三川内神楽
 三川内地区は大きく五つの地区があり、それぞれの地区で神楽があります。11月に日をずらして実施されます。また、1月には尾髙智神社で、3月末は「さくらまつり」でも披露します。小学生、中学生及び教職員も舞手として参加します。ぜひ、11月(土日はどこかで実施)は見に来てください。
『北浦町史~通史編~』
 「三川内地区には、「岩戸」の演目を重要とした岩戸目標系の神楽が伝承され、霜月に奉納されています。神楽は神社の拝殿で舞われ、拝殿の前庭には神を観請した御棚をしつらえ、また、面舞以外は二人舞であり、畳二畳の広さの舞座で舞われている。神楽の起源は、遅くとも江戸時代後半には舞われており、明治期から今と同じ演目であったと思われる。」
 
 *児童生徒・教職員・地域の方の神楽の説明&ビデオファイル・・クリックしてください。
 
『壱神楽』・・神楽の出立ちの舞、神迎えの舞である。はじめ二人が柴と鈴を持ち舞う。途中神楽が中断し、柴で神水を撒き舞座を浄める。
『地割』・・『地割』は、剣神楽ともいわれ、地を鎮める舞である。地割には出立ち・抜き手・入れ刀・スタカタの四つの舞がある。
『繰り降ろし』・神主役が日輪にクリ(紐)を授け、二人の神楽が始まる。日月の二人は右手に鈴、左手にクリを一本持ち、クリをたぐり、また、のばすなどの動きをしながら舞う。途中、日・月それぞれひとり舞となる。
花舞・・初めは採物を持たないで静かに舞う。舞衣を脱ぎ、それをまるめて両手に持ち舞う。
山守・・初めは帯を持ち舞い、途中からタスキにする。舞子が変わり、両手に矢を一本ずつもち、交差させたりして舞う。


棒踊り

 歌糸地区に伝承している。打ち合うときのかけ声と採り物の棒から「エイヤ棒」とも呼ぶ。宿元から御旅所の大歳神社へ、また、菅原神社へ帰るとき、太鼓を打ち、踊る。明治、中期頃から始まる。