日誌

感動の卒業式

 3月16日(土)、第77回卒業式を行いました。朝の気温は0度まで下がりましたが、雲一つないすっきりとした天気でした。前日準備で、後輩たちの手によって飾り付けられた教室や式場となる体育館は、朝から3年生と保護者を待っているかのようでした。

 保護者と在校生の入場が完了し、19名の来賓も着席。いよいよ卒業生入場です。卒業生の入場を迎えるのは大きな拍手ではなく1、2年生の合唱でした。静まりかえった体育館に響くハーモニーは、あたたかな雰囲気で卒業生を迎えてくれました。

 厳かな雰囲気でオルゴールの音色が流れる中、校長先生から卒業生79名に卒業証書が授与されました。学校長式辞では、「研鑽・剛健・敬愛」のことばが贈られました。都城市立美術館長の湯田裕香子様から教育委員会告辞を拝聴し、PTA会長祝辞では、宮島大介様から「努力の成果は成功ではなく成長」と、あきらめずに努力することの大切さを教えていただきました。

 在校生代表送辞では、城村向日葵さんがこらえきれない気持ちを涙とともに伝えてくれました。卒業生代表答辞では、ピアノによる生伴奏の流れる中、児玉百幸さんが3年間を振り返ってくれました。最後は涙を流しながら、自分たちを叱ってくれた先生方や保護者に向けて感謝の気持ちを伝えてくれました。

 そして、卒業式の歌。3年生の合唱の後、4年ぶりとなる全校合唱が体育館いっぱいに響きました。保護者代表謝辞も含め、2時間に及ぶ卒業式はとっても感動的なものでした。

 卒業式を終えた3年生は、それぞれの学級で最後の学活。3年間の思い出や保護者へ向けた感謝の言葉を語る生徒たちは、義務教育修了を実感し、涙と笑顔に包まれながら保護者とともに巣立っていきました。本当に卒業おめでとう!これからも優しさいっぱいで、立派な社会人に成長してほしいと願っています。

 こうして令和5年度の卒業式も、全校生徒と先生、保護者、来賓の皆様で作り上げられ、すばらしいものとなりました。