えびの市立飯野中学校

第75回体育大会 晴天の中、ようやく実施できました!

    秋晴れの中、『第75回飯野中学校体育大会』を9月21日(火)にようやく実施することができました。
    今回の大会は、未だ終息の兆しが見えない新型コロナウイルス感染症の感染拡大がえびの市でも広がる中、厳戒態勢の中で、保護者の皆様方、地域の皆様方の御理解と御協力のもとの開催となり、『奇跡』とも言える開催、実施となりました。

    開催までには幾多の山あり谷ありで、これまでに経験したことのないような大会開催であったと考えます。
    昨年はPTA役員の皆様方を中心に保護者の皆様方が徹底した感染対策をされ、「1日」の開催をされたようですが、「第4波」「第5波」と、昨年度の状況とは全く異なる状況にあり、基礎疾患のある生徒や医療に携わっておられる保護者の皆様方のことを考え、開催は「半日」としました。
    また、最後の最後まで「臨時休校」「一斉下校」などと判断をつきつけられる状況にあり、本当に保護者の皆様方には申し訳ありませんでしたが、生徒の「命」を守り、なんとしても「体育大会」を実施するため、「平日開催」「無観客」という決断を行いました。

   
   実施に至るまでには、時短スケジュールで昼休み・放課後も練習ができない中、声も出せない中、密にできない中、できる範囲の練習・準備を体育科の先生方と実行委員長・生徒会役員・団長・副団長が毎日細かな打ち合わせを行いながら、各学年、各団で実施し、少しずつつ創り上げていっていただきました。




    そして今回の大会に向けて、何よりも生徒全員が、「検温」「消毒」「手洗い」「マスク着用」と、感染症対策に必死に取り組みました。どんなに暑くても、マスクをはずさず、飛沫が飛ばないように拍手だけの応援など、意識がどんどん高まっていき、その取組が本当に素晴らしかったです。



    全ての競技に・団技に、全生徒が必死に取り組み、競い合い、応援し合い、役員が自分の仕事をしっかりやり遂げ、、と、全生徒一人一人が「主役」となる素晴らしい大会となりました。

    夏休み明けに予定していた「PTA親子美化活動」もコロナで中止となり、数名の保護者の皆様方、先生方が休みを利用して草刈り、除草剤散布、整備と本当に見えないところで大変なご準備をいただきました。
   また、当日は晴れの天気予報だったはずが、夜中の2時から3時まで、「雨」。朝の態度決定の後は、早く来られた先生方で「水抜き」「ライン引き」「グラウンド整備」と、汗だくで泥だらけになって準備してくださいました。地域の方々への「無観客」の呼びかけのため、PTA役員の方々が校門に立ってくださいました。
   さらには、厳戒態勢の中の「無観客」でありましたので、「オンライン配信を自前で!」ということで、本校職員で何度もリハをして、初めてのzoom配信をさせていただきました。

    そんな全てが「想定外」のことばかりで、なんとか実施できた「奇跡」の体育大会。
    生徒一人一人が輝いている姿を見て、本当に実施できてよかった!と心から思いました。
    本当に先生方、保護者の皆様方、地域の皆様方、本当にありがとうございました。