学習(ウッジョブ諸塚)でしいたけについて学習している1・2年生には、とてもよい学びがあったと思います。また、3~6年生も林業という面から、植え付けから25年もかけて育てられた木を使うことや、乾燥の方法など今までに学習してきたことが応用できるような内容もあったと思います。毎年行うこま打ち体験ですが、林業のことを学習した子どもたちにとっては、今日のこま打ち体験で林業に対する子どもたちのモチベーションがまた上がったと思います。本当にありがとうございました。

5・6年生からのサプライズ

 先日、家庭科室で何かを調理していた5・6年生。調理実習かなぁと思っていると、1時間目の休み時間に子どもたちが、お皿に白いものを乗せて持って来てくれました。お皿の中をのぞいてみると、そこには蒸しパンが乗っていました。その蒸しパンにはチョコチップも散りばめられていてとってもおいしそうです。そして、そのお皿にはたくさんの文字が書いてありました。

【子どもたちが蒸しパンを渡す先生は決まっています。どんな風に決めたのでしょうか】

 実は、わくわく学習で自分の担当をしてくれた先生に対してメッセージを書き、蒸しパンもプレゼントしてくれたのです。そこには感謝の言葉がたくさん記されていました。心のこもったこのサプライズに職員一同感激でした。蒸しパンもほんのり甘く、しっとりしていて、とってもおいしかったです。5・6年生、ありがとうございました。わくわく学習、1年間よくがんばりました。3月にしっかり反省・まとめをして次年度につないでいきましょう。


     【お皿に書かれたメッセージ】

たのしい給食

 今日の給食は背割りパン、さけフライ、キャベツ、タルタルソース、ポトフ、牛乳でした。背割りパンには、さけフライとキャベツをはさんでタルタルソースをかけます。このように、給食のおかずをはさんだりかけたりすることが子どもたちは大好きです。今日もあちらこちらで楽しそうな声が聞こえてきました。
 大きなさけのフライだったので背割りパンから飛び出てしまったり、タルタルソースをデザインするようにかけていたりして、1人ひとり違った給食ができていました。


   【口に入るかなぁ】           【とーってもおいしそう】


 【別々に食べる子どももいます】

 好きなようにおいしく食べた子どもたち。今日もおかわりにはたくさんの子どもが並び、みんな完食しました。ごちそうさまでした!

読み聞かせ

 今日は朝の時間に読み聞かせが行われました。今日は3冊の大きな絵本を用意してくださっていました。物語と絵を楽しんでもらいたいという思いから、このような絵本を選んでくださったようです。これらの本はやまびこ号(県立図書館の移動図書)や諸塚村の図書館から借りて来てくださいました。

 1冊目は「ちいさなくれよん」です。短くなった黄色いくれよんが、色々なものに出会います。色あせてしまったひよこが載っている靴や塗装が剥げてしまった自動車・・・。これらに黄色いくれよんは色を塗ってあげました。すると見違えるような鮮やかな黄色になり、靴や自動車は輝き始めます。しかし、黄色いくれよんはますます短くなってしまいました。それでも黄色いくれよんは出会ったものを輝かせようとします。誰かのために自分の身体や心を使う黄色いくれよんのちょっぴり切ないお話でした。


  【「ちいさなくれよん」:黄色いくれよん、今頃幸せに暮らしているかなぁ】

 2冊目は「くじらだ!」でした。ある日とりがくじらを発見しました。そして、「くじらだ!」と町の人たちに知らせます。くじらのことを知らない町の人々は、何の反応も示しません。そこに、くじらに詳しいおじさんが、くじらのことを説明しました。くじらは食べられるということを知った町の人たちは、くじらの捜索を始めました。しかし、どこにもくじらはいません。一体どこにいるのでしょう。とりの目で見ると見えるくじらの姿、見る場所・見方が変わると新たなものが見えるのですね。子どもたちもくじらを発見した時には、「あ~!!」と声が上がりました。


  【「くじらだ!」:とりの目、虫の目、色々な見方をすると風景が変わります】

 3冊目は「とべ バッタ」でした。この絵本は先ほどの2冊の本とは雰囲気の違う装丁でした。褐色がかった題名とバッタの絵がとても力強く、迫力のあるものでした。この絵本の中に出てくるバッタは毎日おびえながら生きていました。その理由は、他の昆虫や動物たちに襲われるかもしれないからです。しかし、バッタには「はね」があります。ヘビやカマキリに襲われそうになっても、このはねを使った身のこなしで難を逃れます。はねを駆使したバッタの生きる様が描かれていました。


【「とべ バッタ」:夏になったらバッタを観察してみたいですね】

 今日が保護者の方々や地域の方々の読み聞かせは最終日でした。この読み聞かせのために、前もって本を借りに行っていただいたり、ご自宅で練習をしていただいたりしました。子どもたちは、この1年で様々なジャンルの絵本に出会いました。お家で大切に読んでいた絵本を持ってきてくださったり、乳幼児が読むような絵本を持ってきてくださり、このような絵本を経て今があることを教えてくださったり、いのちの大切さを訴えるような絵本を読んでくださったりもしました。自分では手に取らないような絵本に出会えることで、子どもたちは本の魅力を再発見できる貴重な時間になったと思います。本当にありがとうございました。
 次年度もどうぞよろしくお願いいたします。

諸塚学校給食の日



 今日は、諸塚学校給食の日でした。今日の給食は黒米ごはん、わんたんスープ、ひじきとだいずのそぼろに、きんかんでした。今月も諸塚産の食材がたっぷり入っています。米、黒米、キャベツ、にんじん、だいこん、きんかん、干ししいたけです。その中でも、キャベツやにんじん、だいこん、きんかんは荒谷小校区の生産者の方が育てたものです。干ししいたけは1・2年生が育てたMade  in  荒谷小のしいたけです。
 今日は各クラスで給食を食べる学級給食の日です。それぞれの学級をのぞいてみると、「きんかん大好きです!」とか「きんかんは久しぶりに食べます」など、色々な反応がありました。「今日のきんかんはとても大きくて、給食で予定していたきんかんの大きさの2倍くらいあるんだよ~」と話すと、「じゃあ、おいしさも2倍かも!」と2年生の女の子が嬉しそうに言っていました。黒米ごはんは、12月の諸塚学校給食の日に出てとても大好評だったものです。今回また食べられることに子どもたちは喜んでいました。
 今日は諸塚産の食材が約70%使用されていました。


        【給食時間にはたくさんの笑顔がうまれます】


    【5・6年生ときんかん】

 おいしい給食をいただいて、子どもたちのエネルギーも補給されました。暖かい日差しが降り注いだ今日、お昼の気温は14℃もありました。昼休みは運動場にたくさんの子どもたちが出て身体をいっぱい動かして遊びました。半そでになって遊ぶ子どももいて、春がもうすぐそこまで来ているような陽気でした。


        【PK対決】           【保育所生と長縄で遊びました】


   【お山を作ったようです】

今年度最後のM2学習

 年間7回のM2学習(集合学習)も、今日が最終日となりました。荒谷小には今日もとびっきり元気な1・2年生がやってきました。
 今日は生活科でおもちゃまつりをしたり、5校時にはM2学習を振り返り作文を書いたりしました。写真をみんなで見ながら、「シャボン玉したね~」とか「これは玉入れの時の写真だ!」等と言いながら、楽しかったM2学習を振り返っていました。作文指導をする先生からは、「いつ」、「どこで」、「だれが」、「何をした」ということを書くことや、「心が動いた場面」を書くことを指導されていました。そして、一番大切なことは「楽しんで書くこと」だそうです。それを聞いて、子どもたちはどのM2学習のことを書くかを決めて早速書き始めていました。

【おもちゃまつり:1年生は興味しんしん】

 【1年生:M2学習を振り返ると楽しかった思い出が溢れだしてきましたね】


【2年生も思い出を文章に表現します】

 そして、今日もあっという間に終わったM2学習、バスを見送る4人は「バイバーイ」とバスが見えなくなるまで手を振っていました。いつもは別々の学校で勉強をがんばっている子どもたち、このようにM2学習で一緒に学べる時間は楽しい時間でもあるようです。また次年度もM2学習が計画されています。きっとみんな一回り成長した姿で会えることと思います。楽しみにしていましょうね。


【また会える日を楽しみにしています】

M2学習(村内の小学1・2年生が来ました)

 今日と明日は今年度最後のM2学習です。今回は荒谷小に1・2年生が集合しました。3つの小学校合わせて1年生は16名、2年生は13名です。とってもにぎやかな1日が始まりました。
 いつもは1・2年生教室として使用している教室に1年生が入り、5・6年生教室として使用している教室に2年生が入って勉強をしました。いつもは1・2年生教室は4つの机しかないのに、今日は教室いっぱいに机が並びました。荒谷小の4名の1・2年生だけでも明るくにぎやかですが、今日はまた違った賑やかさで、みんな楽しそうに学習していました。

  【どんな考え方があるかなぁ】

 給食の時間も、おいしい給食を食べながら「家から学校まで何キロある?」等と話しながら楽しい時間を過ごしていました。


        【2年生:荒谷小の給食の味はどうでしたか?】


【1年生:明日は班を作って食べるそうです】

 あっという間に5時間目までが終了し、帰る時間になりました。明日また会えると分かっていてもやっぱり少しさびしそうでした。たくさんの友達と学習したり遊んだり、お話したりできるこのM2学習を楽しみにしているんだなぁと思いました。
 また、明日も元気に荒谷小に来てくださいね。待っています。


【別れの時:お互いに大きな声であいさつをしました】【また明日ね!】

わくわく学習発表会

 午前中の学習発表会が終わり、昼食の時間になりました。学習発表会の日の昼食は毎年恒例で、PTAのお父さん方手作りの豚汁が振る舞われます。この豚汁は、学習発表会当日の朝、PTAのお母さん方の力を借りながら、家庭教育学級で男の料理教室を実施して作ってくださったものです。また、各家庭からおにぎりも持ってきてくださっていて、温かくて愛情こもった昼食をいただきました。豚汁は具がたくさん入っていて、みそで味付けをしているけれどクリーミーな味がして、とてもおいしかったです。

【湯気がもくもく、食欲をそそります】

 そして、午後からはわくわく学習発表会が始まりました。これは総合的な学習の時間(わくわく学習:ウッジョブ諸塚)で学習したことを1・2年生は「しいたけで元気」という劇、3~4年生はポスターセッションでの発表をしました。
 1・2年生はしいたけに関するクイズを会場の方々に出題し、しいたけの栽培方法を分かりやすく説明してくれました。時折イノシシやシカが出てきて、しいたけに関する知識を教えてくれるという演出もあり、楽しく学ぶことができました。毎日のように観察・お世話をしている1・2年生だからこそ発表できる内容でした。
 その後3~6年生のポスターセッションが行われました。1人10分(発表7分、質疑応答3分)で、これまで学習してきたことを4つのブースに分かれて発表しました。3年生はプロセッサーについて、4年生は苗木袋(きけんおまもリュック)について、5年生は木の製品開発班、絵本作り班、6年生はポスター作成班、リーフレット作成班とそれぞれの学習内容を発表しました。これまで、どのようにしたら自分たちの学習した成果を聞いている人に分かりやすく、興味をもって聞いてもらえるかを考え、何度も何度も練習を積み重ねてきました。その練習が子どもたちの自信となり、本番ではどの子どもたちも立派に発表していました。


【3年生:プロセッサーを段ボールで作り、その過程で学んだことを発表しました】

【4年生:きけんおまもリュックを作る過程で出てきた心情の変化がありました】


【5年生:製品開発班 工作にならないために・・・この課題に向き合いました】

【6年生:リーフレット作成班:どうしたら魅力を伝えられるリーフレットができるか考えました】

 それぞれ、学習を進める中で色々なハテナが出てきて、それを1つひとつ解決していきました。わくわく学習応援隊の方々や業者の方々の力も借りながら、自分たちの力でできるところは時間をかけて作成していきました。そのため、誰もが自分の発表には気持ちを込めることができ、その子どもにしかできないプレゼンテーションができたと思います。
 発表の後の質疑応答の時間では、「シーソーに神楽を彫った版木を使った理由は何ですか」とか「木の絵本の次は木で何を作ってみたいですか?」などの質問が出され、「戸下神楽をPRしたいし、有名にしたいからです。」とか「おもちゃを入れる箱を木で作ってみたい」等と答えていました。予想していなかった質問を受け、答えに窮する場面も見られましたが、きちんと受け止め、自分の意見を発表していました。

 その後、パネルディスカッションが行われました。この時間は、わくわく学習応援隊の方々や5~6年生、5・6年の担任の先生が「わくわく学習を通して学んだこと」を語り合い、大学の先生方にコメンテーターとして参加していただきまました。


  【林業のプロフェッショナルの方々の貴重なご意見をいただきました】

 その話合いの中で、林業の過程を学習していくことの大切さや人と人とのつながり、自分1人では作れないものに挑戦すること等のヒントをいただきました。この1年で林業について学習してきた子どもたちも、次年度学年が変わり新たなステージにたつと見え方も考え方も違ってきます。次年度以降も、子どもたちががむしゃらにわくわく学習に取り組めていけたらいいなと思います。
 9月のわくわく学習応援隊の発足式以前も様々な形でウッジョブ諸塚にご協力いただいていましたが、2学期以降更に様々な方にウッジョブ諸塚をご支援いただきました。おかげ様で、子どもたちも職員もとてもいい学びを得ることができました。子どもたちにとって、身近にあったけれど内容をよく知らなかった林業が、今回の学習を通して林業に携わる方々の思いに触れたり、実際に体験をしたりすることで、今では本当に身近なものになったと思います。そして、林業の大切さ、木の大切さ、人と人とのつながりを実感していることと思います。今年度のウッジョブ諸塚を支えてくださり、本当にありがとうございました。
 次年度もどうぞウッジョブ諸塚をよろしくお願いいたします。

学習発表会

 2月8日、学習発表会が行われました。この日は風が冷たく寒い日でしたが、保護者の方々をはじめ、地域の方々、大学の先生方や学生の方々、わくわく学習にご協力くださった関係者の方々がたくさんお越しくださいました。このような方々を前に発表をする子どもたちは、ドキドキしながらもいつも以上にやる気が出ていたと思います。
 はじめの言葉は3・4年生が担当しました。言葉に加えて大きな動作も交え、楽しく元気な発表が見られそうな予感のするはじめの言葉でした。
 学習発表会のトップバッターは保育所生でした。可愛い衣装を着て、飛び跳ねたりポーズを決めたりして体育館中を明るい雰囲気にしてくれました。男の子は消防車やパトカーに乗ってダンスをし、年中さん年長さんはあでやかな着物を着ておしとやかに舞いました。

【ピンクやブルーのドレスを着たプリンセスたち】

 その後、各学年の発表が続きました。1・2年生は「できるようになったこと」、3・4年生は「演奏します!詠みます!」、5・6年生は「笑顔がくれたおくりもの」です。
1・2年生はなわとびや跳び箱の演技を披露したり、国語の教科書を朗読したりしました。なわとびでは前とびやあやとび、こうさとび、二重とびを披露しました。朝の時間等に練習をしている成果がしっかりと出ていました。

【1年生:スラスラ読めました】    【2年生:なわとび上手でしたよ】


【2年生:ジャンプ力があります】

 3・4年生は俳句や短歌を詠んだり、理科の実験をしたりしました。「月の夜に シカのなく声 鳴りひびく」、「林業の 苗入りリュック よい工夫 横に穴あき 苗取れる」などの俳句や短歌を発表しました。

【幕が開くと同時に駄賃付け唄を歌うという演出でした】

 5・6年生は「笑顔」をテーマにした劇を発表しました。まず、1年間の思い出ランキングを発表しました。共通して出てくる言葉は「なんしよっとやー」でした。第3位は田植えです。田植えで尻もちをついて「なんしよっとやー」と言い合っていました。泥だらけになったことが楽しかったようでした。第2位は青島宿泊学習でのサイクリングでした。普段自転車に乗る機会がない子どもたちが、自転車に乗りぶつかったり転んだりしました。そこでも「なんしよっとやー」と口を揃えて言う子どもたち。そのようなアクシデントも思い出に残ったようです。そして第1位はおいもパーティーでした。大切に育てたさつまいもを収穫し、スイートポテトや蒸しパンを作りました。そこで男子が担当したスイートポテトを食べると、シャリシャリという食感が・・・。女子全員で「なんしよっとやー」と言っていました。このおいもにはしっかり火が通っていなかったようです。
 どれもみんなで真剣に取り組んだ結果でてきたアクシデントでした。みんなで同じ体験をしたことで、どの子どもにも深く心に残っていたのでしょうね。
 その後、「笑顔」にはどのような力があるかを発表しました。「知らない人でも仲良くなれる」、「友達が増える」、「相手が安心する」などの発表があり、「笑顔」の大切さをみんなに教えてくれました。

【楽しそうに劇に取り組む子どもたち】

 その後、伝統芸能「箕舞」(みいまい)の発表がありました。この日のために2回、地域の方が学校にお越しくださり、熱心にご指導くださいました。おかげさまで、とても上手に舞うことができていました。囃子もとても上手でした。


  【脈々と受け継がれる箕舞】

 その後も、保育所生の発表やミラクル(保護者の方々・地域の方々が中心となって行う合奏)の発表もありました。最後には全校児童と保育所生との群読・合奏・合唱「当たり前の中に宝がある」を発表しました。当たり前のようにある、自然、学校のイチョウ、祭り、消防団、通学路・・・それらを宝物と理解している子どもたち、荒谷の素晴らしさが凝縮されたような発表でした。


【保育所生も元気にカントリーロードを歌いました】

 閉会式では、6年生がふりかえりを発表しました。今回が小学校最後の学習発表会だった6年生、「みんなで学習発表会ができてよかった」、「午前中の発表では緊張して笑顔を忘れてしまっていたけれど、午後からのわくわく学習発表会では笑顔を忘れずに発表したい」などと発表していました。
 子どもたちは、これまで一生懸命練習をしてきた成果をお客さんの前で表現することができていました。堂々としていて、子どもたちの持ち味が発揮された発表でした。朝早くからお越しくださった皆様、子どもたちへの応援ありがとうございました。また、荒谷小OBの方々、先生方も学習発表会を見にきてくださっていました。たくさんの方々に来ていただいて、子どもたちもパワーをもらったと思います。ありがとうございました。


【たくさんの応援、ありがとうございました】

学習発表会の練習

 今日の2時間目~業間にかけて学習発表会の合同練習が行われました。全校児童で行う群読と保育所生も一緒に歌うカントリーロードの合唱の練習も行い、その様子をビデオで撮影しました。


   【保育所生と手をつなぎ、身体を揺らしながら歌いました】


   【元気な声が響きました】

 その後、合唱の様子を映したビデオをテレビに映して、よくなった所や課題を考えました。子どもたちからは、「口が大きく開いている」、「前を向いている」等、よくなったところが出てきました。
 もっとよくなるための方法を見つけるために、子どもたちに伏し目がちにして歌を歌った時と、目をパッチリ開けて歌を歌った時を比べて見ることにしました。これもビデオ撮影し、後でみんなで見比べてみました。すると、伏し目がちで歌った時は、声が小さく低い音程で歌っていました。反対に目をパッチリ開けて歌うと、声に伸びがあり、大きく、また高い音程で歌っていました。このことから、「目をパッチリ開けると大きな声が出る」ということを実感したようでした。
 本番では子どもたちの口と目にもご注目ください。


【目をパッチリ開けて歌った時の様子】

学習発表会リハーサル


                 【リハーサル前半は保育所生との発表会練習】
 学習発表会が4日後と迫りました。保育所生10名も本校の児童14名もインフルエンザにかかることなくみんな元気に発表会の練習に励んでいます。
 そこで、本日は本番前の最後のリハーサルということで、プログラムにそって一通り流れの確認をしました。出入りにかかる時間や用具の設置場所、立つ位置など入念にチェックを行いました。

                     【ポスターセッションのリハーサル】
 保育所生をまじえた発表会の練習が終了すると、次は小学生だけのわくわく学習(ウッジョブ諸塚)の発表の練習です。1・2先生は劇に取り組み、3年生以上は、これまで総合的な学習の時間で取り組んできた林業体験活動や製作活動などを一人約7分の持ち時間で発表し、3分間を質疑応答の時間と設定しました。各発表ブースには写真や製作物などを展示して分かりやすく発表する工夫がなされています。
 プログラムの最後はパネルディスカッションを行います。「ウッジョブ諸塚で学んだこと」をテーマに話合いをします。本番では、大学の先生や林業関係者の方にも話合いに参加していただきます。たくさんの方々に見ていただきたいと思います。
 後4日間、インフルエンザにかからないように手洗い、うがい、マスクの着用をしっかり行って、本番を元気に迎えましょう。

2月の全校朝会

 今朝、体育館で全校朝会が行われました。昨日学習発表会の会場設営を行った体育館、赤いじゅうたんが敷いてあったり、装飾がしてあったりしていつもとは違う雰囲気の体育館でした。
 今日は校長先生が「実行力」についてのお話をしてくださいました。今日は節分、明日は立春です。朝、校長先生に心の弱い鬼を追い出すと話していた子どももいたそうです。子どもたちの3学期の目標の中に「地域でもしっかりあいさつをしよう」というものがあります。これは、1学期からずっと目標として掲げられているものです。学校では大きな声であいさつができても、地域の行事等で会った時にはなかなか自分からあいさつができないという課題があります。とっても元気で気持ちのよいあいさつができる荒谷小の子どもたち。ぜひ、どのような場でも自分からあいさつができるようにしましょう。

 また、個人の目標もそれぞれ立てているのですが、その目標の立て方のヒントも教えていただきました。できそうな目標にすることや、目標ができたかできなかったか振り返られるようにする方法です。実際に子どもたちがこのような方法で目標を立てているそうです。


【目標が明確だと、行動に起こしやすいですね】

 最後に学習発表会についてのお話がありました。今回、新しい形での学習発表会が行われます。それは午後から行われるブースに分かれての発表(3~6年生)やパネルディスカッションです。これらの発表を通して①問題解決力②コミュニケーション力③表現力④郷土愛が子どもたちに身に付けられるよう指導をしているところです。パネルディスカッションで代表として参加する児童2名は「人見知りを直したい」、「滅多にできない経験だからやってみたい」という理由で手を挙げたそうです。とても前向きで、自分を変えようという思いが伝わってきます。

 2月8日の学習発表会まであと5日です。発表の練習をたくさんして、自分が伝えたいことが聞いている方々にしっかり伝わるよう最後までがんばりましょう。