えびの市立飯野中学校

2学期始業式

 今日から2学期が始まりました。始業式の初めに4人の生徒が、学年や生徒会を代表して2学期の抱負を述べてくれました。内田くん(1年生)、芥川さん(2年生)、柳原さん(3年生)、生徒会(下原くん:代読)、それぞれが、家庭学習や部活動、文化発表会、受験等の目標を設定しており具体的な手立てまで考えていて立派でした。その中でも生徒会代表の下原くん(本来は前田くんでしたが、本日体調不良により下原くんが代読してくれました。)の発表は、受験を控えながらも後輩を思いやる心を打つ内容でした。紹介します。

「生徒会より、全校生徒に向けて」 生徒会代表 前田

 夏の暑さが去り、少し肌寒い秋の季節がやってきました。私にとっては、いよいよ高校受験が迫ってきているという季節にもなります。

 まず、1学期の自分を振り返ってみると、最上級生になり、色々な場面で手本となる行動を求まられることが多くなりました。特に私は卓球部の部長として活動する中で、4月に初めてできた、たくさんの後輩をまとめあげなくてはいけませんでした。3年生にとって最後の大会に向け、自分のプレーに集中したい気持ちもありましたが、卓球を選んでくれた1年生のために、周囲の人たちの力を借りながら精一杯部活動に取り組みました。先日の秋の中総体ではどの部活動も輝かしい成績を収めました。もちろん、結果だけが一番ではありませんが、少し、自分のやってきたことが報われた気がしました。自分たちが、先輩に教えてもらったことを、後輩に引き継いでいくことの大切さを実感することができました。

 さて、まずは1年生の皆さん、1年生はまだ入学して半年しか経っておらずまだまだ時間があると思っているでしょう。しかし、中学校生活の半年は6分の1です。小学校だと1年間が過ぎたということになります。そう考えると、あっという間に過ぎ去るイメージがつくと思います。残りの6分の5の中学校生活をとおして、多くの思い出、別れ、変化があることでしょう。たくさんの経験を積んでよく学び仲良く成長してください。

 次の2年生の皆さん。中学校生活にも慣れ、いよいよ修学旅行がやってきますね。準備をしている皆さんを見かけると、楽しみにしている様子がよく伝わります。私たち3年生にとっても鮮明に輝く思い出となっている修学旅行。2年生にとっても、そんな思い出になってほしいので、少しアドバイスをしたいと思います。「旅行」といっても、学ぶ場であることを忘れないことです。後悔しないくらし存分に楽しみ、楽しみながら学んでください。充実した顔で帰ってくる皆さんを楽しみに待っています。

 最後に、3年生。とうとう受験に向け、ラストスパートという雰囲気になってきました。残り少ない期間を今まで以上に励んでいかねばなりません。辛く険しい道になるでしょう。ですが、私は、必ず全員で受験という壁を乗り越えられると信じています。なぜなら、今までも学校行事や部活動など、やり遂げてきた3年生だからです。48人で後悔しないように頑張っていきましょう。

 そして、私は残り少ない期間で、今まで以上に充実した学校生活を送っていきたいです。本日、新生徒会役員が認証されます。生徒会役員として、1年間学んだことを後輩たちに伝え、最後の仕事である文化発表会を成功させることで、後輩たちに私たちの背中を見せていきたいです。

 卒業までの半年間、後輩たちにたくさんのことを残していきたいです。これで、終わります。