校長室から

心肺蘇生法研修の実施。

今日、西臼杵広域消防本部から2名の講師を迎え、職員研修として「心肺蘇生法」の訓練を受けました。例年、プール学習が始まる前に行っています。

はじめに、救命処置の必要性や、傷病者の命を救い社会復帰に導くために必要となる「救命の連鎖」と現場に居合わせた者の重要な役割などについて話を聞きました。傷病者の生存率は、救急隊が到着するよりも早い町民の協力によって高まるということです。

その後、傷病者を発見してから、胸骨圧迫、人工呼吸、AEDの使用までの一連の流れを確認していきました。訓練用の人形やAEDを使って練習しましたが、胸骨圧迫する強さや速さ、人工呼吸における気道確保や息の吹き込みは、なかなか難しいものでした。

最後に、アナファラキシー・ショックを防ぐ補助治療剤エピペンの使い方も教えていただきました。

年に1度しか実施しない訓練ですが、毎年行うことが大切で、救命処置の仕方を体が少しずつ覚え、いざと言う時には処置が行えるものだと信じています。しかし、一番は、「絶対に子どもたちの命に関わるような事故を起こさない。」そう改めて誓いを固める機会にもなっています。

  消防本部の講師の皆様、講習ありがとうございました。
 
☆ プールに限らず、学習や活動の中では、いつ、どのような事態が発生するか分かりません。また、学校外でも家族や一般
 の方々に処置を施さなければならない状況に遭遇する場合も考えられます。率先して、また落ち着いて救命処置ができるよ
 うに、これからも毎年訓練を重ねていきます。