学校の様子

自分の考えを堂々と発言できる子に育てるために

 (今回は、少し長文です。)
 都井小学校は、全校児童32名の小規模校です。

 小規模ではあるけれども、どこに行っても堂々と自分の考えを発言できるような子になってほしいと考えています。筋道を立てて考えたり、発表できたり、人の考えを傾聴できたりする力を身に付けてほしいと考えています。

 そのための取組の一つに、TTT集会(都井っ子トーキングタイム集会)があります。



 まずはじめに、テーマが示されます。今回のテーマは、「学校で食べるなら、弁当と給食どっちがいいか」です。

 
 
 テーマに沿って、グループで話し合います。小黒板には、自分はどちらか分かるように名前カードを貼ります。



 そして、なぜ、その考えなのかを発言します。

「私はお弁当がいいです。なぜなら、お母さんやおばあちゃんの愛情がこもっていて、おいしいからです。」
「私は、お弁当がいいです。なぜなら、好きなものを食べられるからです。」
「私も、お弁当がいいです。自分にあった量を食べられるからです。」

「私は、給食がいいです。お弁当は確かにおいしいけれども、給食の方が栄養のバランスがとれていると思うからです。」
「私も、給食がいいです。毎日お弁当を作ってもらうと、お母さんたちが大変だからです。」



 みんなが発言し終えたら、友達に質問します。友達の話を聞いて、自分の考えが変わる子もいました。変える時にも、なぜ考えが変わったかを説明します。

 最後に、自分達の班で話し合ったことを他のグループの人たちにも発表します。



 

 このTTT集会(都井っ子トーキングタイム集会)を通して、
○ どこに行っても堂々と自分の考えを発言できる子
○ 筋道を立てて考えたり、発表できたり、人の考えを傾聴できたりする力を身に付けている子
に育ってきつつあります。