「けテぶれ」に挑戦!!
「けテぶれ」に挑戦!!④~先生たちも学びます!!~
11月22日(水)の学校訪問の午後の職員研修の様子です。
この日の研修後半で「けテぶれ」の実践報告会を行いました。
各学級の取組状況をまとめた資料や実物を使って、情報交換がなされていました。
取り組み始めて3か月程ですが、各学級での成果や課題が出されていました。
私たちはこれまで、正しく身に付けさせるために、教師が宿題プリントを採点し、間違いを伝え、やり直しをさせていました。しかし、学習者である子どもたちにとって、いつしか宿題プリントは「やればよい作業的なもの」になり、「正しく身に付けたい」という強い気持ちでプリントをしたり、指摘された部分をやり直したりしているとは限らないため、期待するほどの効果はなかなか得られませんでした。
「間違いは成長のタネ」です。
自分の間違いを自分で見つけ、改善したり克服したりすることができれば、自分で自分を成長させることができるのです。そのためにも、「正しく採点できる目」が必要です。
「正しく採点できる目」を育てるには、自分で自分の間違いを見つける経験が欠かせません。だからこそ、採点は、毎日、他の人でなく、自分で厳しく行うことが大事なのです。先生方は、子どもたちにその大事な力を身に付けさせたいと思い、あの手この手で「正しく採点できる目」を育てようと努力されているのです。
採点(丸つけ)は、自分の成長のためのお宝発掘作業なのです。
一人一人の子どもの課題は様々です。だからこそ、一人一人の子どもが自分のつまずきに気づき、自分にとって必要な学びを見つけ、どうすればそのつまずきを克服できるかを探り、自分にあった解決法(克服法)を身に付け、活用できるようになることはとても大事なことだと私たちは考えています。
研修会場の特別活動室には、終始、話し合う先生方の声が響いていました。互いの成果を共有するにとどまらず、共通する課題をどう解決するか、それぞれが考えを述べ、傾聴し合い、熱心に協議を行っていました。先生方の熱意や本気度が伝わってきました。
「正解のない時代」、「正解を自分で見つけ出す時代」を生きることになる子どもたちに、私たち教師ができることは何かを考え、自立した学習者を育てるために、これからもこの取組を進めていきたいと思います。
これまでの「けテぶれ」に係る参考記事です。↓