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授業改善に向けて~相互授業参観実施中 その④~

9月25日(水)

 今日は、昨日(9/24)に行われた3年1組の国語の様子をお伝えします。

 3年1組の国語の授業では、始まりの部分(私たちは”導入部分”と呼びます。)で毎回取り組まれていることがあります。それは、

①漢字スキル(教材名)を使った新出漢字の学習

【指書き】

【空書き】

【漢字スキルへの書き込み】

②国語辞典を使った意味調べ

【本日のお題】

【「つめ」や「はしら」を使って短時間で調べます】

【みんな集中して調べています】

③話す聞くスキル(教材名)を使った詩などの音読(それもできるだけ速いスピードで)

【最後まで声を出して読みます。読んだら着席】

の3つです。これを、導入部分で5分程度で行います。その時間の授業には直接関係なさそうに見えますが、毎時間の国語で行うと、年間ではかなりの学習量になります。小さな取り組みをこつこつと積み上げることの大切さを感じました。

 本時は「漢字の組み立て」の2時間目でした。前時に学んだ「へん」と「つくり」に加え、「かんむり」「あし」「にょう」「たれ」「かまえ」について学習しました。デジタル教科書を使って、本時の学習内容をつかんでいきます。

 担任の先生は先の展開を見通した板書をしながら、子どもたちにもノートの書き方について以下のような感じで指示を出されていました。

「まず、"かんむり”と書きます。次に、"くさかんむり”と書きます。次は2行空けて"たけかんむり”と書きます。2行空けると言ってみましょう。(子どもたちが「2行空ける」と復唱しノートを書く。)そうです。では2行空けて書きます・・・・(以下省略)」

【調べ活動に向けて2行空けて書かれたノート】

 この後、4人ずつのグループを作って、各部首について漢字を調べていきました。

 一人で調べることもありますが、一人で調べていると途中で力尽きてしまう子どももいます。しかし、今回は4人グループであること、調べる方法として使う資料(教科書、漢字スキル、国語辞典等)も明示されていたので、グループで連携して話し合い確かめ合いながら調べ活動を進めていきました。

 調べた漢字は板書してよいことになっていたので、黒板の前には調べた漢字を書く子どもたちでいっぱいになりました。

 最後の方で、共通した部分を持つ漢字を用いて、部首についての理解を深める場面がありました。

 授業が終了した後、子どもたちに授業のどの部分が楽しかったかを尋ねると「一番最後に習っていない漢字(閂)について教えてもらったこと」という回答が一番多かったです。嬉しそうにそう話す子どもたちの顔を見ながら、知的好奇心が満たされたんだなぁと感じました。