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ようこそ先輩~アニメの歴史~

 7月16日(火)は、第6学年の門川タイム(総合的な学習の時間)に、宮崎マルチメディア専門学校の三橋幸四郎副校長先生をお招きし、子どもたちが大好きな「アニメ」の歴史についてお話をしていただきました。児童へのキャリア教育の一貫でした。

 子どもたちが大好きなアニメですが、アニメの始まりは、5200年前のイランだと教えてくださいました。その時代の食器の縁にある絵柄を切り取り、4コマ漫画のようにつないでみると、「鹿がえさをとるような動き」が表現されていたそうです。その時代から始まったアニメですが、いろいろな工夫によって、アニメが進化し、発明王であるエジソンもかかわって、絵が動く仕組みを進化させたということでした。

 今のアニメの作成スタイルになった日本での最初は、「なまくら刀 塙凹内名刀の巻」(なまくらとう はなわへこないめいとうのまき)というお話で、お侍さんが登場する白黒で表現されたアニメだったそうです。

 世界では、ディズニーの「白雪姫」からカラーでのアニメが始まり、1秒間に24枚の原画が必要だったそうです。その後、改善され1秒間に8枚の原画で表現するスタイルが今でも使われているということでした。原画作成は、色づけも難しい作業で、色そのものを管理する仕事の人もいたそうです。今では、コンピュータを使い、いろいろな世代の方にも観てもらえる工夫がされているということでした。昔人気だったアニメも,今の技術を使って、再現され人気を高めているそうです。

 最後には、実際に使っていらっしゃる下絵用の高価な紙をいただいたり、アニメの仕組を作った用具を見せていただいたり、手を使って実物の人形を動かすとそれに連動してテレビ画面に映ったキャラクターが動き出す体験をさせていただいたりして、アニメ制作に関わるいろいろな仕事を知る機会になりました。

 アニメが大好きな子どもたちです。その歴史や制作過程の一部を知ることができ、今後のアニメの見方や将来の職業選択の視野が広がったと思います。三橋様、お忙しい中、本当にありがとうございました。