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「第1回親子であいさつ登校」のご協力ありがとうございました。

 7月3日(月)~7月7日(金)は、「令和5年度 第1回親子であいさつ登校」でした。

 この活動の目的は、「保護者があいさつをする姿を児童に見せることで、児童の率先あいさつのきっかけにするとともに、地域全体の人間関係を豊かにする。」「保護者が児童とともに通学路を歩いて、安全状況の再確認をする。」でした。そして、朝の各ご家庭の状況は、それぞれ違うので、「①自宅付近をお子さんとともに歩いて、あいさつをする。」「②途中までお子さんと歩いて、あいさつをしたり、通学路の安全状況を確認したりする。」「③学校までお子さんと歩いて、あいさつをしたり、通学路の安全状況を確認したりする。」を参考にしていただいて、可能な形で実施しました。

 はじめのうちは、保護者の方が、自転車や徒歩で通り過ぎる高校生や大人そして、子ども見守り隊の方々にあいさつを行い、その後にお子さんが恥ずかしそうにあいさつをしていました。しかし、しばらくすると、保護者の方よりもお子さんの方が先にあいさつをするようになっていました。とても微笑ましい場面でした。

 今回の保護者の方々の背中を見て、きっとお子さんは、素敵な人間関係を築けていけると思います。

 あいさつの最大の効用、それは、相手の存在を認めていることを強力に表せることです。「私は、あなたがそこにいることを知っているよ!」「気がついているよ!」「いつも気にしているよ!」を手軽に伝えられるのです。心に一番ダメージを受けるのは無視されることで、子育てで一番弊害をもたらすものはネグレクトだと言われています。人間は、他人との関係において自分の存在を肯定されることで自我を確立させる生き物です。ですから、あいさつをされたら嬉しいし、反対にあいさつをされないと、存在を否定された気がして不安で悲しくなるのです。

 誰だって自分の存在を認めてほしいものです。だから、自分からも積極的にあいさつをして、相手の存在も認めてあげなくてはいけないと思います。

 今回のように、保護者の方から笑顔で子どもたちにたくさんあいさつをして、子どもたちの存在をしっかり認めてあげてください。「私は、あなたがそこにいることを知っているよ。」「気がついているよ。」「いつも気にかけているよ。」と。

 保護者からたくさんの存在承認が伝わったときに、子どもたちは、自分からあいさつをしたくなると思います。それが今回の「第1回親子であいさつ登校」の目的の1つです。

 保護者の皆様及び子ども見守り隊の皆様、朝のお忙しい中、ご協力いただきましてありがとうございました。第2回は2学期に実施予定です。その際も、どうぞよろしくお願いいたします。