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2025年11月の記事一覧

11月13日(水)

宮崎日日新聞「ことば巡礼」より

「すべてにおいて感謝されなあかんねんわ」(木村晧一)

 木村氏が語るこの言葉は、見返りを求めずに行動することが、結果として人からの心からの信頼と感謝を生み、その感謝の輪が自らの生きる力となることを示唆しています。そこに「下心があったら、できひん」という純粋な思いがあるからこそ、人は感動し、感謝します。

義務教育学校では、9年間を通して、自分の存在や行動が他者や社会に良い影響を与えていると感じる貢献感を育みます。この経験が、周囲の評価に依存しない確かな自己肯定感や、人間関係を円滑にする共感性といった非認知能力の土台となります。感謝の連鎖を生み出す人を目指します。

11月12日(水)

なぞかけ編

「AIとかけまして、

   病院の看護師と解く。

    その心は、いつでも寄り添ってくれます。」

 このなぞかけは、AIの「(デジタルでの)献身的なサポート」という機能と、

 看護師の「(現実での)献身的なケア」という役割を、「寄り添う」という心温まる言葉

 で結びつけています。
いかがでしょうか?

(調理実習の様子)

11月11日(火)

宮崎日日新聞「ことば巡礼」より

 

「努力の方向性だけは見誤らないようにしたい」(宮本慎也)

 新しいことに挑戦する際、無計画な努力は徒労に終わりがちです。この言葉は、努力を始める前に、目標達成に最も効果的な手段と方向性を深く考え、意識的に戦略を立てることの重要性を強く訴えかけています。

 義務教育学校の9年間では、探究活動の計画段階で徹底的な内省と情報収集を促し、挑戦の「軸」を見定める学習を繰り返します。これにより、目標に対して合理的な計画を立てる思考力や、常に立ち止まって方向性を修正するメタ認知能力といった非認知能力を育成します。賢く努力する「自走できる学習者」を目指します。

11月10日(月)

宮崎日日新聞「ことば巡礼」より
「噛むのは食べ物を細かくすることより 唾液を出すことに意味がある。」(巽 一郎)

 この言葉は、「なぜそうするのかという理屈」、すなわち本質的な意味や原理を理解したうえで、手間や時間のかかる「手順をきちんと踏む」ことの重要性を示します。深く噛むという地道な行為は、消化という良い効果をもたらします。

義務教育学校の9年間では、探究活動を通して、原理原則を深く考察する思考力を育てます。目先の効率にとらわれず、地道な努力を続ける粘り強さ(グリット)や、その努力がもたらす長期的な効果を信じる自己肯定感といった非認知能力を育成します。理屈を知り、手順を大切にすることで、確かな力を身につけさせます。

11月9日(日)

整いました。

「ネコとかけまして、

   シャネルの娘と解きます。

    その心は、どちらも、気ままな人生を楽しんでいます。」

 このなぞかけは、「気まま」という共通のイメージで二つの全く異なる対象を結びつけています。

ネコ=自由奔放でマイペースな振る舞い。
シャネルの娘(ここでは、シャネルというブランドや創業者ココ・シャネルのイメージから連想される、優雅で自由な女性)=裕福で制約の少ない、気ままな生活。
 このように、イメージや概念を結びつけるのは連想力を鍛え、地頭を鍛える上で非常に重要となります。
みなさんもいかがでしょうか?

(学園祭~北郷幼稚園園児)