ここでは地産地消や季節のメニューなど話題のメニューを紹介します

2月6日の給食


今日の献立は、麦ごはん、牛乳、豚キムチ、中華和えでした。
焼き肉屋さんに行くと必ずある「キムチ」。キムチは、韓国の人が大好きな食べ物です。キムチというと、白菜を使ったものが代表的ですが、キュウリや大根などいろいろな野菜でも作ります。韓国では、厳しい冬の寒さを耐え抜くために必要な、キムチを作る時期があり「キムジャン」とよんで、年中行事の一つとなっています。キムジャンは、季節別に準備することがあり、全てが作り終わるまで1年かかります。春は各家庭がエビや魚など、海産物の塩辛を作ります。夏は天日塩を備え、唐辛子を乾燥させ粉にします。そして、冬に漬け込む作業があります。大きなカメにたくさんの材料を使って作るのでお金もかかるため、「キムジャンボーナス」「キムジャン休暇」というのもあるそうです。家族が集まって作り、それを近所や親戚にお裾分けします。この代々受け継がれてきた「キムジャン」は、自然の食べ物を工夫して利用する食習慣と隣の人との分け合いの心を育み、人と人とのつながりを深めたとして、ユネスコ人類無形遺産として2013年に登録されました。キムチはいろいろな材料が使われているので、おいしいだけではなく、体の代謝もよくなります。代謝がよくなるとは、キムチなど辛いものを食べると体が熱くなり、汗が出ることです。寒いこの時期にぴったりのメニューでしたね。今日もごちそうさまでした。