日誌

生徒会からのお知らせ

令和5年度 体育大会実行委員長 体育大会を終えて

7月12日、「結団式」ここから体育大会に向けての本格的な準備が始まりました。今年度は新型コロナウイルスによる制限も緩和され、全校生徒での声出し応援や団技が実施できるようになるなど、コロナ前に近い形で体育大会を実施できたことを嬉しく思います。しかし、午前中のみの開催ということで、残念な気持ちもありましたが、短い時間の中でも全校生徒の思い出に残る、最高の体育大会を作り上げようという気持ちになりました。

 夏休みから演舞や応援の練習を始めたリーダーや生徒会。限られた練習時間の中で、全員が一生懸命練習に取り組み、放課後の時間も使いながら完成させることができました。

 夏休みが明け、本格的に始まった体育大会に向けての練習。今年は団技が実施されるということもあり、短い時間の中ではありましたが、日々練習を重ねました。クラスで作戦を立てたりするなど、全員が一つの目標に向かって頑張っている姿はとても感動的でした。

 そして9月1日から「全体練習」開始。予行練習を合わせるとたった5回しかない全体練習。そんな中でも団長、副団長、リーダーを中心に日に日に団がまとまっていき、全体の意識や行動が変化していく姿はとても輝かしいものでした。第3回の全体練習は感染症拡大防止や熱中症対策のため、全校生徒での練習ができなくなるなど、思うようにいかないときもありましたが、先生方や皆の協力のおかげで何とか作り上げることができました。全体練習を通して、私自身にも変化がありました。最初の全体練習では、不安ばかりで的確な指示が出せず、先生方や団長、副団長に頼ってばかりでしたが、2,3,4,5回と回を重ねるごとに、どのような指示だと伝わりやすいかを考えて指示を出せるようになっていきました。全体練習のあとは毎回反省会を行い、改善点を挙げ、よりよい体育大会にするために話し合いました。

 9月5日には「予行練習」。本番のように競技を進行するなかで、役員や入退場の動きなどの細かい部分まで確認し、それぞれが当日の動きをイメージすることができました。そして、残りの数少ない練習の中で課題を解決していき、いよいよ体育大会本番を迎えました。

 9月9日「体育大会本番」。天候が心配されましたが、無事に気持ちの良い晴天のもとで体育大会を開催することができました。それぞれの競技では、選手一人ひとりが自分の力を十分に発揮し、団技や学級対抗リレーでは、それぞれのクラスの団結力を見せつけ、さらにクラスの絆が深まりました。役員の生徒も自分の役目をしっかりと果たし、体育大会の成功に貢献してくれました。第77回体育大会も成功に収めることができ、皆の思い出に残る最高の体育大会になったのではないでしょうか。

 私はこの体育大会を通して、何か一つのことを作り上げるには誰かの支えがなければいけないということを学びました。自分一人ではこんなに素晴らしい体育大会を作り上げることは不可能だし、ずっと前から私たちの体育大会のために準備をしてくださった先生方や保護者の皆様には本当に感謝しかありません。曖昧でわかりにくい指示でも、団を動かしてくれた団長・副団長、それぞれの学年や学級の中心となり引っ張ってくれたリーダー、自分の役割をしっかりと果たし、体育大会を支えてくれた役員の人たちも本当にありがとうございました。私たちの「今」は、こんな風にたくさんの人に支えられているからあるんだということをこれからも忘れずに、感謝の気持ちをもって生活していきたいと思います。今年の体育大会はたくさんの人々の支えに気づき、私にとって今までで一番記憶に残る体育大会になりました。

令和5年度 体育大会実行委員長 山口真凛