日誌

2017年8月の記事一覧

ようこそ先輩

 夏季休業中の登校日(8月21日)に、卒業生に大いに語っていただく「ようこそ先輩」を実施しました。これは、キャリア教育の一環として昨年度から行っています。在学時や卒業後のことを話していただくことをとおして、働くことや学びの意義、小学生・中学生のうちに考えてほしいことなどを先輩から後輩に送るメッセージにしていただいています。
 今年度は、日髙涼菜さん(延岡星雲高校2年)、甲斐雄大さん・甲斐龍一さん(県建設技術センター)、日髙伸吾さん(社会人 農業)の4名においでいただきました。

日髙涼菜さん
 日髙涼菜さんは、中学時代はバレーボール部に所属していましたが、高校で出会った合唱の素晴らしさに惹かれ、合唱部に入部。「合唱をとおして笑顔を届けたい」と語っていました。受験生である9年生に集中力を高めることをアドバイスしました。

甲斐雄大さん(左)   甲斐龍一さん(右)
 同級生のお二人は、この3月に高校を卒業して建設に関する知識と技術を学ぶために県の建設技術センターに入りました。高校時代、野球(雄大さん)とサッカー(龍一さん)に打ち込みながら、「気持ちで負けないこと」や「無駄な努力はないこと」を学んだエピソードを伝えていただきました。「将来、北郷に戻り地域のために働き、地域を活性化したい」という熱い思いを聞くことができました。

日髙伸吾さん
 最後は、本学園の保護者でもある日髙伸吾さんに、農業をとおしてお話しいただきました。現在、あいがも農法やオーガニック栽培など先進的な農業経営をされていますが、それでも自分の体調も含め将来に対する不安があること、その解消のためにもSAPなどを通じて幅広い年代の人との交流を大切にしていることを話していただきました。「オリジナルの宇納間米を作りたい!」というお話が印象的でした。子どもたちには、「今自分に与えられている立場をよく考え、課せられている努力を惜しまず続けてほしい」とエールを送っていただきました。

 ご多用な中、おいでいただいた「先輩」の皆様、本当にありがとうございました。これからも学園生を見守ってくだされば幸いです。