ここでは地産地消や季節のメニューなど話題のメニューを紹介します

1月19日の給食


今日の献立は、コッペパン、牛乳、クリームシチュー、れんこんサラダでした。
今日は、食事をするときの道具である「スプーン」の話です。
日本では、スプーンのことを「匙(さじ)」といいます。汁物などは、お椀に直接口をあて、すすれるように器が工夫されたことで、匙は日常の食事に登場してきませんでした。和食で匙が使われるのは、茶碗蒸し、お粥くらいですね。匙を使った言葉で、「匙をなげる」と言いますが、物事がどうにもしようがない場合に使う言葉です。これは、食事の時に使う匙ではなく、お医者様が薬を調合するときに使う匙のことを表しているそうです。昔、お医者様が、治る見込みのない重症の患者に、もう尽くす手は尽くした、薬も諦めるしかないという状況を示した言葉だそうです。
このように匙と言っても、食事用と薬用で目的によって分けられますが、実は食事用の匙も使う目的によって大きさや長さなど使い分けします。日本では弥生時代には木からできた匙があったようです。当時も箸では食べるのが難しいお粥などに匙が使われていたのでしょうね。今日の献立にあったようなシチューなどの洋食も、この匙があることで上手に食べることができますね。
今日もごちそうさまでした。