日誌

「木育」に取り組みました。

 2校時、6年生は、「木育」に取り組みました。木育とは、「子どもの頃から木を身近に使っていくことを通じて、人と、森や木との関わりを主体的に考えられる豊かな心を育てる」教育です。今日は、その一環として西臼杵支庁林務課から講師をお招きし、「森のかけらのお守りづくり」を行いました。2月末には、4年生も同じ活動に取り組んでいます。

お守りは、6年生が生まれた12年前に植えられた間伐材を利用します。はじめに、2cmほどに輪切りにされた木をグループの人数6人で分ける作業から始まりました。外側から木の中心に向けてのみを当て、ハンマーでたたくと、チーズのような扇形に割れました。一人一人、扇形の開き具合が違うところが「自分だけのお守り!」という感じでよかったです。

 ひもを通す穴をドリルで開けてもらった後、表面をひたすらサンドペーパーで磨きます。磨く際には、将来の夢や希望、思いなどを込めながら磨いていきます。粗めのペーパーである程度滑らかにし、目の細かいペーパーで仕上げていきました。30~40分で磨き終わり、最後にひもとビーズを通して、自分だけの「森のかけらのお守り」ができ上がりました。

 完成後、グループのみんなのお守りをもう一度集めると、もとの一つの木に戻りました。「個性の違う一人一人が集まって、一つの仲間、学級となる」。卒業を前に、改めて仲間の大切さや絆を感じさせる、よい思い出づくりにもなりました。
   
☆ 今日使った木材は、みんなの手によって「お守り」となり、新たな命が吹き込まれました。いつまでも大切にしてくださ
 いね!
☆ 6年間同じ教室で過ごした仲間たち。中学校ではクラスが分かれますが、自分だけの「森のかけらのお守り」は、みんな
 と一つにつながることを忘れずにいてほしいです。