日誌

文化発表会を開催しました!

 10月10日(金)、「輝笑転結」のスローガンのもと第79回文化発表会を開催しました。今年は開会式の前に森田大翔さんの太鼓演奏が披露され、会場は一気に文化発表会の雰囲気に仕上がりました。開会式では、校長先生のお話の後に、刀坂こはるさんによる実行委員長のあいさつ、実行副委員長の楠元亜虹さんからは鑑賞マナーなどの諸注意が告げられました。

 プログラムの途中では、花原栞那さんによる展示発表の説明も行われました。また、恒例となっている英語暗唱の発表は、中野くるみさんによる「Christmas Peace」でした。身振り手振りを交えた発表は素晴らしかったです。

 

 

 九州吹奏楽コンクールに宮崎県代表として2年連続で出場した吹奏楽部の演奏では4曲が披露されました。演奏はもちろん素晴らしかったですが、依頼演奏で磨かれたコールアンドレスポンスやダンスなど、会場を盛り上げる工夫が盛り込まれていました。最後にはアンコール演奏も行われました。

 

 

 趣向を凝らした各学年の発表も見応えがありました。1年生は「庄内を守れ!未来探偵団!」というタイトルで、総合的な学習で取り組んだ内容を発表してくれました。庄内の課題を見つけ、それを地域の人たちと協力して解決を図ろうと取り組んできたボランティア活動やポスターづくり、スライド作成などをもとにした劇の発表で、手話通訳にも挑戦しました。劇の発表に続いて、学年合唱「輝くために」も披露されました。指揮は黒木えりいさん、伴奏は田中うららさん。1年生らしい素晴らしい演奏でした。

 

 

 2年生は、「修学旅行!未来を拓く、僕らの地図」というタイトルで、修学旅行を通しての学びを劇で発表してくれました。訪問地の紹介だけでなく、それぞれの施設で働くみなさんの思いや情報発信の工夫などを生かして構成されていました。これから行う職場体験学習に向けて、働く意義や職業選択の視点を笑いやダンスを組み込んで発表してくれました。劇の発表に続いて学年合唱「14~fourteen~」が披露されました。指揮は外山芽依さん、伴奏は佐藤愛菜さんで、響きのあるソプラノとそれに合わせた各パートがマッチした素晴らしい演奏でした。

 

 

 3年生は、学年劇「グッドバイ・マイ…」を発表してくれました。学年全員が、監督、キャスト、大道具・小道具・衣装、照明、音響、文字起こしの役割を分担して作り上げた作品でした。キャストの迫真の演技は夏休みから取り組んできた準備に裏付けされていました。笑いあり、感動ありの素晴らしい仕上がりでした。聴衆に、自分はなぜ生まれ、未来を切り拓くためにどう生きるのかを考えるきっかけを与えてくれました。

 清水篤基さんの指揮と廣村咲名さんの伴奏で披露された学年合唱「あの空へ~青のジャンプ」は、さすが3年生という演奏でした。迫力のある低音と伸びのあるソプラノで素晴らしいものでした。

 

 

 プログラムの最後は、恒例の全校合唱。今年は来場された保護者や地域の方々をぐるっと囲んで「ハナミズキ」が披露されました。指揮は中野くるみさん、伴奏は長瀨一輝さんで、2番は全員が手話にも挑戦しました。しっとりとした曲調に思いのこもった歌詞と手話。来場された方々の中には涙を流しながら聴いてくださる方もいらっしゃいました。会場が感動でいっぱいになった瞬間でした。

 

 

 文化発表会の閉会後、弁当昼食を済ませて展示作品の鑑賞と感想の記入、片付けを行い全日程が終了しました。個性あふれる展示作品からも多くの学びが得られたものと思います。

 あっという間に時間は過ぎ去り、文化発表会は終わりを迎えました。笑顔と笑いと感動で心が豊かになった気がします。聴衆のみなさんの惜しみない拍手で、生徒は達成感も得られたものと思います。また一つ庄内中の生徒は成長しました。