日誌

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命を大切にする教育~動物愛護センター

 県教育委員会では、「命を大切にする教育」を推進しています。これを受けて本校でも、全学年において性教育を初め、「命」について考える教育に取り組んでいます。

 今回4年生は、宮崎市の動物愛護センターの方を招いて、人と動物のつながりをとおして、命について考える学習をしました。子どもたちは動物愛護センターの仕事や役割等を知ることによって、改めて「命」の大切さについて考え、自分の存在はもちろん、友だちの存在もかけがえのないものであることを学ぶことができたようです。また、身の回りにいる動物に対する見方も変わったのではないでしょうか。

 今の子どもたちはオンラインゲーム等の発達により、自分がゲームのキャラクター(登場人物)となって敵をやっつけて楽しむゲームに触れる機会があるのではないかと思います。自分が操作するキャラクターが敵にやられても、リセットボタンを押せばすぐ生き返る、つまり再び命が与えられるので、ややもすると、「命」の重さが軽いものであるかのように思ってしまう子どもがいないとも限りません。ぜひ、家庭でも、与えられた「命」は一つしかなく、子どもが保護者の皆様にとってかけがえのない存在であることを伝えていただければ幸いです。

 今回の学習をとおして、4年生の子どもたち一人一人が自分や他の人のかけがえのない「命」を大切しようとする気持ちをもち、自他の命を最後まで大切にできる大人に成長していってくれることを願っています。

1学期最後の参観日

 6月21日(金)は、1学期最後の参観日でした。昨夜の天気予報では、線状降水帯が発生する可能性があるとのことでしたが、今回もその予報は外れ、朝は傘がいらないくらいの天気でした。その後、時間が経つにつれて、上空には青空が広がっていき、午後にはまるで梅雨明けしたような天気になりました。

 今日は1学期最後の参観日ということもあり、多数の保護者の方々に来校していただきました。子どもたちの学習の様子はいかがだったでしょうか。1学期も後半に差し掛かり、各学級において担任の先生と子どもたちの信頼関係が築かれ、落ち着いた雰囲気の中で学習が進められていたように感じました。

 これから各学年において、学習内容が1学期のまとめになっていきます。日々の授業を大切にすることはもちろん、自分が苦手なところを見つけて復習をして、まとめのテストに備えてほしいと思います。

 

先生方に聴いて、学んでほしい!

 本校では、都城市教育委員会が推進している「わさびの授業」、いわゆる「子どもたちが主役の授業づくり」に取り組んでいます。

 今回、丸野小学校の坂本順子先生を講師に招いて、子どもたちが主役の授業づくりについて講義をしていただきました。校長が坂本先生に講義をお願いしたのは、昨年度の都城市の教育論文表彰式で聴いた発表内容を職員に聴かせたいという思いからです。坂本先生の取組は具体的で分かりやすく、大変参考になるものでした。

 今回の講義では、「教師が脇役に徹する」という視点から、どのように子どもたちが主役の授業を創っていけばよいかということを学ぶことができました。具体的には、子どもに説明させること、45分間の授業の流れを確立すること、発表や意見交流の仕方をしっかり学ばせること、教科の枠にとらわれることなく子どもたちを鍛えること、そして家庭学習を充実させるためのノートづくりなどです。このように、講義内容は子どもたちが主役の授業づくりの具現化につながるヒントが散りばめられたすばらしいものでした。

 今回の講義をとおして学んだことをいかに自分の授業に取り入れていくか、本校職員の今後の取組に期待したいと思います。

上小見守り隊の方々、ありがとう!

 本校には、子どもたちが毎朝安全に登校できるように、校区内の交差点等に立って子どもたちの登校の様子を温かく見守っていただいている方々が12名います。雨の日も風の日も暑い日も寒い日も・・・。ただただ感謝するばかりです。その方々は子どもたちが学校まで安全に登校できるようにという思いや使命感で見守ってくださっていると思います。これまで登校中、大きな事故等がないのは、ひとえに見守り隊の方々のおかげと言っても過言ではありません。

 子どもたちも見守り隊の方々の気持ちが分かっているようで、見守り隊の方々に何らかのお礼がしたいということで代表委員会で話し合いをしました。その結果、見守り隊の方々へ手紙を書き、感謝の気持ちを伝えることになりました。子どもが学校に向かう途中に立って安全指導をしてくださっている方の顔と名前が一致するように、1年生の学年掲示板に12名の見守り隊の方の写真と名前、そして立っている場所を掲示したところです。これで子どもたちは顔を思い浮かべながら、手紙を書くことができますね。

 来週から実際に手紙を書くことになり、7月5日(金)の朝、12名の見守り隊の方々を学校にお招きし、子どもたちが書いた手紙を渡す予定になっています。子どもたちの感謝の気持ちが見守り隊の方々に伝わり、これからも子どもたちのために活動していただけることを強く願っています。

  

学級目標「一笑懸命」

 学級担任になると、学級目標を決めます。学級目標とは、1年間みんなで目指す学級のめあてです。年度の早い段階で「どんな学級にしたいか」「どんな自分たちになりたいか」を話し合って決めるもので、みんなで一つの目標に向かって学級をよりよくしていこうとする旗印になります。

 これは、本年度、新規採用になった4年担任の教室に貼られていた学級目標「一笑懸命」。見てのとおり、「一生懸命」の「生」が「笑」になっています。きっと担任の先生と子どもたちの思いが込められた学級目標に違いありません。よく見てみると、手形の中には、子どもたちの思いや願いが書かれています。子どもたちを大切にしようとする先生の気持ちが伝わってきますね。昨日、担任の先生から聞いたのですが、この学級目標は、先生と子どもたちだけでなく、保護者の願いも含まれているそうです。保護者にアンケートをとったのでしょうね。その話を聞いて、学級目標「一笑懸命」という言葉がより一層輝いて見えました。

 学級担任と子どもたち、そして保護者の方々が手を取り合って、学級の中に子どもたち一人一人の居場所をつくり、学級がみんなで励まし合い、笑い合える親和的な雰囲気になっていってくれることを心から願っています。