令和6年度 第4回家庭教育学級
10月30日(水)は、宮崎県教育庁北部教育事務所「みやざき家庭教育サポートプログラム」からトレーナー様1名をお迎えして、「子どもの悩みを聞いてみよう」というプログラムを実施しました。
かえるさんチームとわんわんさんチームの2班に分かれて行いました。
1 アイスブレイキング
参加者の緊張をほぐし、グループ内での円滑な話合いに臨むために、指遊びをみんなで行いました。そして、今回のプログラムを行うにあたって次の3つの約束を確認しました。
① 一人一人が主役です。
② お互いの意見を尊重しましょう。
③ ここだけの話にします。(ここで話し合ったことや、知り得た個人情報等は口外しません。)
2 付箋に、我が子の悩みを記入
① 実際に我が子が悩んでいることや、自分が子どもの頃悩んでいたこと、一般的な子ども悩みなどを
1枚の付箋に1つずつ記入しました。
② 付箋に書いたものを、身体のこと、学力のこと、友人関係のこと、親子関係のこと、学校関係のこ
と等のカテゴリーに分けました。すると、自然と班内で我が子の具体的な悩みを打ち明けたり、聞い
てあげたり等の活動ができていて、とても良い雰囲気になりました。緊張が最初よりほぐれており、
笑顔が見られたり、笑い声が聞かれたりもしました。
3 子どもの悩みに対するより良い言葉かけ
① カテゴリーに分けたものの中から、具体的により良い言葉かけについて考えました。かえるさんチ
ームが「部活動の監督が怖くて、部活動をやめたい」、わんわんさんチームが「学校が最近楽しくな
い。」でした。どんな言葉かけが良いのか、班のメンバーでいろいろと意見を出し合いました。
② かえるさんチームとわんわんさんチームそれぞれが、班で出し合った意見をもとに、みんなの前で
ロールプレイング(役割演技)を行いました。その後、このロールプレイングを見た感想と、これま
での我が子への対応について振り返りました。
4 これまでの活動のまとめ
今回の活動を振り返ったり、トレーナーの体験談を伺ったり、格言(金言)をいただいたりしました。
① いきなり保護者が答えを言ったり、逆に突き放したりせずに、我が子の悩みに寄り添いながら答え
を一緒に探したり、「どうやって乗り越えようか」と策を一緒に考えたりする。
② 保護者の心構えとして、「”子どもの力”を信じる」「”子どもから逃げず”に向き合う合う」「子ども
にとっての”社会の窓”になる」「”笑っている親”でいる」の4つがある。
③ 褒めことばの『さしすせそ』は、「さすがだね!」「しっかりしているね!」「すごいね!(素敵だ
ね!素晴らしいね!)」「せいいっぱいやったね!」「そうだね!」である。
④ 児童の気付きを促す5つの〈そう〉は、「そうかなあ?(疑問)」「そうかあ!(理解)」「そうな
んだ!(納得)」「そうそう!(共鳴)」「そうだね!(感嘆)」である。
⑤ 子育て4訓とは、「A:乳児はしっかり肌を離すな!」「B:幼児は肌を離して手を離すな!」「C:
少年は手を離して目を離すな!」「D:青年は目を離して心を離すな!」だそうです。
⑥ 上手な悩みの聞き方は、次の12項目がある。
・ 子どもの話を否定しない。褒めてあげる。
・ 秘密は、絶対に守る。
・ 「子どもの鏡」になって聞く。
・ 「沈黙」という時間を大切にする。
・ 元気をあたえる声かけ。
・ 「~しなさい。」は、失敗のもと。
・ いきなりアドバイスはしない。
・ しっかりと相づちを打つ。
・ とにかく、子どもにしゃべらせる。
・ 「そのとき、どんな気持ちだった?」と感情を聞く。
・ 「オウム返し」で、心に寄り添う。
・ 「どうしたい?」で解決策が見えてくる。
トレーナー様、家でゆっくりされたいであろう19:00~20:00の時間帯に、門川小学校の家庭教育学級生の家庭教育力を高めるために延岡市からわざわざお越しくださりありがとうございました。大変勉強になりました。
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