えびの市立飯野中学校

職場擬似体験(えびのお仕事図鑑プロジェクト)!

  新型コロナウイルス感染症の影響を受け、昨年に引き続き、本年度も職場体験学習は中止となりました。
   しかしながら、2年生の先生方の「2年生の学びを何とかしたい!」という強い想いから、県のキャリア教育コーディネーターに校長が依頼し、今回のプロジェクトが形になっていきました。
   幸運なことにかねてからの友人、県のキャリアコーディネーター羽田野さんは「飯野高校」の支援をされている!!!そこで、飯野高校を支援してくださっているコアチームの皆様を中心に「えびの市」で働く方にご協力をいただき、プロジェクトを作り上げていくことができました。

    今回のプロジェクトは、えびので働く方々に2年生がインタビューを行い、記事を作成し、冊子にして地域で配布するというもの。えびの市商工会様にこの冊子作りというお仕事の発注者になっていただき、2年生の生徒たちがその仕事を請け負うという、新しい形の職場体験です。

    当日を迎えるまでに、「有名人リサーチ」という学習に取り組み、インターネット等で自分が調べたい人を徹底的に調べ、グループで発表し、記事にまとめる学習を事前学習として取り組みました。
   
    そして、当日はコーディネーターの羽多野さんより、オリエンテーションでの動機付けを、2時間目は、本業の傍ら地域のことを発信するフリーペーパーを出版されている上水流さんを講師にお招きし、取材の仕方、記事の書き方の講義を行っていただきました。

    4時間目にグループごとのインタビュー準備を行い、午後から、インタビューの本番!なんと、お忙しい中16名の講師の方々に学校にお越しいただき、4人1グループ✖️2回の生徒たちのインタビューにお答えいただきました。その後もフリーで聴きたい方々に自由にお話を聞く交流の時間を設け、様々な方々の仕事や生き方に触れることとしました。

    2日目の25日は、タブレットで撮影した動画を見返しながらインタビューを振り返り、聞いた内容の整理、構成の検討、記事起こし、キャッチコピー作り、そしてロイロノートを使って記事の清書と、紙面の作成に取り組みました。 最後に2日間を振り返って終了。

    今後は、最終チェックをして、7月8日に学年発表会を行い、冊子の原稿提出へと向かいます。最終的な原稿は、協力いただいた講師の方々の確認と、先生方の校正を経て印刷会社へ入稿し、夏休み明けに完成予定です。完成後は、商工会や市役所に納品する予定です。

    途中タブレットの導入がなかなか進まなかったり、事前学習に時間がかかったり、グルーピングに苦悩したりと、焦りもありましたが、2年生の先生方の懇切丁寧なご指導、羽田野さんのきめ細かなコーディネートもあり、出来上がったグループの記事は、中学生とは思えないほどの質の高いものとなっておりました。
    たった2日間で、大きく成長した2年生をこの目で見届けることができました。
   
    今回の様子は、近日中に宮崎日日新聞で、7月18日9;45〜のUMK「のびよ!みやざきっ子」で紹介されます。
    小中高一貫教育に取り組んでいるからこそ、またたくさんの御縁があったからこそ実現できた今回の取組。     冊子の完成をどうぞお楽しみに!
○○オリエンテーションの様子
○○取材の仕方、記事の書き方に関する講義の様子

○インタビューの様子

○原稿起こしの様子

○タブレット;ロイロノートを使って記事入力