お隣にある聖心ウルスラ聡明中学校、高等学校は一足早く終業式です。荷物も少なく、心なしか身軽に、そして笑顔で登校していたようです。
本校も明日が終業式です。授業はまとめに入っていました。子どもたちの顔も楽しそうにしていました。教育委員会からも夏休みの過ごし方について指導をお願いしますという文書が来ています。先日、書いたたように、淡々と、平常どおりの学校生活を送り、明日を迎えたいと思っています。平常心です。
そんな中授業が盛り上がっていた学級がありました。地図の拡大写真をみて何県かを探す問題です(社会科)子どもたちからは、いろいろな意見がありましたが、そのどれもが、そう言われれば似ている点を見ていると思わせる意見ばかりでした。「そうか、これが知識であり、これがたくさんある児童は、早く正解に近づけるのだ」と。結局、知識=データ。データがたくさんあることが分かる速さに関わると思った次第です。社会でも「ビッグデータを活用して」と言いますがまさにそうだと思った次第です。
でも知識と言っても、ほんの小さなことが大事です。問題の答えは、桜島をわざと見えなくした「大隅半島と薩摩半島」で「鹿児島県」です。子どもたちは、千葉県(房総半島) 愛知県(知多半島) 青森県(津軽半島、下北半島)などを言っているのです。認識は「とがっている」とか「向かい合っている」というものでした。その、「自分なりの感覚」が学習のセンスで、その積み重ねが「知識」になるのだと思った場面でした。長くなりました。夏休みに多くの体験や経験をして「自分なりの感覚」を磨いて欲しいと思います。ファッションセンスとか言いますよね。自分なりの感覚とはそういうものと思っていただいても良いかと思います。