日誌

2019年9月の記事一覧

美郷町小学校合同学習会(4年生)

 美郷町の小学校合同学習会が10日(火)に田代小学校でありました。いつも11名で活動している4年生ですが、今日は、田代小学校、美郷南学園の4年生も合わせて33名での活動です。
 はじめの会では、やや緊張気味に学校紹介をしていましたが、2校時の体育が始まると、そこはさすが子ども、すぐに体も心も温まり、歓声をあげながら仲良く活動に取り組んでいました。この後も、3校時に社会、4校時に国語とともに活動し、交流を深めました。
 友だちの考え方や感じ方に触れたり、また自分の考え方や感じ方を発信したりすることは、「そういうやり方もあるのか」「こういうふうに考えるところは自分といっしょだ」「それもいいけど、こうやったほうがもっとよくないか」と自分のものの考え方や見方を確認したり、修正・更新したりすることにつながります。その意味でも、3校の児童が集まり、いろんな個性とふれあい、ともに学習することは意義があると思います。
 小規模校のよさを生かしながら、「主体的・対話的で深い学び」につながる学習活動を工夫していきたいと思います。

0

先輩からのメッセージ

 先日、「ようこそ先輩」と題して、卒業生の話を聞く機会を設けました。参加したのは、7~9年生、今回招いたのは、現在美郷町を離れ自分の夢に向かって努力している宮崎南高2年の海野紗香さんと神戸女子短期大学2年の柄桃香さんです。
 二人は自身の在学中の様子や今の自分の生き方・考え方、これからの夢を語ってくれましたが、二人の話を聞く中で、ある共通点に気が付きました。高校のオープンスクールへの積極的な参加、部活のマネージャへの挑戦や生徒会への立候補等の経験を話す中で
「自分から新たな(未知の)環境にかかわりをもつ」
「そこで出会った人々と積極的にコミュニケーションを図る」
ということを大切にしてきたということでした。
 以前「AI(人工知能)が人間の職業の多くに進出し、10年~20年後、約47%の人の仕事がなくなる」という論文が大きな話題になりました。それでも必ず残る仕事はある。その一つが「人と接する仕事」だそうです。その理由として「この仕事には、人が見せる表情やその場の雰囲気など読み取りながらコミュニケーションを図る力が求められるが、この力だけはさすがにAIでも無理だ。」ということのようです。
 未来について考えたとき、この二人の卒業生が語ってくれたことは、かつて経験したことのない社会が訪れる中で自分らしく生き抜くために必要なとても有難いメッセージだったのではないかと思いました。

0