日誌

心温まる贈り物

現在京都在住で、76年前に恒富小学校の6年生だった女性の方から、卒業生にステキな贈り物が届きました。
その当時戦時中で、その方は小学校の卒業を前に、ご家庭の事情で県外に行かれ、恒富小学校の卒業式に出席できなかったそうです。
その方は、「いつか恒富小学校の卒業式に参加したい」という思いをずっと持ち続けていらっしゃり、今から3年前の「恒富小学校」の卒業式に出席していただきました。
恒富小学校への思いは、その後もずっとお持ちで、コロナ禍の昨年の卒業式の際には、卒業生への贈り物として、一人一人に「革製のしおり」を送ってくださいました。
そして本年度も、コロナ禍で出席が叶わないと、「革製のしおり」を送っていただきました。

【卒業生へのメッセージ】
卒業生のみなさん、お元気で卒業式を迎えることができ、本当におめでとうございます。
卒業生のみなさんには、「夢を叶えていただきたい」「幸福になってもらいたい」「平和であってもらいたい」と、祈る思いで、手作りの革のしおりをプレゼントさせていただいています。
今年は、無地で、卒業年月日のみ打ち込んでいます。筆でもボールペンでもいいです。みなさんの「夢」や「決意」、「感謝のことば」など、何でもいいです。文字を載せると、しおりが生きてきます。どうぞ、ご活用ください。
   <76年前の恒富小学校6年生より(現在京都在住の女性)>

遠い京都の地に、恒富小学校をこれだけ愛してくださる方がいらっしゃるということは、本当に素晴らしいことです。感謝のことばしかありません。本当にありがとうございました。
今年の卒業生も、この方の「熱い思い、強い願い」を感じながら、卒業式に臨んでくれると信じます。