日誌

2025年10月の記事一覧

10月30日 フドノドミノ

 最近、不土野小の子どもたちはドミノ遊びに夢中です。昼休みなどを使って、小さなドミノを並べる活動に熱中しています。 

 ただの遊びに見えるドミノですが、実は様々な教育的効果をもっているようです。子どもたちが夢中になる裏側には、以下のような理由がありそうです。

集中力・忍耐力の向上

 ドミノを倒れないように並べ続けるには、高い集中力が必要です。少しの振動で崩れてしまうため、子どもたちは息をひそめ、丁寧に作業を続けます。この「崩れたら最初から」という経験が、忍耐力や粘り強さを育みます。

空間認識力・計画性の育成

 ドミノを長く、複雑に並べるには、「どこを通せばすべて倒れるか」「このカーブは成功するか」といった空間認識力と計画性が求められます。ゴールを見据えて、試行錯誤しながらコースを設計する力が養われます。

達成感と協調性

 時間をかけて並べたドミノが一斉に倒れる瞬間は、大きな達成感を与えてくれます。また、大人数で協力して大きな作品を作ることで、役割分担や問題解決など、協調性とコミュニケーション能力も自然と身につきます。

 子どもたちは、このドミノを11月5日(水)のふれあい参観日で、地域のご高齢の皆様方と一緒に活動できるのではと考えています。

 世代を超えてドミノを並べ、完成した時の感動を共有する時間は、きっと素晴らしい交流の場になることでしょう。みんなの協力で、長く、美しいドミノの波の完成が楽しみです。

10月29日 栽培活動(芋ほり)

 5月にみんなで植えたサツマイモの苗が、立派に育ち、先日、いよいよサツマイモ掘りをしました。 

 畑に集まった子どもたちと職員で、協力して土を掘り進めました。土の中から、ずしりと重いサツマイモの姿が見え始めると、「あった!」「大きい!」と歓声が上がります。まるで畑に埋められた宝探しのようで、みんな夢中になって楽しく活動できました。

  写真を見て分かるように、今年もたくさんのサツマイモが収穫できました!昨年と比べて収穫できた数は少なめでしたが、一つひとつが大ぶりでずっしりとした立派なサツマイモばかり。

 秋の豊かな恵みを実感することができました。

 収穫の後の楽しみもたくさんあります。掘りたてのサツマイモは、しばらく寝かせることで甘みが増し、さらにおいしくなるそうです。

 12月には、不土野小名物の「イチョウアート」の活動に合わせ、収穫したサツマイモで焼き芋にする予定です。

 また、サツマイモを使ったスイーツ作りの調理実習も計画しています。

 子どもたちの手で収穫した、愛情たっぷりのサツマイモが、どんな美味しい変身を遂げるのか、今から楽しみです。

10月21日 鑑賞教室

 音楽鑑賞教室が開催されました。今年は、素晴らしい演奏を届けてくださるリベラハープアンサンブルの皆さんが、4人の子どもたちのために来校してくださいました。 

 子どもたちは、普段なかなか間近で見ることのない楽器の数々に興味津々でした。

 特に、グランドハープのその大きさと、そこから奏でられる透き通るような美しい音色には、みんなが息をのんで聴き入っていました。また、フルートの音域の広さや、パーカッションが奏でる様々な音色の変化にも魅了されっぱなしの1時間となりました。

 演奏では、子どもたちがよく知っているディズニーメドレーや、人気の卒業ソングである「にじ」の合唱など、親しみやすいプログラムが組まれました。美しい演奏に合わせて、子どもたちも自然と体を揺らし、歌声を響かせていました。

 そして、鑑賞教室の最後には、アンサンブルの皆さんが不土野小学校の校歌を演奏してくださいました。

 美しいハープの伴奏に合わせて、子どもたちと先生方全員で校歌を歌い、心温まる感動的なフィナーレとなりました。

 本物の音楽にふれる、大変貴重で豊かな時間を過ごすことができました。リベラハープアンサンブルの皆様、素晴らしい演奏をありがとうございました。

10月21日 プラバン製作

 11月5日のふれあい参観日に向けて、子どもたちが、地域の方々にお渡しするプラバン製作に取り組み始めました。 

 プラバン製作は、初めて体験する児童も多いようで、興味津々で説明を聞いていました。

 今回のプラバンは、ただ自分の好きな絵やキャラクターを描くだけではありません。子どもたちには、「もらった人が喜んでくれる姿をイメージしながら」作品を作るという大切な目標が伝えられました。

  「どんな色が好きかな?」「どんなデザインなら喜んでもらえるかな?」と、相手のことを想像し、心を込めて製作に取り組むことで、作品に温かい気持ちが宿ります。

 熱を加えると小さく、硬くなるプラバンは、不思議な変化を楽しむことができるのも魅力の一つです。子どもたちが心を込めて作った世界に一つだけのプラバンが、参観日に地域の方々の手元に渡り、笑顔の花が咲くのが今から楽しみです。

10月16日 非行防止教室

 先日、4校時目に非行防止教室を実施しました。

 今回は、日向警察署から3名の警察官が来校し、子どもたちに授業をしてくださいました。

 子どもたちが安全に学校生活や日常生活を送る上で大切なルールや、現代社会における危険性について、分かりやすく指導していただきました。

 授業の主な内容は、SNSなどの適切な使い方と個人情報の取扱いについてです。

 インターネットやスマートフォンの普及により、子どもたちがSNSなどのツールを使う機会が増えていますが、その裏側に潜む危険性について具体的に教えていただきました。

 特に、一度インターネット上に公開した情報は消えないことや、安易に個人情報を教えないことの重要性について、事例を交えながら指導していただき、子どもたちは真剣な表情で耳を傾けていました。

 この非行防止教室をとおして、子どもたちは、自分たちの身の回りの危険について具体的に考えることができ、安全な行動を選択する力を高めることができました。ご家庭でも、この機会にSNSやインターネットの利用ルールについて、ぜひ話し合ってみてください。

10月17日 外国語・外国語活動の時間に

 学年に合わせた外国語学習に楽しく取り組んでいます。

 3年生の外国語活動では、ブロックを使った活動が行われました。

 子どもたちは、ブロックを組み合わせてアルファベットの形を作っていきました。ローマ字の学習はしていますが、やはりブロックで大文字と小文字を判別し、正確な形を作り分けるのは、至難の業のようです。

 「こっちの形かな?」「先生、これで合ってる?」とALTの先生に相談しながら、粘り強く挑戦していました。

 触って、見て、形を覚えるアナログな活動は、子どもたちにとって文字を深く理解する上で大切な時間となりました。

 5年生の外国語の授業では、タブレットPCを使いこなした学習が行われています。子どもたちは、自分の好きなことやできることなどを英語のフレーズにまとめ、自己紹介の資料をタブレットで見せながら発表しました。

 写真などを効果的に使った資料は、聞く側にも内容が伝わりやすく、デジタルツールを活用した効果的なプレゼンテーション能力も育まれています。自分の考えをまとめて、英語で発信する力が高まっています。

 デジタルツールを駆使して表現力を高める5年生と、アナログな活動で文字の基礎を固める3年生。それぞれの学びを通して、外国語への興味・関心をさらに深めています。

10月14日 新しいタブレットPC

 この度、児童用のタブレットPCが新しい機種に入れ替えられました。今まではWindows機を使用していましたが、椎葉村では、今回から新たにChromebookを導入しました。

 OS(基本ソフト)が変わったことで、操作に戸惑うのではないかと思っていましたが、実際に子どもたちに触れさせてみると、子どもたちの順応性の高さには目を見張るものがあり、すぐに新しい操作方法を習得し、スムーズに使いこなしていました。デジタルネイティブと呼ばれる子どもたちのデジタル機器への抵抗のなさは、驚くばかりです。

 ただ、現代の学習においてデジタル機器の活用は不可欠ですが、特に低学年の児童にとって、鉛筆を持って文字を書く、色を塗るなどといったアナログな体験も、認知能力や運動能力を育む上で非常に重要です。

 不土野小学校では、これからもICT機器の利便性を生かしつつも、紙と鉛筆を使う学習や体験学習など、アナログとデジタルのバランスを適切にとりながら、子どもたちの学習効果が最大限に高まるよう、指導を継続してまいります。

10月10日 タグラグビー

 今回は、コートを狭く設定し、2人対2人の少人数での対決形式でゲームを行いました。人数が少ない分、一人ひとりがボールを運び、タグを取りに行くチャンスが増え、緊張感あふれる試合展開となりました。

子どもたちは、タグ(腰に付けた帯)を取られないように走り回り、味方と声を掛け合いながらパスをつなぎます。

 タグを取られた時の悔しさや、見事トライを決めた時の喜びを全身で表現し、タグラグビーの面白さを体いっぱいに感じていました。 

 少人数でのゲームをとおして、子どもたちは、瞬時の状況判断力や、チームメイトと連携するチームワークの大切さを学んでいます。

 この活動をとおして、ルールを守って安全に、そして楽しくスポーツに取り組む態度を身に付けてほしいと思います。

10月 太陽の動きの観察

 3年生は、理科の授業で太陽の動きについて学習を進めています。先日、太陽の動きを調べるために、影の動きの観察に挑戦しました。

 運動場にある朝礼台の上に観測用の棒を立て、1時間ごとに影が動く向きや長さを丁寧に記録していきました。太陽の位置が刻々と変わるため、時間に合わせて移動する影を記録していく作業に、子どもたちは真剣な表情で取り組んでいました。

 観察の結果、事前に立てていた「太陽は東から出て、南の空を通り、西へ動く」という予想を裏付けるような、見事な影の動きの記録を残すことができました。

 自分たちの予想と実験結果が一致したことに、大きな発見と喜びを感じ、満足そうな様子でした。

 この観察をとおして、太陽の動きと影の関係を実感として理解することができました。これからも、身の回りにある自然の不思議に目を向け、探求する心を大切にしていってほしいと思います。 

10月10日 目の愛護デーに

10月10日の「目の愛護デー」に合わせ、養護教諭が子どもたちに目の健康についての授業を行いました。

 授業では、目を守るための様々な体の機能について紹介がありました。例えば、まつげはゴミが入るのを防ぎ、まぶたは乾燥や強い光から目を守っています。また、まゆ毛は、おでこの汗が目に入るのを防ぐ大切な役割を果たしていることなどを学びました。子どもたちは、普段意識していなかった目の周りのパーツの働きに驚いていたようです。 

 視力を維持するためには、日々の生活の中で姿勢よく過ごすことが大切であるという指導がありました。本やノートに顔を近づけすぎない、机と体の距離を適切に保つなど、具体的な方法を確認しました。

 この学習を通して、子どもたちは、日頃使っているタブレットやゲームをする際にも、「目を大切にするために気を付けよう」と、自分自身の生活習慣を振り返り、改善策を考えている様子でした。

10月9日 おもちゃづくり

 11月のふれあい参観日に向けて、1・2年生が楽しい「おもちゃづくり」に取りかかりました。

 教室には、たくさんのペットボトルが並べられ、子どもたちは、熱心にそれらの材料を組み合わせています。

 このおもちゃは、参観日に来てくださる保護者の皆様や地域の方々と一緒に遊ぶための大切な準備です。子どもたちは、どうしたらみんなが笑顔で楽しめるか、工夫しながら取り組んでいます。

 どんな楽しい遊びができるおもちゃが誕生するのか、今から完成がとても楽しみです。参観日には、ぜひ子どもたちが作ったおもちゃで一緒に遊んでみてください。

10月6日 不土野の秋

 朝晩の冷え込みが感じられるようになり、不土野にも本格的な秋が訪れました。この季節、不土野の山々がもたらしてくれる豊かな恵みといえば、やはり栗です。

 不土野の自然の中で育つ栗は、大粒で甘みが強く、まさに秋の味覚の代表格です。イガに包まれた栗の実が地面に落ちる様子は、秋の訪れを感じさせてくれる風物詩となっています。

 この時期、ご家庭や地域でも、栗拾いを楽しんだり、栗ご飯や渋皮煮などにして秋の味覚を堪能されているのではないでしょうか。栗のほくほくとした食感と優しい甘さは、心まで温めてくれますね。

 2枚目の奥に写っているのは、「むべ」ですね。ご存じの方いらっしゃいます?美味しくいただきました。ありがとうございます。

10月1日 全校朝会

 先日、全校朝会が行われました。実りの秋を迎え、校長先生からは、この季節にちなんだお話がありました。

 校長先生からは、「〇〇の秋」というテーマで、この季節を充実させるためのお話がありました。読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋、勉強の秋など、それぞれの秋にちなんで「自分の目標を立てて取り組んでみよう」というメッセージが送られました。 

 運動会で頑張った気持ちを大切に、次はどんなことに挑戦したいか、目標を明確にして、実りの多い秋にしていきましょう。

 生徒指導担当の先生からは、今月の目標である「本や新聞にたくさん親しもう」について、お話がありました。

 本に親しむ:図書室には、面白い本がたくさんあります。読書を通して、知識を増やしたり、想像力を豊かにしたりしましょう。雨の日や寝る前など、静かな時間を見つけて読書に取り組んでみましょう。

 新聞に親しむ:新聞を読むことで、世の中で起こっていることに関心を持つことができます。子ども新聞や、大人の新聞でも興味のある記事だけでも読んでみましょう。

 読書や新聞を通して、様々な情報にふれ、視野を広げる10月にしていきましょう。

9月28日 第36回不土野小・不土野公民館合同大運動会

 前日からの霧雨でグラウンドのコンディションは万全ではありませんでしたが、PTAや地域の皆様のご協力のおかげで、無事に運動会を実施することができました。前日からのご準備、本当にありがとうございました。

 この1ヶ月間の練習の成果を存分に発揮し、子どもたち4人全員が最後まで力強く競技に取り組みました。小さな学校だからこそできる、温かく、そして熱い運動会の様子をご紹介します。

1年生の堂々としたあいさつです!

赤団からのエール

 不土野小学校の徒競走は、お家の方や兄姉と一緒に走るのが伝統です。さらに、練習時のタイムを更新できたかどうかで得点が決まるというルールもあります。子どもたちは、家族の応援を力に変え、目標タイムに向かって全力疾走!見事、タイムを更新できた時の喜びは格別でした。

 様々な競技が詰まった団技「障害物走」では、サイコロの出た目によって、行う障害が変わってきます。何が出るかわからないドキドキ感が、会場を大いに沸かせました。

最後まで白熱したボール入れ
 観覧に来られた地域や保護者の皆様にご協力いただき、傘や帽子を借りたり、お客さんを連れてきたりと、会場全体を巻き込んで盛り上がった「借り物競走」。


 地域の方々にご参加いただいた玉入れでは、お手玉がカゴからあふれだしてしまうという若干のハプニングもありつつ、終始和やかな雰囲気の中で楽しい時間となりました。

 4人で表現したダンスは、2027みやざき国スポのテーマソング「ひなたのチカラ」。フラッグを使って、少ない人数で大きく踊りました。

フラッグを使ってポーズ!

 みんなで練習してきた一輪車。1年生も乗れるようになりました。乗れるだけでもすごいのに、手をつないでみんなで進んできます。観ている人の胸を打つ、そんな瞬間です。大きな拍手と歓声が上がりました。

4人で手をつなぎ大きな歓声が上がります

 そして、運動会のクライマックスは、リレーです。4人の児童に加え、中高生や地区の団長・副団長にも参加していただき、バトンをつなぎました。抜きつ抜かれつの大接戦となり、そのたびに会場からは大歓声が上がり、大興奮のレースとなりました。

バトンを持って走る経験させたいですね

地区団長同士の大接戦!

 歓喜の笑顔と、悔しい涙の見られた、思い出に残る運動会になりました。多くの地域の方々にご参加いただき、子どもたちにとって忘れられない素晴らしい一日となりました。ご声援、ご協力いただいた全ての皆様に、改めて感謝申し上げます。

地区の皆さんと一緒に